2017-08-27

曼珠沙華の咲く季節

今夏は雨の多い年となりましたが、着実に季節は変わりつつあります。
例年ならレンゲショウマの撮影のあと、秋海棠を撮影し9月になってから曼珠沙華の撮影というパターンなのですが、今年は秋海棠は鹿害で壊滅的ということなのでパスすることにしました。
そうなると何を撮りに行くかで悩むわけですが、早咲きの白い曼珠沙華が良いとの情報を得て、早速撮影に行きました。
前日の土曜は写団薬師多摩教室があったため、久しぶりに車で参加して終了後に、そのまま現地へ向かいました。
遅い夕食を冷えた弁当に、先日TV番組で紹介されて気になっていた「うな次郎」という鰻のかば焼き風練り物を加えてみました。
弁当299円、うな次郎229円、これで鰻ハンバーグ弁当1,000円以上の価値はありそう。
身や皮の食感は、見事再現されている印象でした。
味は、多分に蒲焼のタレに救われている気もしないわけではありませんでしたが...
なお購入は、近くのOKストアでした。
さて数時間の仮眠の後、眠い目を覚まして夜明け前から撮影に向かいました。
今年の写団薬師多摩教室で出展した作品は、まだまだ追い込みが足りない、との講評だったのです。
夜明け前の煌き (2016年写団薬師多摩教室出展作品)
今回完成させようと思っていたのですが、少し時間が遅かったのかイメージとは違う感じになってしまいました。
撮影は、栃木から一般道で来たという方と二人だけの貸切状態で、しばらくして4×5の方が来ました。
刈り入れを待つ
秋色の朝
曼珠沙華の咲く季節
7:00頃になってポツポツ増えてきましたが、10名もいたでしょうか。
曇りの予報でしたが、太陽も顔を出して陽射しがあり撮影しづらくなってきたところで一旦朝食休憩をとり、その後30分ほど撮影して帰宅することにしました。
片付けをしていたら、里ほっとワークショップのH氏が彼女...もとい写友と撮影に来たとのことで、しばらく歓談してわかれました。
帰りに寄ったら、と教えてもらったお寺は、撮影のみはN.G.だったので観るだけで帰りました。

2017-08-20

第31回 里ほっとワークショップ

すっかり「夕立」という言葉が「ゲリラ豪雨」に置き換わり情緒がなくなってしまいましたが、夕立で大騒ぎとなった東京を後に、見沼自然公園で開催される佐藤尚氏が主宰するワークショップに参加しました。
早朝に起きて移動するのも大変なのと、豪雨の後でいつもと違う風景が撮れるのではないかと期待して、車中前泊で参加しました。
いつもなら公園での車中泊なのですが、今回は違う場所で車中泊してみました。
でも狙いは外れ、夜はプールになっていた場所も水が引いてしまっていました。
でも、収穫間近の稲穂やくつろぐ野良猫など、朝の風景を撮影し移動しました。
蒸し暑い朝 (クロップ/車はご愛嬌)
朝露に揺れて
収穫間近
途中、準備していた昼食を忘れてしまったためコンビニに立ち寄ったところ、すぐ近くの畑で気になる被写体がありました。
何を栽培しているのかわかりませんが、こんなの撮影するのは私だけでしょうね。
気になる・・・
公園に着いてから、田んぼや畑を一周りして公園を一周してみました。
ワークショップ中には、あまり撮影できないので早めに様子を確認しておきたい、ということもあります。
家族の朝
揺れる想い
ワークショップでは、みなさん思い思いのスタイルで撮影するので、気がつかない被写体や構図など、とても刺激になります。
朝露
競艶
波間に漂う
あれだけの雨なので、木々もしっとりと濡れて良い被写体となりました。
豪雨の翌朝
早朝気が付かなかったセミの抜け殻も、あちこちにあることを教えてもらいました。
ワークショップでは、互いの知識を教え合うので勉強になります。
命、つむぐ



2017-08-17

真夏の長雨

長雨のせいなのか、気温が低くなったためかわかりませんが、例年撮影に行っているレンゲショウマの開花が遅れています。
長雨も連続17日を記録することになり、昭和52年8月に22日連続雨の最長記録に次ぐ記録となりました。
先月末に撮影に行った際は20輪程度で、もう見頃となる時期のはずです。
このままだと撮影時期を逃してしまいそうなので、天候が少し良くなるところを狙って撮影に行くことにしました。
全車中泊で一人宴会しながらSNSを確認していたら、檜原村で熊のフンから車の転落事故で亡くなった運転手の衣類が見つかった、というニュースを、SNS友から親切にも教えてもらいました。
崖から車転落 運転男性をクマが...?
<https://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00367420.html>
ん~...夜中に山に入るんだけどなぁ...
一眠りしてから、ビビりながらも雨の中の山中を歩きはじめました。
周囲の音を確認しやすいよう、ラジオは使いません。
熊鈴も音が小さめのものを選んでいます
ガサっという音にビクッとしながらも、気がつけば御岳の集落に入り熊鈴を消音して一息つけました。
タマアジサイの撮影ポイントへ向かうと、撮影中の方が見えます。
近づけば、写団薬師多摩教室のYnU氏です。
挨拶をして、狙いは同じであることから一緒に撮影することにしました。
花咲く参道
明るくなって、展望広場に向かうと雨あがりの雲海が広がっていました。
薄いですが、太陽の姿も見られます。
雲海、たなびく
レンゲショウマの群生地には、前泊のカメラマンが入っているかと思いましたが誰もおらず、私達二人だけという状況でした。
しかも、ケーブルカーの始発前にガスが上がって周囲が霧に包まれると、夜中に歩いてきた疲れも吹っ飛びました。
目覚めの刻
微笑む妖精
人が上がってきて(ん~...誰も挨拶しないんだぁ)からも休みながら撮影し、何気に隣を見るとNoD氏ではありませんか。
挨拶をして、色々情報交換をしながら結局ガスが晴れた10時頃まで撮影し、富士峰園地展望休憩所2階で毎年開催されている前野勝美氏のレンゲショウマ写真展を観て、みなさんと分かれました。
その後、私は岩石園に向かいタマアジサイが咲いているポイントで休憩しながら撮影しました。
真夏の長雨
この頃には雨も上がり、ガスに覆われた渓流はフォトジェニックなのですが、ちょっとガスが濃かったかなぁ。
雨で水量が増え、生き生きとした苔が見事な渓流を撮影して、また山中をトボトボ歩いて帰宅となりました。
雨降りのあと
最後に、レンゲショウマを撮影していて、三脚をロープ越しに入れて撮影する人は見かけず、みなさん気をつけている印象を持ちました。
しかし、ロープ下から脚を突っ込む人、手持ちの場合は片足をロープ下から踏み込んで撮影している人が見かけられたのは残念です。

2017-08-14

向日葵、そして久しぶりの山歩き

今年のお盆は天気が良くなく、ちょうど夏季休暇の一週間は傘マークが続きます。
久しぶりに山歩きをしようと少しでも天候の良い日程で組んだのですが、やはり駄目でした。
まずは久しぶりの向日葵撮影です。
雨の中、目指すは花の都公園です。
こちらは、百日草や向日葵の時期は5:00から駐車場が使えます。
先日の台風5号(ノルー)で向日葵が倒れてしまい、スタッフが一本一本起こしたそうです。
こんな雨では、カメラマンはいないだろうなぁと思っていたら1名先客がいました。
周囲の向日葵は起こされていますが、真ん中の向日葵は倒れたままでした。
それでも、ここまでよく立て直したものです。
百日草も、かなり傷みが見られるものの、向日葵とのコラボレーションで雨の中でも楽しく撮影できました。
雨も強くなってきたので、撮影を切り上げて明野の向日葵畑に移動しました。
途中、コスモスが咲いているところがあり、季節は確実に秋に向かっているだなと感じました。
雨の中
移ろう季節
トンネルを幾つか抜けると、なんと青空が見えるではないですか。
駐車場に着くと、すでに多くの観光客が向日葵畑で記念撮影していました。
こちらの会場の駐車場はお昼前から待ち渋滞となるので早めに入るか、東の会場の駐車場に入れて歩くのが得策です。
向日葵、ヒマワリ、ひまわり
ここでも、コスモスが咲いていて蜂達が花粉を一生懸命集めていました。
「お、おもい...」
太陽に向かって咲く向日葵は若いものだけで、年をとると種を成長させるため向きを固定させるそうです。
多くは、露などを早く乾燥させるために東向きになるそうです。
それでも「ひねくれ者」はいるもので、某ワークショップの記念撮影でも後ろで違う方向を向いて自撮りしている人がいるなぁ...
一人だけ記念撮影
車に戻ってお昼を食べおわったら夕立があり、車から出られなくなりました。
1時間半ほどでしょか。
丁度よいので、お昼寝してから再度撮影に向かいました。
雲間から光芒がさして、フォトジェニックな感じです。
夕方になって、何やら玄人っぽい人が来たなぁ、と思ったら、なんとハチマキ王子ことTさんでした(ハチマキしていなかったので最初気が付かなかった)。
夕焼けを期待したのですが、西の地平線近くに厚い雲が出てしまい焼けることはありませんでした。

Tさんから、素晴らしいプレゼントをいただき、山歩きからの帰宅途中に観たのですが、運転に集中できませんでした (早朝で車が少なかったのが何よりでした)。
さてTさんとわかれ、山歩きのために近くの道の駅に移動です。
途中、地元のスーパーに立ち寄り夕食とツマミを仕入れ、道の駅で一人宴会して早々に寝ました。
翌朝、雨は小降りでしたがガスが濃く撮影は期待できそうもないなと思い、ビバーク予定を止めて日帰りにし、軽めの撮影に切り替えました(念のためビバーク装備はそのまま)。
久しぶりの山歩きです。
これまで八ヶ岳は色々なルートで歩いているのですが、今まで歩いたことがない杣添尾根からのアプローチです。
登っていくすべての人に抜かれ、やっとの思いで稜線に上がると世界は乳白色でした。
ちょうど、ミヤマシオガマ(でしょうか)やタカノツメクサ、イチヨウラン(と思われる)、ヒメシャジンなどが咲いていました。
横岳から硫黄岳途中にコマクサが咲いているようなのですが、完全にガスに覆われてしまっていたので行く気力が失せました。
岩稜の彩り(ミヤマシオガマ) (クロップ)
一方南は時折ガスが晴れて、一瞬ですが赤岳を望むことができました。
ガス晴れる
ビバークするか迷いましたが、とてもガスが取れて晴れるようには思えなかったので下山することにしました。
左足に麻痺があるので、下山は慎重です。
コースタイムよりも1.5倍程度かかりましたが、なんとか車にたどり着けました。
走り始めてすぐに雨になり、ギリギリのタイミングでした。
このまま帰宅すると夜中になってしまうので、昨晩寄ったスーパーでお弁当、そして今晩車中泊する道の駅近くのディスカウントストア(爆安!)で炭酸麦芽飲料を調達し、道の駅で疲れを癒やしながら寝て、夜明け前に帰宅の途につきました。

2017-08-05

写真展9つ巡り: JNP埼玉支部写真展 / HarQ Yamaguchi氏写真展、ほか

観てみたい写真展の開催が重なり、午前中からまとめて観てきました。
場所は銀座と新宿なので、それほど移動は大変ではありません。
観ていった順番は、以下の通りです。
  • ハッセルブラッドフォトクラブジャパン第24回フォトコンテスト写真展
  • 会期: 2017年8月4日(金)~8月10日(木)
  • 会場: 富士フォトギャラリー銀座スペース3
さすがハッセル、という描写力でした。
ディジタルが2作品ある、ということで、直ぐにわかりますね。
コンテスト入選作ということで、どれも見応えのある作品でした。
隣は、里ほっと友のNuM氏やSNS友のUeN氏が所属する日本風景写真協会埼玉支部のグループ展です。
  • 日本風景写真協会埼玉支部写真展
  • 会期: 2017年8月4日(金)~8月10日(木)
  • 会場: 富士フォトギャラリー銀座スペース2
安定感のある作品は、とても参考になります。
その隣では、SNSでは時々お見かけしているHarQ Yamaguchi氏の写真展が開催されていました。
お名前はお見かけするのですが、実物を見るのは初めてです。
Yamaguchi氏は、風景からポートレート(厳密には異なります) まで幅広く作品を撮っている方で、オールマイティなフォトグラファーです。
ちょっと気になる作品についてお伺いしたら、そのまま1時間近く作品や裏話についてお伺いし、とても勉強になりました。
特に某所での撮影は、お互いに職質にあったことがある場所で、共感(?)を持ちました。
  • HarQ Yamaguchi氏写真展: Intoroduction
  • 会期: 2017年8月4日(金)~8月10日(木)
  • 会場: 富士フォトギャラリー銀座スペース1
次は、気になっていた写真家の竹沢うるま氏の個展です。
こちらは、街のスナップやポートレートに興味がある方にはお勧めな写真展です。
Canon 6D Mark II発売に合わせた写真展になっています。
  • 竹沢うるま写真展: 旅情熱帯夜
  • 会期: 2017年8月3日(木)~8月10日(木)
  • 会場: キヤノンギャラリー銀座
次に、あまり訪れたことがないのですが、銀座ニコンサロンへ顔を出してみました。
こちらでは、ショールームの奥にギャラリーがあり、越沼氏のコンテンが開催されていました。
ある場所と猫をモチーフに朝から翌朝までを写した作品展となっています。
  • 越沼玲子写真展: 灯る
  • 会期: 2017年8月2日(水)~8月8日(火)
  • 会場: 銀座ニコンサロン
次に、プリントについて疑問があったので、EIZOガレリアへ向かいました。
こちらでは、チェルノブイリの今を伝える個展が開催されていました。
  • 星野藍写真展: チェルノブイリ・邂逅
  • 会期: 2017年8月2日(水)~8月10日(木)
  • 会場: EIZOガレリア銀座
EIZOが提供してるソフトウェアを使いながらプリントしているのですが、手順に間違いはないことが確認できました。
確認のためプリントまでしていただき、助かりました。
この後エプサイトにも行く予定だったので、そちらで確認することとなりました。
ということで、遅めのお昼を食べて新宿にあるエプサイトへ向かいました。
こちらでは、平木氏の外房をテーマにした個展が開催されていました。
  • 平木写真展: 灯る
  • 会期: 2017年7月28日(金)~8月10日(木)
  • 会場: エプサイト
エプソンプリンタによる作品の展示なのですが、とてもきれいにプリントされていました。
ここで、受付の方に事情を説明して確認していただいたところ、プリンタのプロパティで調整してみては?ということでした。
そう言われてみれば、それで対応できそうな気もしてきました。
最後に、リニューアルした新宿ニコンサロンへ向かいました。
こちらでは、野口純一氏「野生の肖像」(すみません、DMなどの情報を持ち帰り忘れました)とオープニング企画展として三好和義氏の個展が開催されていました。
ここで、カメラとCapture NX-Dについて質問したところ、カメラについては不具合かもしれないこと、Capture NX-Dについては設定可能なことがわかりました。
カメラは確認するとして、Capture NX-Dで対応できればカメラ側で設定する必要もなくなり助かります。
  • 三好和義写真展: 印度眩光
  • 会期: 2017年7月25日(火)~8月13日(日)
  • 会場: ニコンプラザ新宿 The Gallery 1+2