外を確認すると、なんとガスで視界が悪い状況です。これでは、歩くしかないので、早めに撤収して歩くことにしました。ただ、ルートが良く分からないので、カモシカは止めて、少し明るくなってから歩くことにしました。
焼岳の分岐へ下りる手前で20人の大パーティの前に出て、ひたすら下ります。
尾根歩きと聞いていたのですが、南アルプスの様な感じです。爺ヶ岳から冷池山荘までも、こんな感じだった気もします。
おそらく槍見台と思われる切り株の椅子が三つあるところまでは、それほどではありません。
ですが、そこから雨が降り始め、根っこや石、熊笹で足元が滑りやすく、かつ結構切り立ったところもポツポツ出てくるんです。
小屋まで500mの標識から、小屋までの長いこと長いこと。やっとの思いで小屋にたどり着きました。
これから、まだ焼岳へのピストンが残っています。
ヘトヘトだったのですが、何とか気力だけで歩き始めました。
空荷にも関わらず、ペースは上がりません。周囲は真っ白ですし、何しにカメラ担いで来たんだろう、と考える余裕もなく、ただただ歩きます。
硫黄臭も時々漂い、北アルプス唯一の活火山であることを認識させてくれます。
ガレから硫黄っぽい粘土質に変わり、またガレた岩場に出てトラバース気味から上に登る所に出ると、山頂直下の鞍部は直ぐです。山頂は広いのですが、荷物は鞍部に置いた方がいいでしょう。
ガスの噴出し口 2009.9.20-22 西穂高~焼岳 |
景色も楽しめないので、直ぐに下山です。今回のメニューはこなした事もあるのか、また雨も上がったこともあるのか、下りはそれほどの厳しさを感じませんでした。
小屋に戻り、残り2時間下って、後はバスに乗って帰るだけです。
帰り道、雨もすっかり上がり、火山であるためか、他の山とは違う雰囲気を持つ焼岳を撮影しながらのくだりとなりました。
立ち枯れの斜面 2009.9.20-22 西穂高~焼岳 |
最初、整備された登山道を下っていきますが、大正池が見えるあたりから、梯子場が計4箇所できます。
一発目が長い立った感じの梯子場です。後は短いのですが、最後の梯子場がちょっと位置が嫌らしいかもしれません。
そこから何回かグッと下るのですが、1時間ほどすると、ダラダラした下りに変わります。
右手に駐車場が見えてから車道に出るまでが長いです。
車道に出て、田代橋を渡って観光客と一緒にバスターミナルへ向かいました。
沢渡行きの乗り場は大行列で、二時間待ち!と言われました。
仕方なく並んでいましたが、1時間程度でバスに乗れました。
沢渡で荷物を片付け、駐車料金の支払いとビールテイストドリンクを買って、46.9度の足湯でくつろぎ(とても熱くて、くつろげません)、自宅へと戻りました。
R158は大渋滞を覚悟しましたが、すり抜けする必要もなくR20へ入れました。
大月近くから、高速道路の渋滞からエスケープした車で混雑し始め、すり抜けを繰り返して、6時間半かかって自宅に帰れました。
そうそう。
西穂山荘でテントにつける番号札を持って帰ってしまいました。ごめんなさい。いつか、返しに行きます。
【山行記録】
9/21(晴)
3:10起床-5:00河童橋周辺6:20-6:50西穂高登山口-8:25休(1,990m)8:40-9:20休(2,180m)9:30-10:30西穂山荘11:05-11:55休12:10-独標混雑のため時間とらず-14:45西穂山荘
9/22(雨後曇)
3:50起床5:10-8:35焼岳小屋8:50-10:15焼岳-11:25焼岳小屋11:45-13:50車道14:05登山口-14:20上高地BT15:20-15:50沢渡第二駐車場
【走行記録】
9/20
自宅9:35-11:50甲斐大和-12:30竜王SS12:45-16:15沢渡第二駐車場16:35-17:10上高地BT
9/22
沢渡第二駐車場16:50-23:25自宅
ピア竜王SS 112.3Km/3.83L@\120 Avg.29.32Km
パークWEST竜王SS 257.9Km/7.79L@\120 Avg.33.1Km
自宅近くのSS 110.8Km/???
総走行距離:481.0Km
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