2012-05-29

液晶フード(買い直し)

先日,写団薬師の撮影ツアーで,買ったばかりの液晶フードを失くしてしまいました.
どうも,使い慣れていないものは失くしやすい傾向があるようです.
購入したのは,Kenkoデジカメ用液晶フードDW-3.0Hです.

これ,ダンボールをたたむようにコンパクトになるんです.
山に行くとき,出来るだけ軽くするのもそうなんですが,かさばるものって嫌われるんですよね.
なので,コンパクトになるものは,多少性能が悪くても優先されてしまいます.
どうしようかと思いましたが,買い直すことにしました.
本日,配達されてきました.
基本,お店で買うよりも,配達料込みで安くなれば,ネットで注文しています.

今度は無くさないようにしないと...


2012-05-26

写団薬師・多摩 5月教室

写団薬師・東京教室写真展「ときのながれ」を見たら,午後は多摩教室です.
今回のお題は,「春の花、桜」です.
今年は,桜が今ひとつ良いタイミングで撮影できず,その中でもよさそうな作品を持ち込んだのですが,前川先生からはダメダメの評価が出てしまいました.
ただ,何となくわかってきたので,来年機会があれば撮り直ししたいと思います.

自由作品は,連休中に行った燕岳で撮影した作品にしました.
こちらは,新井先生から良い評価を頂きました.ただ,プリントが悪いと言われてしまいました.
環境を整える余裕はありませんし,はてさて...
とりあえず,プリントしなおしの指示が出てしまいました.

あと,9月に開催する写真展の作品が決まりました.
一点は予想通りでしたが,もう一点は想定外の作品だったので,昨年出した中では良い作品が無かったということでしょうか.
撮り方が分からなかったりした作品を選んだ傾向があったので,仕方がなかったかも.
早く,安定して良い作品が出せるようになりたいものです.

写団薬師・東京教室写真展「ときのながれ」

25日(金)から富士フォトギャラリー調布で,写団薬師・東京教室の写真展「ときのながれ」が開催されています.
初日に顔を出したかったのですが,あいにく外出が入ってしまい帰宅が遅くなったため,本日顔を出すことにしました.
たぶん,誰か知っている人がいるだろうと思ったら,だ~れもいませんでした.残念!

講師の前川先生,林先生をはじめとする全紙52点の力作で飾られています.
6月6日(水)までです.

2012-05-21

金環日食と撮影山歩き

予稿の作成と,写団薬師の撮影ツアーで家事手伝いが滞っていたため,出かけること無く,家事手伝いをテキトーに済ませ,図書館通いという週末を過ごしました.
もっとも,予稿はプログラム委員長のY先生のご配慮で差し替えを延期して頂きました.

それに甘えてしまったわけではありませんが,私が月曜を休むということで家内と撮影に出かけることにしました.どうせなら金環日食もと,合わせ技で仕事を休んで出かけました.
天気予報は曇りでしたが,現地へ向かう途中の空は雲がなく期待できそうです.
1時間ほどかけて登り,1時間の世紀の天体ショーを堪能しました.前日から準備していた方もいて,1時間ほど盛り上がりました.
私も,このために,ND10000のフィルタも購入していたんです,
良かった,役立って...でも,後の使い道が...

少し欠け始めました.三日月と言われても,分かりません.
これはもう,三日月とは違いますね.
ダイターン3!
金環日食.雲越しでしたが,感動的でした.

金環日食を撮影してから,家内と撮影山歩きを始めました.
初夏の花を求めて歩きますが,目指す花は既に終わってしまったようで,成果なくただただひたすら歩くだけになってしまいました.
いつもの場所に到着すると,ヒメレンゲが満開で,渓流を彩っていました.
予定の時間を大幅に越えてしまい,予稿修正が遅くなってしまいました.
目的の花を撮影できませんでしたが,有意義な休みになりました.
シダが美しい季節になりました
ヒメレンゲの咲く渓流
ヒメレンゲ
帰宅して,指導教官のN先生のメモを元に,予稿の修正を行いました.
先生,遅くなってすみません.

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2012-05-18

山岳写真同人四季45周年記念写真展「我が心に映る山」

仕事帰りに,四季写真展「我が心に映る山」へ行きました.
45周年ということで,歴史があり,力作が多く展示されていました.
こういう写真展だと,海外の山が出てくることが多いのですが,全て国内の山をモチーフにしていて,その四季を見事にとらえていて,とても参考になりました.

富士フォロギャラリー新宿
山岳写真同人四季45周年記念写真展「我が心に映る山」
5月18日(金)~24日(木)

2012-05-13

写団薬師撮影ツアー

週末,私が所属する写団薬師の撮影ツアーがありました.
普段の撮影ツアーは平日開催が多く,参加することができませんでした.
今年から,各教室で一つのツアーを主催していくことになり,週末のツアーは多摩教室の担当となっていたため参加することとなりました.
久しぶりの参加でしたが,普段は教室や写真展でしか話ができなかった方たちと,ユックリと話ができましたし,前川先生や諸先輩のファインダーを見せていただき,とても参考になりました.

写真展といえば,写団薬師・東京教室の写真展「ときのながれ」が,5月25日から富士フォトギャラリー調布で開催されます.ぜひ,足を運んでいただければと思います.

追伸:
Erick Kim氏の36.の通り,お酒と写真の相性は確かに良くありませんね.
ほどほどにしましょう.

2012-05-10

プロカメラマンからの100のこと (100 Things I Have Learned About Photography)

ストリートカメラマンでワークショップも開催しているEric Kim氏が,自身のBlogで写真を撮る,というかカメラマンとしての心得100を紹介しています.
英語でのBlogなのですが,日本語訳したサイトがあります.
幾つかあるのですが,どうやらGIZMODEが元記事らしいようです.
ちょっと長いのですが,GIZMODEから引用・掲載します.
ストリートカメラマンの方の言葉なので,風景写真とは若干異なる部分もありますが,多くは当てはまると思います.
57)なんて,いかがですか.
写団薬師では,いつでも皆さんからの連絡を待っていますよ.

プロカメラマンから100のこと
(直訳すると「写真について学んだ100のこと」かな)

   1)高価な機材を使っているからと言って、腕のいいカメラマンとは限らない。
   2)常にRAWで撮影すること。
   3)単焦点レンズでの撮影は、腕磨きになる。
   4)写真編集はそれだけで、1つのアートだと言える。
   5)三分割法は99%の場合において効果的である。
   6)マクロ写真は誰でもできるわけではない。
   7)UVフィルターはレンズキャップの役割もある。
   8)写真フォーラムなんかに何時間も行くよりは、外に出て写真を撮った方がいい。
   9)平凡な日々の生活の中にある美しい一瞬を切り取ること。それが、入賞作品になる。
 10)フィルムがデジタルより良いというわけではない。
 11)デジタルがフィルムより良いというわけでもない。
 12)魔法のカメラやレンズなんてものは存在しない。
 13)良いレンズを使ったからと言って、良い写真が撮れるとは限らない。
 14)他の人の作品を見続けるよりも、自分の写真を撮りに行くこと。
 15)パーティーにデジタル一眼レフは持って行くな。
 16)女はカメラマンに弱い。
 17)写真を白黒にしたからといって、アーティスティックな感じになるわけではない。
 18)Photoshop使ったというと、なぜか人は急にあなたの写真の価値を下げる。
       こういう時は、「Photoshop」ではなく「デジタル暗室」という言い方をすること。
 19)何でもかんでも写真に撮れば良いというわけではない。
 20)少なくとも2つバックアップをとっておくこと。
        戦争での、2は1、1は0という考え方と同じ。
 21)ネックストラップはやめて、ハンドストラップを使うこと。
 22)被写体に近づくこと。大抵の場合、その方がいい写真が撮れる。
 23)撮影中はその場の一員となること。傍観者にはなるな。
 24)かがむ等して目線を下げて写真を撮ること。
       大抵の場合、その方がより面白い写真が撮れる。
 25)技術的な心配をするよりも、フレーミングや写真の構成に注視すること。
 26)機材にあるロゴを黒いテープ等で隠してしまうこと。
       これによって自分があまり目立たなくなる。
 27)明るい日中に撮影する場合は、常に露出少なめ、2/3程度で撮影すること。
 28)撮れば撮るほど、上手くなる。
 29)露出や、アングル、F値を変えて同じ場所で数枚撮影するのを恐れないこと。
 30)ベストの1枚だけを人に見せること。
 31)コンデジもカメラである。
 32)オンラインの写真フォーラムに参加してみること。
 33)他の人の作品を批評してみること。
 34)撮る前によく考えること。
 35)良い写真に説明はいらない。
       (しかし、時に背景にある情報が画に意味合いを持たせることはある。)
 36)お酒と写真の相性は良くない。
 37)他のカメラマンから影響を受けるのはいい。しかし、崇拝してはいけない。
 38)粒子は美しい。
 39)カメラ用バッグは捨てて、メッセンジャーバッグを使うこと。
       レンズやカメラが取り出しやすくなる。
 40)シンプルさが鍵。
 41)フォトグラフィーは、「光で描く」という意味。光を操ること。
 42)自分のスタイルを見つけて、貫くこと。
 43)セカンドモニターは便利。
 44)Silver EFEX Proは最適の白黒加工ツール。
 45)どこに行くにもカメラを持って行くこと。
 46)写真が人生を楽しむ障害になってしまってはいけない。
 47)カメラを過保護に扱ってはいけない。使い倒すこと。
 48)ストレートフォトグラフィーを撮ること。
 49)自信を持って撮影すること。
 50)写真と並列配置の相性は抜群。
 51)写真は大きくプリントすること。見てると嬉しくなる。
 52)写真を友人にプレゼントすること。
 53)写真を他人にもプレゼントすること。
 54)フレームに入れるのも忘れずに。
 55)コストコのプリントは安いけど、質が良い。
 56)友達と出掛けて写真を撮ること。
 57)写真クラブに参加すること、又は自分でクラブを始めること。
 58)写真は素敵なプレゼントになる。
 59)他人の写真を撮るのはスリルがある。
 60)自然体>ポーズとる。
 61)自然光は最高の照明。
 62)35mmはベストなウォークアラウンド焦点距離。
 63)必要があれば、ISOを上げるのを恐れないこと。
 64)どこにでも三脚を持って行く必要はない。
 65)露出高めよりも低めで撮影する方が良い。
 66)ホームレスの人を撮影すればアートっぽいと思っているのは、実に利己的だ。
 67)全く期待していない時ほど、シャッターチャンスはやってくるものだ。
 68)人間が写っている写真の方がより面白みがある。
 69)ダメな写真をいくらPhotoshopしたところで、いい画になるわけはない。
 70)最近では、誰でもかれでもカメラマンである。
 71)パリに行かないと良い写真が撮れない、なんてことはない。
       良い写真は裏庭でだって撮れる。
 72)デジタル一眼でポートレートを撮影する時に、
       グリップが下を向いている人は馬鹿みたいに見える。
 73)カメラは道具だ、オモチャではない。
 74)構成という点において、写真と絵画に大きな違いはない。
 75)写真は趣味ではない。ライフスタイルだ。
 76)言い訳はなし。
 77)オリジナルな写真を撮ること。他人のスタイルをマネしてはいけない。
 78)良い写真とは、見る人がもっと聞きたくなるようなストーリーを持っているものだ。
 79)黒以外のカメラは、人目を惹きすぎる。
 80)機材を多く持ち歩けば持ち歩く程、写真を楽しむ余裕がなくなる。
 81)上手い自画像を撮るのは、思っているよりも難しい。
 82)笑わせることで、モデルの人柄を引き出せる。
 83)撮影中に怪しい人と思われないように。周りの環境に馴染むこと。
 84)風景写真は飽きる。
 85)写真を撮っている時は、まず楽しむこと。
 86)撮った写真は消さないこと。
 87)人や場所を撮影する時は、敬意を表すること。
 88)路上で自然に人々を撮影する場合は、望遠レンズよりも広角レンズを使うこと。
 89)旅行と写真は、最高のカップル。
 90)ヒストグラムの読み方は知っておくこと。
 91)ノイズのある写真は、ボケ写真よりもマシである。
 92)雨の中で写真を撮ることを怖がらないこと。
 93)完璧な写真を撮ろうと必死になるよりも、その瞬間を楽しむこと。
 94)お腹がすいている時は、写真をとらないこと。
 95)写真を通して、自分を再発見することは多い。
 96)写真で得たインサイトを秘密にせずに、世界と共有すること。
 97)写真を撮るのをやめないこと。
 98)写真はただ単純に写真を撮るだけではない。人生における哲学である。
 99)決定的な瞬間を切り取ること。
100)自分自身の写真ティップスリストを書くこと。

2012-05-09

2012 辰野清写真展「凛の瞬」(りんのとき)

自然奏の主宰である辰野清氏の写真展「凛の瞬」が5月10日まで,富士フォトサロン東京で開催されています.
風景写真出版から出版された写真集は売れ行きも良いようで,私も会場で買おうとしたら在庫切れだったため,送ってもらいました.
先ほど届きましたが,辰野氏らしい渋い絵作りになっています.
(もっとも会場で見ているのですが...)

写団薬師・東京教室の写真展「ときのながれ」は,富士フォロギャラリー調布で5月25日からです.
ぜひ,足を運んでいただければと思います.
多摩教室を含め,調布教室,町田教室の写真展「ときのながれ」のスケジュールは,写団薬師・多摩のホームページでお知らせ中です.ご確認ください.

2012-05-05

登山のスタイルで思うこと

5月連休も後半は天候が悪く,北アルプスで遭難による死亡事故が発生しました.
ご冥福をお祈りいたします.

私も,連休前半を利用して燕岳に登りましたが,悩ましいというか,これも時代なのかと思うことがありました.

まず,みなさん良い道具をお持ちです.
二昔前,私が山を始めた頃,諸先輩から
「今の奴らはいい.ゴアテックスに軽量素材のザックにテント,登攀具も色々あって羨ましい」
と言われました.
諸先輩たちが山に登っていた頃は,カッパやヤッケはゴム引きで,動けば直ぐに汗でグッショリ濡れてしまいます.
このため,肌着やシャツなど全てウール素材の物でした.

今は,透湿素材や保温材などが安く手に入るようになり,装備も軽くすることが出来ます.
ですが,今回山を登ってみて,道具を使えていない人が多いことに気が付きました.

まず,雪が出ると直ぐにアイゼンを履きます.このため,キックステップという歩き方が身につかず,少し厳しい(斜度がきつい,氷斜面など)での滑落事故につながります.
実際,下りのキックステップが出来ず,コケている人が多かったと思います.
そもそも,アイゼンを付けずに登降している人は皆無でした.
いくら初級ルートとはいえ,ひどい状況だな,と思わざるをえませんでした.
#ただ下る若者が,トレースを外してグリセードをしていたのは感心でした.
#多くの人は,アイゼンでキックステップを崩して下っていましたから.

またピッケルを,まるでアクセサリのように付けている人も少なくありませんでした.
ピッケルバンドをケチったのか,細引き(おそらく6mm程度のロープ)でザックのウェストベルトにつないでいる人や,ザックにピッケルをぶら下げるようにしている(ピックが自分のお尻に向いている)人などなど.
ピッケルの使い方も十分に教えずに売る店にも問題がありますが,使い方も勉強せずに春山に入る登山者にも問題があります.
もし,急斜面で滑落すれば,どうやって滑落停止するのでしょうか.滑って尻もちをついたら,ピックが自分に刺さりますよ.

除雪され,手軽に山に入れることもありますが,2,000mを越える,ましてや北アルプスに至っては,まだ冬山装備が必要です.
にも関わらず,手軽に入山するカメラマンも多いのも気になりました.
山の知識もなく,山小屋頼りなのは自覚がないと事故につながります.
白馬岳の事故も,服装が夏山に近く,カッパも薄かったとか.
私は厳冬期でもヤッケは使っていませんが,厚手のカッパを使っています(裏地の有無の違いだけ).
#もっとも,冬の間は寒さの耐性をつける努力をしています.

また,ロープが張られ,植生保護をしている区域に踏み込んだ足跡も何箇所かありました.
コマクサなど,砂礫に根をはる植物は,踏んでしまうと二度と芽を出しません.
春先,雪が溶けて知らずに踏み込み,全滅させたということもよく聞きます.
裏磐梯のある川で,カメラマンが踏み込んでしまい,昔の花風景はもう見られない,と観光協会で聞きました.
鉢伏山でも,そういうカメラマンや観光登山客を見かけました.
そういう事態を防ぐために,小屋などのスタッフは懸命に自然を守っているのですが,たった一人の行為で全てが無になってしまうのです.

放射能については,ルール(国の基準)よりもマナー(店の基準)を優先するのに,自然保護になるとマナーよりもルールを優先し,かつルールすら守らない人が多いのは嘆かわしいことです.

2012-05-03

永坂更科布屋太兵衛 (そば)

用事があり,家族で出かけしました.
帰りが遅くなり,大丸東京で夕食を食べて帰りました.
お店は,永坂更科布屋太兵衛で,生粉打ち(きこうち)そばと,おでん,ニシンを食べました.
生粉打ちそばは太麺で十割なので,ボソボソになることなくコシもあって美味しかったです.
このお店のそばつゆには,甘汁と辛汁があって,片方だけで食してもよし,ブレンドしてもよし,と面白い趣向でした.
正直,甘汁はとても甘くて,これだけで食べるのはチョッと厳しいです.
ただ,ワサビが今ひとつだったかな.蕎麦にふりかけたかったのですが...これも蕎麦に合わせてのことなのでしょう.
もちろん,おでんもニシンも味付けがよく,お勧めです.
生粉打ちそば(大盛),おでんとニシン

2012-05-02

九州限定うまかっちゃん

今日は,家内がお出かけし,雨も降っているし自宅で片付けや,サボっていた学生モードの追い込みにかかっています.
お昼をどうしようかと,何気に以前買った九州限定のうまかっちゃんを買っていた事に気が付きました.
地域の味として,福岡,宮崎,鹿児島,熊本があるようです.
その内,福岡"博多からし高菜風味",鹿児島"黒豚とんこつ焦がしねぎ風味",そして福岡"久留米風とんこつ"の3つが販売していたので,購入していました.
三種類 一度に全部は食べていません...念のため
ん~...何気に五木の方が美味しいかも...

2012-05-01

燕岳・撮影山歩き

今年は,4月28日~5月6日までの大型連休となりました.
28日は写団薬師・多摩教室があったため,出発が28日夜からとなりました.
当初は単独のつもりでしたが,家内も行くことになり,教室終了後,慌ただしく準備しての出発となりました.

燕(つばくろ)岳は,常念山脈につながる山で,北へは餓鬼岳,南へは大天井(おてんしょう)岳へとつながっています.100名山に選ばれなかったのは不思議ですが,良い山です.
燕岳は,冬に蝶ヶ岳までの縦走,春に蝶ヶ岳からの縦走,夏に餓鬼岳からの縦走,秋に燕岳ピストンをしています.ですので,何度も登っているのですが,燕山荘(えんざんそう)の雰囲気が良くて,幕営しに登ってしまいます.なので,小屋には泊まったことがありません...

さて,登山口は中房温泉にあります.6~7年前に登山口に日帰り入浴施設もできて,便利になりました.
駐車場は,登山口近くから第1,第2,そして有明荘近くの第3の無料駐車場があります.ですが,出遅れたため,駐車場はいっぱいで,第2につながる道の脇に停め,満天の星のもと仮眠しました.

翌朝4月29日は,快晴の中,荷物と装備満載で登ります.第一ベンチから雪が出てきたため,夏靴の家内にはアイゼンを履かせました.第2ベンチを過ぎて第3ベンチで休憩です.一登りで合戦小屋に着きました.さすがにスイカは売っていませんが,ビールが美味しそうです.
ここから燕山荘までは,夏道とは異なり稜線沿いに急登が続きます.小屋泊の人たちにバンバン抜かれながらも,翌朝の撮影ポイントを探しながら,ヘロヘロになって到着しました.まだ空きが多く,比較的良い場所に設置できました.
一眠りして外を見ると雲が出ていて夕焼けは期待できそうもありません.早々に諦め,食事をして寝てしまいました.

晴天の燕岳
4月30日,夜中にトイレついでに外に出ると星が今一つです.出てはいるのですが...
でも,折角なのでバルブ撮影をしてみました.
おぼろ月夜の裏銀座
安曇野の夜
一旦テントに戻り,夜明け前に食事を済ませて,昨日登るときに確認した撮影スポットで日の出を待ちます...ですが,待てど暮らせど太陽が出てきません.
朝焼けならず
芽吹き
完全に外されました.おまけに,アイゼンを片方壊してしまい,修復不能になってしまいました.
テントに戻り,冷えた体を温めてから,燕岳山頂を目指しました.アイゼンを忘れた家内は山頂直下で危険と判断し,私だけ登りました.山頂では,餓鬼岳方面から雷鳴が響いていたため,早々に家内がいる場所まで戻りました.行きも撮影しながらだったのでのんびりだったのが,帰りも撮影しながらで,普通1時間程度の行程を3時間近くかかってしまいました.
途中,つがいの雷鳥を家内が発見し,さらに時間がかかってしまいました.雷が鳴ったので,出てくるかなぁと期待していたのですが,本当に出てくれました...
槍と笠の間に顔を出すイルカ
小雪舞う
つがいの雷鳥(雄)
つがいの雷鳥(雌)
テントに戻って,ビールとつまみで一人宴会して一眠りという,山でのベストな寛ぎを過ごしました.
夕方,雲は厚かったのですが,裏銀座の稜線上は雲が切れています.これは期待できそうと,ちょっと寒かったのですが,スタンバって撮影に臨みました.
焼ける,というのには程遠い印象でしたが,昨日と比べるとまだ良い感じでした.
夕焼けの燕岳
焼ける裏銀座
5月1日,夜中に何度か外を確認しますが,雲が厚く星を確認することができませんでした.
風がやみ,月が沈んでから外を見ると,星は出ているのですが,今度はガスが周囲を覆って状況は良くありません.それでも,日の出を期待して朝食の準備前にトイレに行くとガスがなくなって,満天の星とはいきませんが,条件が良くなってきました.
槍と笠を照らす星空(ISO1600)
燕山荘
朝食は後回しにして撮影をして,空が色づき始めると俄然慌ただしくなります.昨日の冴えない朝とは大違いの見事な朝焼けに,メモリカードや電池が無くなって交換しなければいけないほど撮影しました.
朝焼けの燕岳
Morgenrot
色が落ち着いた頃,やっとテントに戻って昼食を済ませ,撤収して下山です.ビール,お酒,食料が無くなり,軽くなっているはずですが,機材は重さが変わらないので,さほど軽くはなりません.
雪がだいぶ融けて,こんなに急登だったっけ?と思いながら,片方のアイゼンだけで下って行きました.
土が露出しはじめた第2ベンチでアイゼンを外し,膝がおかしくなる頃に登山口に戻りました.
有明荘で汗を流し,安曇野で蕎麦を食べて帰ろうと思いましたが,家内の調子が悪くなったため,帰路を急ぎました.平日の中央道はスムーズに帰ることができました.

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