今年は、全体に色付きが悪い印象で、特に赤色がダメですね。
やはり夏の暑さのせいなのでしょうか。色づいても葉が縮れているか、紅くなる前に冬に向けて葉を落としてしまうか、という広葉樹を多く見かけました。一方で、黄色系の黄葉や唐松は良さそうな感じです。
さて連休となりましたが、あいにく紅葉の進み具合が遅れていて、遠出の必要がありそうです。
あまり遠出もしたくなかったので、近場(一般道で3時間程度)の場所を探して、山歩きに出かけてみました。
最寄りの道の駅に0:00頃到着し、3:00過ぎには登山口に向かい4:00前には歩き始めるという感じでスタートです。
登山口の駐車スペースには、すでに1台車が止まっていますが、人の気配はありません。私を含めて2台です。
真っ暗な中、満天の星空と夜景とのサンドウィッチの中(といっても、林の中なのでくっきり見えているわけではありません)、ヘッドランプの灯りを頼りに、熊鈴を鳴らしながら高度を上げていきます。
先日の日光から帰った後、撮影用に使っていたヘッドランプがおかしく(スイッチを押しても切れない)なり、昔使っていた暗めのヘッドランプにしていたのです。
葉が落ちる音が結構大きくて、獣の気配を感じビクビクしてしまいます。足元だけを照らして、熊さんに遭わないよう注意しながら歩いていると、”ガサ、ガサガサ・・・”明らかに、葉っぱが落ちる音ではありません。何かがいます。
気配を消して私に近づくとは・・・何奴!などと呑気に構えている場合ではありません。
熊鈴なんぞ役には立たないということでしょうか。大声を出して威嚇すると...”ピィ~ッ!”という鳴き声です。
どうやら、声の感じからすると子供でしょうか。ただ、いきなり飛び出してぶつかられても嫌ですから、物音や鳴き声が小さくなるまで声を出しながら歩いて行きました。
明るくなってきて山頂に近づくと、パッと視界が開けました。
あいにく富士山や日の出を見ることは、位置的には出来ないのですが、八ヶ岳や甲斐駒ケ岳、鳳凰三山を望むことが出来ます。
まだブルーアワーには間に合いませんでしたが、モルゲンロート(Morgenrot)な感じでしょうか。
雲がないのでモルゲンロートにはならず...八ヶ岳 |
手前が黒戸尾根、奥は鳳凰三山 |
朝日に光る錦繍の斜面 |
紅葉は今ひとつな感じですが、黄葉はいい感じです。朝日を受けて、とても綺麗です。
一人、山頂で撮影して太陽が上りきってしまうと、色も変化してこず、しかも日差しが強すぎて露出が難しくなってきました。
下りながら撮影場所を探しみましたが、今ひとつな感じです。
途中で滝があるので、そこで撮影を試みましたが、日差しが強くイマイチな感じです。
紅葉に囲まれて |
「私出ますから、入れますか?」と声をかけ、早々に退散しました。
(車を出すのも大変でしたが・・・)
場所を変えて、渓谷へ行きましたが、こちらも人出が凄くて駐車場は満車状態でした。
歩き始めて、何気なく石の上に足を乗せたら、スッテンコロリンと滑ってしまい、肘をしたたかに打ち付けてしまいました。
肘は動くので、骨折はしていないようです。が、すりむいた所の泥と血が気になります。
たまたま水を持っていたので軽く洗浄していると、親切なご夫婦が声をかけてくれ、絆創膏をつけてくれました。
ですが、血が止まらず血染めのタオルを肘に巻いて撮影を続けました。
紅葉と滝 |
軽く撮影して(といいながらも、長めに占拠していたかも)、下りました。
下りは、渓谷沿いではなく尾根通しなのですが、怪我をしたことと寝ていないことから疲れが出てきてペースが上がりません。
やっと駐車場について、片付けて早々に帰宅しました。
途中、石和のスーパーで馬刺しを買って帰りました。
以前、友人とバイクツーリングした際に買い出しに寄ったのですが、馬刺しが安かった気がしたのです。馬のスジ肉は地元産の様なのですが、馬刺しのパックには”くまモン”が・・・って、熊本産ですか?!
馬刺し(2パック分598円もあり) |
こちらは、タタキ |
ん~...しばらく様子を見て、熱が出るようだったら病院へ行こう...
ちなみに、痛みはだんだん激しくなり、肘を曲げるのが辛いですが、曲げられるので骨にはいっていないようです。