2013-10-13

北八ヶ岳 紅葉撮影歩き

三連休を利用して、家内と双子池をベースに北八ヶ岳に撮影山歩きに出かけました。
久しぶりに、2-3人用テント一式を担いでの歩きです。
ですが、今回は駐車場からテン場までは、一山越えても1時間です...何とかなる、の一念で出発しました。
前日の10/11夜に出発したのですが、現地へ向かう途中で雨が降り始め、駐車場は暴風で車が揺れて、翌日行動できるか、とても心配になりました。
その心配を他所に、ということはなく、朝になっても風は止むことはなく、
「これで、紅葉は散ってしまったな...」
と思いつつ、”サブっ!”と震えながら出発の準備をしました。
雨は殆ど止んでいたのですが、風が強く樹林帯を出ると、更に風は行く手を阻みました。
そんな中、太陽が顔を出して、何でもない登山道を素晴らしい風景に変えてくれました。
光芒現る
20年ぶり位でしょうか。
山を始めるきっかけになったのは、郷の親友であるM氏に連れて行ってもらった八ヶ岳全山縦走だったのです。その一泊目が双子池でした。
その感慨にふける間もなく、日没までには時間もありますから、ノンビリ撮影しながら歩くことにしました。
すっかり忘れてしまった登山道を歩いて、気が付きました。
ここは歩いていない...M氏は、全山縦走のため、北横岳から双子池へ向かう登山道は使わず、三ッ岳や大岳を経由するルートを歩き(しかも台風の中)、私をヘロヘロにしたのでした。

北横岳までは亀甲池を経由しても2時間程度なのですが、その途中途中で撮影のため足が止まり、たっぷり時間をかけてしまいました。
北横岳は、風が強い印象しかなく、初めてと2回目のクロカンスキー、そして今回と風が強くて長居はしたくない所です。
さっさと下りて北横岳ヒュッテを通りすぎ、ツアー客と一緒に坪庭を経由して双子池に戻りました。
強風の北横岳
 坪庭からは、縞枯現象がよく見えます。
この縞枯は、年々移動しているということで、原因が解明されていない不思議なものなのです。
縞枯れ
初めて小屋泊した縞枯山荘を通り過ぎて、残り1時間で林道崩壊のため迂回することに...
雨池を経由したのですが、途中、地図を持っていない人から、ロープウェイまでの道を尋ねられました。双子池の雌池では、双子池ヒュッテの場所を聞かれました。北八ヶ岳もなめられたものです。
満天の星
 迂回路が意外と長く、林道に出てから一山越えて、更に林道を歩いてテントに戻ったのは17:30...歩き始めたのが6:45だから...考えないことにしよう。
食事を済ませて体を休め、外を見ると満天の星です。
疲れきって(酔っ払って)いたのですが、撮影に出てから30分位で雲が出てきて撮影終了となりました。
その後、たっぷり寝て夜中に起きて撮影を再開しましたが...
紅葉の双子池
 朝になり、夜明け前から池の辺りで撮影を開始し、そのまま8時頃まで撮影を続けました。
なお、双子池の雄池は小屋やテン場の飲料水でもあり生命線です。おいしい水です。
カモシカくん、登場
 撮影していると、何か後ろでゴソゴソ音がするなぁと思って振り返ると、岩陰から何やらこちらを覗いている動物がいます。犬かなぁ...と思っていたら、ニホンカモシカでした。
慌ててレンズを向けますが、設定は紅葉モード...残念な結果となってしまいました。
ナナカマド
 ナナカマドがたわわに実をつけ、短い山の秋を彩っていました。
紅蕎麦畑と八ヶ岳
帰りに、気になっていた紅蕎麦畑(赤蕎麦?どちらが正しいのかな)をロケハンしようと寄ってみると、小さな畑に車、マイクロバスが停まって撮影会です。
売地になっているので、いずれはなくなるのではないかと思います。

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