2010-05-30

秩父撮影ドライブ

あいにくの天気でしたが,家内と秩父へ撮影に出かけました.
天気は今ひとつでしたが,ガスが湧いて,もしかしてと期待に胸ふくらませ,現地に到着しました.
ですが,やはり今年は外れ年の様です.
ポピーは一斉に咲く感じではなく,まだ蕾も多く残っています.
このため暖かくなって蕾が花開く頃には,咲いている花が萎れてしまう,という悪循環になりそうです.
しかも雨で花がお辞儀をしてしまい,やはりいまいち...

ポピー畑 2010.5.30 秩父撮影ドライブ

気分が盛り上がらないまま,予定していたムクゲ自然公園へ行きますが,生憎の休園で,計画が破綻する予感ありありの状況です.
今回一番良かったところ 2010.5.30 秩父撮影ドライブ

仕方なく,最後の砦,秩父ミューズパークの花の回廊へ向かいました.
悪いことは重なるもので,フリーマーケットが開催されていて,花の回廊前の駐車場に入れず,向かい側の駐車場に回されました.
300円だと思っていた入園料は200円に下がっていて,ますます今ひとつではないか,と感じてしまいました.
悪い予想は当たるもので,ここも咲き具合が今ひとつでテンションが上がりません.
花の回廊 2010.5.30 秩父撮影ドライブ
これなら,昭和記念公園の方がマシだったかもしれません.

2010-05-29

写真展「二人の丘」

富士フォトギャラリー調布で,写団薬師・調布の写真展「ときのながれ」を観ていたら,調布市文化会館たづくりで,前田真三氏,前田晃氏の写真展「二人の丘」が開催されていることを知り,帰り道に寄ってみました.

調布市内は,京王線を横切るのに5分かかり,3分のところが10分かかりと,とても住みたい街とは感じられない都市計画でした.
それはさておき,写真展は,とても素晴らしいものでした.
風景写真のオーソドックスな構図でしたが,だんだんお二人の違いも分かってきて,楽しめるようになってきました.

写団薬師・東京写真展「ときのながれ」

5月28日から富士フォトギャラリー調布で開催している写団薬師・東京の写真展「ときのながれ」を,家内と見に行きました.

講師の前川先生,米先生をはじめ,准講師の林さんの素晴らしい力作に,とても刺激を受けました.
ただ少々気になったのは,プリントが波打っていて,せっかくの全紙の迫力に水をさしていたことでしょうか.

会場で,偶然薬師・多摩のA氏に会いました.
来月の課題で悩んでいるようで,花が今ひとつのシーズンで私も悩んでいます.
機会があれば,一緒に撮影に行きましょう.

「ときのながれ」を観に行って良いのは,これからの写真のイメージを作れる,ということです.
四季を通じた写真を観ることで,これからの撮影イメージ(課題)がつくれます.
さぁ,これからの夏から冬にかけて,何を撮りにいきましょうか.

2010-05-22

天城山撮影ツーリング&山歩き

そろそろ,山の花々も開花を迎える季節になりました.
週末の天気が良くなさそうだったこと,事前のルート検索では5時間以上との結果がので迷っていたのですが,土曜日は良さそうなので,行くことにしました.
シャクナゲが咲く頃なので,ちょうど登山口へ戻るシャクナゲコースを選びました.
ちなみに,天城山は百名山で,まだ登ったことがありませんでした.

帰宅の車や配送のトラックが多い中,R246からR255で小田原に入り,R135で一路伊東市を目指します.
道の駅「伊東マリンタウン」から天城高原に入り,真っ暗の中ウロウロしながら天城高原ゴルフコースに着きました.
0:00過ぎになると覚悟していたのですが,3時間半で着くことができました.
トイレの横にバイクを停めて,その前にテントを設営して仮眠しました.
雲一つなく,星が綺麗です.が,街の灯りが近いのか,野辺山程ではありません.

3:00起床を目指しましたが,結局4:00まで寝てしまいました.
既に,準備を始めているパーティもいます.
早々に朝食を済ませ,撤収して出発です.

事前に登山口を確認しておいたのは正解でした.
登山道は程よく整備されています,四辻で鹿の出迎えを受けました.そう言えば,夜中も草むらをゴソゴソしている気配がありました.
シャクナゲ群落を目指し歩きますが,ヒメシャラの青葉が眩しくて撮影しながらですから,一向に前に進みません.
コース途中の原生林 2010.5.22 天城山シャクナゲコース
やっと群落に着いたのですが,青々とした緑があるばかりで,花はチョボチョボです.
結局,シャクナゲの花を撮影することなく,涸沢分岐に着いてしまいました.
ここまでたっぷり,倍以上の行程時間がかかっています.

分岐から万三郎岳まで1時間です.急登が続きますが,ヒメシャラの若木群落やミツバツツジが咲いていて和みます.
斜度が緩くなると,山頂が近くなります.
山頂で軽く休んで,尾根を歩きます.山頂下で,アマギシャクナゲがちょっとだけ咲いていました.
アマギシャクナゲ 2010.5.22 天城山シャクナゲコース
石楠立(はなだて)まで,ブナやヒメシャラ(?)の奇木やミツバツツジが咲いていて,またまた前に進めません.
馬の背に着くと,万二郎岳から下りてくるパーティが多くなってきました.このため,アセビのトンネルを撮るため,行き交う人が途切れるのに随分待ちました.
アセビのトンネル 2010.5.22 天城山シャクナゲコース

トンネルを抜け,急登を登ると万二郎岳山頂です.
物凄い人の数で,とても休むスペースがありません.記念撮影する人で,コースも塞がれていました.
少し下りてから,休む場所を探して休憩し,大パーティの後ろをのんびり歩きながら下山しました.
結局7時間以上もかかりました.
このコースは,整備状況もよく山歩きには丁度良いのではないかと思います.
帰りは,さすがに夜の様にはいきませんでしたが,4時間で帰れました.

なお,駐車場は朝の閑散とした様子が一変し,路駐が出るほど満車になっていました.
登る当日に駐車場に行く場合は,早朝の到着がお勧めです.

【記録】
5/21 自宅19:15-22:45天城高原ゴルフコース駐車場
5/22 4:00起床4:40-7:00涸沢分岐-7:05休憩7:15-8:00万三郎岳8:10-10:20万二郎岳-10:25休憩10:40-11:30四辻-11:45駐車場
駐車場12:00-16:00自宅
走行距離:298Km@33.55Km/L

2010-05-16

野辺山撮影ツーリング

薬師・多摩の教室が終わってから,野辺山へ撮影ツーリングへ出かけました.
2月に撮影した時に気になっていた野辺山周辺での撮影です.
週末は,月が無くて星空が期待できると思ったのですが,ズーッと曇天です.
車は少なく,高尾山口まで25分,Bulb撮影できないため今日の仮眠先にした道の駅「南きよさと」に決めて道を急ぎ,概ね3時間程度で着けました.

一人宴会して,3時間ほど仮眠をした後,明るくなり始めた空は,思いっきり曇っています.
というか,ガスが立ち込めています.
撤収し走り始めて標高1,000mに達すると,周囲は真っ白です.
普通なら,いい条件なのでしょうが,日の出もなく,ただただ真っ白です.
これでは何も撮れません.
五里霧中 2010.5.16 野辺山周辺

それでも,四苦八苦しながら撮影しましたが,どうにもならないので近場の吐竜の滝へ行ってみました.
これまで,気にはなっていたのですが,行ったことがありませんでした.
駐車場からも近く,新緑眩しい良い所です.風景よりも鳥を撮影に来ている人の方が多い感じです.
撮影を始めると天候も回復しガスが取れてきました.
吐竜の滝 2010.5.16 野辺山周辺

で,再度色々まわりましたが,狙っていたものは撮れず,スゴスゴと帰ってきました.
途中,車が多くてすり抜けもままならず,予定した待ち合わせ時間に帰れなくて,Kさん申し訳ありません.

2010-05-15

写団薬師・多摩 5月例会

今日は,4月に撮影した花見山の自信作(?)を持って臨んだのですが,あえなく玉砕(?)でした.
というか,自分の構図の悪さを,あらためて再認識させられました.

正直,センスがないのか,腕がないのか,少々自信が無くなりました.
そのまま,野辺山へ撮影です.
道中,色々考えながらでしたが,あまりの寒さに頭は真っ白でそれどころではありませんでした...

2010-05-11

第49回CSEC研究会

久しぶりに研究会に参加しました.
業務の都合と,世の中の趨勢というか,聴講や委員会参加だけでの地方への出張が難しいため,東京近郊での開催の時に限定されてしまいます.
今回は,タワーホール船堀での開催です.
発表件数は14件で,ほぼ一日というハードスケジュールでした.

終わってから,懇親会までSPT研究グループの運営委員会があったため,展望台へ行くことにしました.
7階から展望台エレベータに乗り換えるのですが,てっきり8階が展望台だと思っていました.
ですが,エレベータに乗るとあっという間に約100M/minまで加速し,115mの展望台に到着しました.
タワーホール船堀の展望台から 2010.5.11 CSEC研究会

建設中のスカイツリーが見えます.
北側は,プライバシの関係があり撮影を控えましょう.
ディズニーリゾートのプロメテウス火山も見えます.
葛西臨海公園の観覧車も良く見えます.

懇親会は,近くの949(くしきゅう)というセキュリティ・コミュニティにはピッタリの素数の居酒屋です.

ご夫婦で会場運営していただいたFさん,ありがとうございました.
また,アルバイトのAさん,Fさん,お疲れ様でした.

2010-05-03

谷川馬蹄形 その4

2:00に起きようと予定していたのが,思いっきり寝過ごしてしまいました.
外を見ると,月がまだ高い位置にあります.
ラッキーなことに明け方まで谷川東面を照らしてくれそうです.

直ぐに食事を済ませ,テント撤収手前まで済ませて撮影にかかりました.
何カットが撮影し,東の空が明るくなり始めた頃に出発しました.
鉄塔まで上がると,電線も避けて谷川東面が撮影できます.
月照の一ノ倉 2010.5.1-5.3 谷川馬蹄形

ぼんやりした日の出を終えて,朝日岳へ向かいました.
今思えば,無理して下山するのではなく,もう一泊すればよかったと思います.

朝日岳まで2時間40分というコースですが,結構時間がかかりました.
とにかく雪が少なく,こんなに苦労したかな,という印象です.前回は,テケテケと降りて行った記憶があるのです.
好きな雪原を歩いて,朝日岳に到着しました.
前回同様,まったく雪がありません.
ジャンクション手前のナイフリッジ 2010.5.1-5.3 谷川馬蹄形

朝日岳の下りで,アイゼン,ストックを引っかけて,転倒してしまいました.
したたかに膝を打って,思っきり膝が破けていましたが,擦り傷程度で済みました.
ですが,ストックはポッキリ逝ってしまいました.

気を取り直して歩き始めますが,ペースは落ち続けます.
悪いことは続くもので,雪が緩くなって団子になってきたので,アイゼンを外したところ,プレートをつなぐシャフトを止めるネジと固定具が飛んでいました.
これでアイゼンを履くことはできません.

笠ヶ岳の手前の避難小屋で風を避けて膝の手当をして出直しです.
白毛門まで歩き続け,やっとの思いで着くと,あと2時間半という思いが出てきました.
ですが,雪は緩々で状況はよくありません.
今思えば,ビバークして雪が締まる朝に下山すればよかったと思います.

前回は,雪崩が起きた後だった大斜面も,雪が無くて妙に歩きにくい状況です.
麻痺がある左足はキックステップが効かず,ユックリ時間をかけて下ります.
白毛門大斜面 2010.5.1-5.3 谷川馬蹄形

さらに,1,200mまでは所々に雪が出て気を使います.
足も体もボロボロで,900m程度まで下りた所で尾根通しから斜面を下ると登山口まで一頑張りです.
登山口の沢でBBQをしている若者達の肉を焼く匂いに思わずお腹が鳴ります.
まずはカラカラに乾いた喉を沢水で潤し,バイクのエンジンをかけてロープウェー乗場に向かいます.
観光客,登山客が入り混じるロープウェー乗場で荷物の整理をして出発です.

足はボロボロ,膝は痛いし,で大丈夫かな,と思ったのですが,もうこれ以上壊れるものはありませんでした.
無事自宅に予定よりも早く到着し,スッカリ乾いた膝の消毒をしてヤレヤレという感じです.

普段の生活には不自由ありませんが,長期山歩き,特に雪渓の下山や,左が谷側のトラバースなど,かなり気を使わないといけません.
そろそろ,山歩きのスタイルを変えないといけないのかもしれません.

【行程】
3:15起床4:45 - 7:30ジャンクションピーク手前7:45 - 8:20朝日岳 - 9:50避難小屋10:10 - 10:15笠ヶ岳10:35 - 11:15白毛門11:35 - 13:30休(1,000m)13:40 - 15:00白毛門登山口 - 谷川ロープウェー乗場16:15 - 21:30自宅
総走行距離:399.6Km

2010-05-02

谷川馬蹄形 その3

風がおさまった2:00に起き,雪が締まる内に距離を稼ごうと早く出発することにしました.
外に出ると,月に谷川西面が照らされ綺麗です.
出発前に撮影に係りますが,なぜかシャッターの調子が悪くなってしまいました.
寒さのせいかとも思ったのですが,時間がかけられないので,出発することにしました.
昨晩のうちに,谷川岳方面は街の灯りで星が良く見えず,巻機方面が良く見えることがわかりました.
日の出 2010.5.1-5.3 谷川馬蹄形

天気が良く,直ぐに気温が上昇し,雪がゆるくなってきました.
こんなに長かったかな,と感じた武能岳手前で二人パーティとすれ違い,少し元気が出てきました.
ですが能岳に着くと,七ツ小屋岳までが非常に遠く感じました.
蓬(よもぎ)峠に到着すると,土樽から来たパーティが土合へのルートが分からず戻るということでした.

蓬峠を過ぎると3人パーティとすれ違い,彼らのトレースを登りながら,やっとの思いで七ツ小屋岳に到着しました.
どうも6時間くらいが行動限界になりつつあるようです.
清水峠への長い急な下り(これも雪が無くて難儀)を終えると,何だか歩く気がなくなってきました.
実は,昨晩準備した食事を使っていないので,もう一泊分余裕があるのでした.
どうしようか悩みましたが,少々早い時間でしたが,清水峠で行動を切ることにしました.

昼前に巻機から来たという二人パーティが土合へ沢を降り,大阪弁のパーティは蓬峠へ向かったようでした.
私はというと,お昼から飲んで横になって寝ていました.
こういう山旅もいいもんです.

夕方になって,檜倉岳が綺麗で夕焼けを期待しましたが,今ひとつでした.
夕焼けの檜倉 2010.5.1-5.3 谷川馬蹄形

それでも,星空は行けるのではないかと期待してセッティングして,テントに戻り横になりました.
大体,1~2時間で目が覚めるので,寝過ごすことはありません.

予定通り20:00頃に目が覚めて,高感度撮影とバルブ撮影を行いました.
その後,風が強くなり中々寝付けませんでしたが,いつの間にか寝てしまいました.

【行程】
2:00起床3:55 - 4:25休(1,750m)4:501 - 6:30武能岳(アイゼン/カッパ外す)6:55 - 7:40蓬峠8:00 - 9:20七ツ小屋岳9:35 - 10:30清水峠

2010-05-01

谷川馬蹄形 その2

3:00前に起床し,パッキングを済ませてデポする荷物をバイクに乗せて下山口になる白毛門登山口へ移動しました.
10分程度とはいえ,土合橋からの歩きは少々ビクビクものです.

ビバークポイントで食事を済ませて出発です.
登山センターに寄って登山届を出し,西黒尾根登山口を登り始めます.
5年ほど前に西黒尾根を登っていますが,雪が少ない印象があります.
30分で鉄塔に出ますが,そこからやっと雪が現れました.

天狗の頭手前でバテはじめました.
何となくアイゼンが緩いなぁと感じてベルトを締めようと見たら,壊れているではありませんか!
ベルトを固定する金具のネジが外れてしまったのです.
これはまずい.いきなり予定変更で天神尾根下山か?との不安がよぎりました.

休憩がてら,アンチスノープレート(これもボロボロでアンチスノーになっていない)のネジを外して取り付け応急処置を済ませました.

天神尾根を登る登山者 2010.5.1-5.3 谷川馬蹄形
歩き始めますが,山頂直下はやっとの思いなのは,一昨年の冬と同じです.
トマの耳では多くの日帰り登山客がくつろいでいます.
バテが強くなったのか,食欲がわきません.
オキの耳が谷川山頂なのですが,ここは通り過ぎて先を急ぎます.
今日は谷川西面を撮影したかったので,一ノ倉岳と茂倉岳の間のコルあたりでビバークしようと考えていました.
確か,張れそうだったな,と記憶していたので.

馬蹄形を歩こうという人は皆無で,一ノ倉岳往復と芝倉沢滑降の山スキーヤが1名いただけです.
数日前の単独トレースがあるのみでした.

ルート上は雪が割れてやばい雰囲気プンプンだったのですが,テントを設営して体を横にすると寝てしまいました.
相当疲れていたのでしょう.
結局,夕方になって雲が出てきて夕焼けにならず,また風も強くなって撮影する気になりませんでした.
トイレに出ると星空,そして明け方は月が出て綺麗でした.

翌日,肩の小屋から来たパーティが,私のテントを知っていました.
小屋番が双眼鏡で見ていたそうです.

久しぶりの縦走で,体が悲鳴を上げて何度も足がつって目が覚めました.

【行程】
2:50起床 - バイク移動3:30 - 3:45食事4:25 - 登山口4:45 - 5:25休(975m)5:35 - 6:30休(1,225m)6:45 - 10:45トマの耳11:00 - 11:50休(一ノ倉岳手前)12:10 - 13:00一ノ倉岳 - 13:30ビバーク