2017-08-17

真夏の長雨

長雨のせいなのか、気温が低くなったためかわかりませんが、例年撮影に行っているレンゲショウマの開花が遅れています。
長雨も連続17日を記録することになり、昭和52年8月に22日連続雨の最長記録に次ぐ記録となりました。
先月末に撮影に行った際は20輪程度で、もう見頃となる時期のはずです。
このままだと撮影時期を逃してしまいそうなので、天候が少し良くなるところを狙って撮影に行くことにしました。
全車中泊で一人宴会しながらSNSを確認していたら、檜原村で熊のフンから車の転落事故で亡くなった運転手の衣類が見つかった、というニュースを、SNS友から親切にも教えてもらいました。
崖から車転落 運転男性をクマが...?
<https://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00367420.html>
ん~...夜中に山に入るんだけどなぁ...
一眠りしてから、ビビりながらも雨の中の山中を歩きはじめました。
周囲の音を確認しやすいよう、ラジオは使いません。
熊鈴も音が小さめのものを選んでいます
ガサっという音にビクッとしながらも、気がつけば御岳の集落に入り熊鈴を消音して一息つけました。
タマアジサイの撮影ポイントへ向かうと、撮影中の方が見えます。
近づけば、写団薬師多摩教室のYnU氏です。
挨拶をして、狙いは同じであることから一緒に撮影することにしました。
花咲く参道
明るくなって、展望広場に向かうと雨あがりの雲海が広がっていました。
薄いですが、太陽の姿も見られます。
雲海、たなびく
レンゲショウマの群生地には、前泊のカメラマンが入っているかと思いましたが誰もおらず、私達二人だけという状況でした。
しかも、ケーブルカーの始発前にガスが上がって周囲が霧に包まれると、夜中に歩いてきた疲れも吹っ飛びました。
目覚めの刻
微笑む妖精
人が上がってきて(ん~...誰も挨拶しないんだぁ)からも休みながら撮影し、何気に隣を見るとNoD氏ではありませんか。
挨拶をして、色々情報交換をしながら結局ガスが晴れた10時頃まで撮影し、富士峰園地展望休憩所2階で毎年開催されている前野勝美氏のレンゲショウマ写真展を観て、みなさんと分かれました。
その後、私は岩石園に向かいタマアジサイが咲いているポイントで休憩しながら撮影しました。
真夏の長雨
この頃には雨も上がり、ガスに覆われた渓流はフォトジェニックなのですが、ちょっとガスが濃かったかなぁ。
雨で水量が増え、生き生きとした苔が見事な渓流を撮影して、また山中をトボトボ歩いて帰宅となりました。
雨降りのあと
最後に、レンゲショウマを撮影していて、三脚をロープ越しに入れて撮影する人は見かけず、みなさん気をつけている印象を持ちました。
しかし、ロープ下から脚を突っ込む人、手持ちの場合は片足をロープ下から踏み込んで撮影している人が見かけられたのは残念です。