もう一眠りと思いましたが、思い切って2:00に起きて準備を始めました。
空は満天の星で、天の川が見えます。バルブ撮影も考えましたが、ピントを合わせていないので失敗するリスクが高いので止めました。
4:00前に出発し、小蓮華山手前の小ピークを目指します。
徐々に空が明るくなり、20分ほどでヘッデンは必要なくなりました。
総長の白馬大池 2009.7.4-5 栂池~白馬大雪渓 |
船越ノ頭でやっと三脚を出して撮影しますが、日の出の撮影はうまくいきませんでした。
天気も悪いですし、雲海を撮影してお茶を濁し、小蓮華山を目指すことにしました。
途中、雲海から光芒がさしたり、モルゲンロートが見られたりしました。
光芒 2009.7.4-5 栂池~白馬大雪渓 |
そろそろ小蓮華山かな、と思っていたら、どうも地図(10年前!)と違います。
祠と鉄剣がある、と書いてありますが、何もありません。そもそも山頂にいけません。
歩を先に進めると、「崩落危険」とあります。あぁ、なるほど、と合点がいきました。
ここから、白馬岳までお花畑が続きます。
本州では、ここと八ヶ岳でしか見られないウルップソウ(の群生)をはじめ、様々な高山植物が目を楽しませてくれます。
これで晴れていたら、というのは梅雨時には高望みしすぎでしょうか。
ツクモグサ 2009.7.4-5 栂池~白馬大雪渓 |
これでもか!という高山植物の群生を見て、岩場を越えてなだらかな稜線歩きになると山頂は間近です。
方位盤が見えると、山頂です。というか、これが山頂?という位、寂しい山頂です。
ここからは、10年ほど前に家内と歩いたことがあります。ですが、さすがにスッカリ記憶から消し飛んでいました。
それでも、村営小屋は見覚えがあり、そこからは大雪渓を下ります。
この雪渓下りが難関でした。
麻痺した足の踏ん張りが効かず、なめて4本歯の軽アイゼンを持っていたため、ズルズルと滑ってしまい、何度もこけてしまいました。
面倒くさくなって、銀マットを敷いて尻セードを試みますが、スピードが出すぎて非常に危険です。
くれぐれも真似しないように。
結局、金属疲労したストックが壊れ、トボトボと歩くことにしました。
大雪渓 2009.7.4-5 栂池~白馬大雪渓 |
コースタイムの倍以上かけて白馬尻へ到着しました。
予定していたバスには間に合わず、バテも入って猿倉に着く頃には足はボロボロ、体はヘロヘロになっていました。
次からは、大げさかもしれませんが12本歯(か8本歯)を持っていくことにします。
猿倉で最終のバスを待ち、八方口へ降りて温泉に入り、いざ出発です。
行きはR148できましたが、帰りはR19で行け、という指示です。
行ったことが無かったので、試しに明科方面から行ってみることにしました。
時間的にはよく分かりませんが、R19の方が車は少なく、昼はこちらの方がよい気がします。
豊科ICに入ると、既に小仏トンネルから25Kmの渋滞です。
結局、大月で下りてR20を行きますが、こちらも渋滞です。上野原で陣馬街道に入り、八王子へ抜けました。
バイクなら問題ないですが、車だと少々厳しいですね。ここは、最後の手段とすることをお勧めします。
行きは3時間半ほどでしたが、帰りはタップリ6時間半かかって自宅にたどり着きました。
7/3
自宅9:20-1:00道の駅白馬
7/4
4:30起床4:55-5:25みみずくの湯5:40-5:55白馬駅6:25-(バス\540)-6:55栂池高原7:30
-(\1720+荷物\300)-7:52栂の森駅-7:78栂大門駅8:00-8:05自然駅-8:20自然園入口8:30
-10:40展望湿原-12:10自然園入口12:50-14:05天狗原14:15-15:45乗鞍岳15:55-16:25白馬大池
7/5
2:05起床3:50-4:50船越ノ頭5:15-6:15小蓮華山6:55休憩(2,700m)7:05-8:00白馬岳
-8:40村営小屋8:50-9:40岩室-12:20白馬尻-13:40猿倉14:30-(バス\980)-14:55八方口
-15:00みみずくの湯15:25-21:00自宅
白馬大池
-幕営料:\500/人
-水:小屋前のタンクから蛇口から
-トイレ:小屋大池側の小屋で電気なし
-ビール:\600/350mL, \800/500mL
総走行距離:541.7Km