翌朝,天気も良いので早朝撮影のため,疲れた体に鞭打って暗い内から起きて食事を済ませて撮影に出ました.
ちょっと,暖かい気もしますが,気のせいです.やっぱり寒いです.
三脚が壊れてしまい,騙し騙しで撮影です.ん~...ただでさえ低いのに,しゃがまないと撮影できないのは辛い...
これは前夜の星空 2011.9.25 劔岳・立山撮影山行~雷鳥沢編~ |
少し焼けた劔岳を撮影して,テントに戻って,冷えた体がラーメンを要求してきました.食べてばかりだなぁ...
もっとも,朝(夜中?)食べてから4時間位経っています.
朝焼けの劔 2011.9.25 劔岳・立山撮影山行~雷鳥沢編~ |
すっかり乾いているテントを撤収して,ノンビリ歩き始めました.今日は雷鳥沢幕営場までです.3時間程度でしょうか.
ですが,体中が軋んで痛くてペースが上がりません.
やっとの思いで別山乗越に到着し,劔岳に別れを告げました.
劔に別れを告げて 2011.9.25 劔岳・立山撮影山行~雷鳥沢編~ |
今日も,捜索のヘリコプターが飛んでいます.剱御前小舎のスタッフの方が,仙人谷方面でも滑落者が出たとか.
それの救助に向かうため,阿曽原温泉小屋に行くとのことでしたが,結局劔岳に戻って捜索を続けていました.
何だか,事故が多いですね.
スタッフの方も言っていましたが,簡単に登りに来る初心者が多すぎるのは,登れると思わせるメディアにも責任がある,と思います.
以前も書きましたが,北鎌尾根から前穂高岳の縦走で,南岳小屋でくつろいでいる時,小屋番の電話対応から恐らく,こんなやり取りがあったと類推しました.
お客「私でも,大キレットは通過できるでしょうか」
小屋番「歩ける人は歩きますし,歩けない人は諦めます」
その通りです.まず,自分を知らない人に,行けるかどうか聞く時点で,その人は来てはいけません.
カニのタテバイで待っている間,話しをしていた女性は,山と高原地図で(危)マークがあるルートを何箇所か歩き,かつガイドを頼んだりしながら経験を積んだそうです.
雪渓を歩いたことがないのに白馬の雪渓に挑む人,三点支持が出来ず石を落としまくりながら登る人...
これからも,事故は減ることはないでしょう.
さてさて.
乗越からダラダラと下り,時々三脚を出して撮影しながらノンビリと歩き,雷鳥沢幕営場に到着しました.
管理所で500円/人を払います.ここは,二泊以上は1,000円/人となるようです.
トイレは,幕営者は無料ですが,通過者は100円のチップ制です.なので,紙はあります.
水は無料で,塩素消毒されています.
剣沢幕営場のトイレへの道は険しく,少々辟易しましたが,ここはそれに比べて多少の距離は苦になりません.
昼過ぎに,少し雨が降りましたが,その後は曇り空で,することがありません.
家内が,ず~っとオコジョのバンダナは欲しい,と言っていたので調べてみると(室堂に基地局があるのでauはバリ三),みくりが池温泉で販売していることが分かりました.
それを知って,ノンビリ散策しながら歩いていくことに...
カメラを持って行かなかったのが失敗でした.雷鳥がいて,今回は結局撮影できず仕舞でした.
無事,オコジョのバンダナを買って,テントに戻りました.
夕食の後,1時間おき程度で空を確認しましたが,星空を撮影する様な感じにはならず,結局そのまま起床時間を迎えてしまい,劔・立山の最後の夜は終わってしまいました.
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