朝、予定の3:00よりも早く目を覚まされ、起きる事にしました。
睡眠時間は合計でも3時間弱、というところでしょうか。
外に出ると、雲ひとつ無く星空が見えています。
こんな時間に準備を始めるのは、一ノ倉や東尾根の人達くらいでしょう。
足が遅い私は、それくらい余裕がないとダメなんです。
1パーティ大変早く出て行きました。
聞けば、幽ノ沢へ入るということです。V右かなぁ...ノッペリとした岩肌、垂直の岩のトラバース...ブルブル・・・
さてさて。
予定通り4:00に出て尾根に取り付きました。
ここで、登山指導センターで泊まっていた中年の男女二人のパーティが先行して歩いてくれました。感謝感謝。
トレースはボーダにより寸断されています。ヘッデンだけでは良く分からない箇所も出てきました。
写真を撮りながらではないので、昨日登ったあたりへは2時間程度で到着しました。
あのおじさん(結局、昨日下りてきて話し込んだ)が掘った穴は、見事に埋まっています。
もし昨日下りたのを確認しなかったら、雪の下を確認していたと思います。
おじさん曰く、1パーティが先でビバークしている、と言っていましたが、そんな深いトレースはありません。
せいぜい二人くらいのトレースです。
このあたりから、私がちょっとだけ先行してラッセルしました。
まだ行けそうなので、日の出が撮影できそうなポイントへ急ぎます。
1,200mくらいの小ピークで、三脚をセットして日の出を撮影しました。
日の出Picasaアルバムへ |
陽が出てしまえば、三脚はいらないでしょう。
ですので、たったこれだけのために三脚を担いでいるわけです。
後続に次々と追いつかれ、結局最後になってしまいました。
やっぱりフルボッカするんじゃなかったかな。
寝不足も手伝って、9:30過ぎにペースはがた落ちになり、ラクダのコルからの急斜面を泣きながら登り、山頂を踏んだときは、やっと冬の西黒にこれた(一度登ってんですが)という思いがしました。
泣きながら登った斜面からPicasaアルバムへ |
予定より、1時間ほど遅かったのですが、ゆっくり下りても(というか、ゆっくりでないと下りられない)土合の電車に間に合う時間です。
撮影を終えて、天神尾根を下山します。
小屋のあたりは、山ボーダが大勢います。
みんなスノーシューで登ってくるので、トレースはほとんどフラット。キックステップは崩されています。
しかも、トレースをスキーで滑ったり、トレースをボードで横切ったりなど、やりたい放題、という印象でした。
完全に埋まっている熊穴沢の非難小屋上を通り過ぎ、巻道をタラリンコと歩いていきます。
いい加減疲れてきたので、最後の登り返しの手前で休み、ロープウェー乗り場へ。
丁度14:00に到着し、片付けは駅でやればいいやとゴンドラに乗り込みます。
よく考えたら、新しくなってからゴンドラに乗るのは初めてです。
駅に着くと、電車待ちの登山者で賑やかです。
カラカラに乾いた喉を冷たいジュースで潤し、残った行動食を食べて帰り支度を済ませます。
そこで、東京方面へ帰る白毛門を登ってきたという人と大宮まで一緒に帰りました。
彼には、ベーコンと野菜のパスタスープや、”駅から冬山”のポイントを教えてもらいました。
また、春の涸沢の様子を教えてもらうなど、色々情報をもらいました。ありがとうございます。
まぁ、一日で西黒尾根から天神尾根を抜けたわけです。雪の状態にもよりますが8時間~10時間で行けそうです。
そうそう、西黒を下山していく強者も何パーティかありました。あそこを下山路にするのは、ちょっと避けたいなぁ...
【記録】
21日
5:00自宅-10:00土合-10:15土合駅改札10:20-11:00登山センター11:20-13:30(1,170m付近)13:45-14:50登山センター-15:00ロープウェー乗り場
22日
2:40起床4:00-4:15登山口-6:45休(写真撮影)7:00-7:40ラクダのこぶ下7:55-8:55休9:05-10:10休10:20-11:15谷川岳山頂-小屋前11:45-12:30熊穴沢非難小屋-13:20休13:30-14:00ロープウェー14:15-14:40土合15:32-20:00自宅
ロープウェー:片道1,200円+荷物300円
何故か下りの荷物料金取られず。感謝。
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