2014-10-26

新井完夫写真教室フォトいろり写真展「風花水明~花のある風景~」と10月写団薬師多摩教室

10月25日(土)は、写真展2つ(終わっているので紹介はやめます)がありました。
どちらもプリントに工夫があり、とても参考になりました。
また写真家の方とお話をして、衝撃的な言葉を伺えたことも貴重な体験でした。

その一つの写真展で、元写団薬師多摩教室に在席していたNさんと、バッタリ会いまして、
近況等伺うことができました。
まだ写真は続けていらっしゃるとのことなので、いずれどこかでお会いすることもあるかと思います。

さて、そのNさんから別の写真展を紹介されたのですが、教室があるため残念ながら観に行くことは叶いませんでした。
その教室ですが、課題の作品は適当に選んでしまったものを持込み、敢え無く玉砕しました。
もう一つのネイチャーは、良い評価をいただきました。
秋の山岳風景らしい作品です。
たぶん、似たような構図の作品をアップしていると思います。

翌日、写団薬師主宰である新井先生が運営されている写真教室フォトいろりの写真展を観に行きました。
花がテーマなのですが、ともすると図鑑ぽくなってしまうところを、風景写真として仕上げていたと思います。
11月5日までです。
第5回フォトいろり写真展「風花水明~花のある風景~」
会場:富士フォトギャラリー調布スペース2
期間:2014年10月24日(金)~11月5日(木)

2014-10-22

第10回写団渡良瀬写真展「渡良瀬四季彩」 & 内藤洋展「Canada West Coast Story Spirit Bear」

平日は業務の都合で写真展に寄ることは出来ないのですが、本日は外出する機会があり気になっていた写真展に寄ることができました。
一つは、コンテスト等で見ることが多い写団渡良瀬の写真展です。
渡良瀬遊水地での作品展で、思い当たる景色もありましたが、意外な景色も多くありました。
渡良瀬遊水地といえば霧立つ景色をイメージしていたのですが、何度も通う人達ですから霧の風景は飽きているのでしょう。2点ほどしかありませんでした。
明日(23日)までです。
第10回写団渡良瀬写真展「渡良瀬四季彩」
会場:富士フォトサロン東京スペース1
期間:2014年10月17日(金)~10月23日(木)
http://fujifilmsquare.jp/photosalon/tokyo/s1/14101701.html

隣のスペース2では、内藤洋氏による個展が展示されていました。
カナダをベースにしている方で、シロクマを中心とした作品の展示でした。
シロクマといっても北極のシロクマと違い、いわゆるクロクマの白いバージョンというべきでしょうか、何か可愛さがあります。
特に若いシロクマが怯えた表情や、水に入りたくない様子を捉えた表情は、何かほのぼのとした印象があります。
詳しく話が聞きたかったのですが、時間がなかったのと他の方と話をされて断念しました。
内藤洋展「Canada West Coast Story Spirit Bear 森の精霊に吹く風」
会場:富士フォトサロン東京スペース2
期間:2014年10月17日(金)~10月23日(木)
http://fujifilmsquare.jp/photosalon/tokyo/minigallery/14103103.html

2014-10-19

田畑風景ロケハン

最近、近くの畑が次々と宅地になり、家屋が建てられています。
相続税の関係かな、と思うのですが、少し寂しい気がします。
東京という立地では、なかなか農村風景を撮影に行くことは難しいのですが、
町田や八王子、奥多摩方面に行けば、谷戸に棚田が広がる風景が見られます。
最近は、住宅地の直ぐ側でホタルが飛び交うほど自然環境が良くなりつつあります。

紅葉にはまだ早いのですが、そういった農村風景、山里風景を撮影できる近場はないかと探しているのですが、そういった場所は既に手垢がいっぱいついて(撮り尽くされて)います。
あまり撮られていない場所で、しかも星空や夜景といった撮影の練習もできる場所はないかと探していました。
今回は、そういった近場で夜中に行けて、トイレや水が確保できる場所に行ってみました。
柿の木発見 紅葉が待ち遠しい 雪が降ったら行かないと...
楓もまだまだ緑...ちなみにモミジという科や属はありません
日が傾いてきました
少し彩度を上げて赤っぽく
古代米の緑米
野草...名前は分かりません

ちょっと整備されすぎている感はありますが、探せば色々と題材はありそうです。
これから、何も予定がない時に足慣らしに通ってみようかと思っています。
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2014-10-13

写真展観覧:写団所沢「しきのうつろい」 & 原慎春夫「天地の霊気・樹木」

台風19号(ヴォンフォン)の影響が出る前にと、富士フォトサロン東京で開催中の写真展を観覧してきました。
写団薬師主宰の前川彰一氏が主催している写団所沢の写真展です。
今回で8回目ということで、気合の入った作品が展示されていました。
写団薬師と異なり、全てポジの作品による展示で、デジタル全盛の中でやはりフィルムの持つ優しさというか、デジタルとの違いを感じさせる展示でした。

写団所沢写真展「しきのうつろい」
会期:2014年10月10日(金)~10月16日(木)
場所:富士フォトサロン東京スペース2

続いて、隣のスペース1で開催している原慎氏の写真展です。
この方の写真展は2部構成になっていて、第2部は11月20日からポートレートギャラリーで開催するそうです。
良い視点とタイミングを捉えた作品が多く、構図や視点等、参考になりました。 
原慎春夫・写真展「天地の霊気・樹木」
会期:2014年10月10日(金)~10月16日(木)
場所:富士フォトサロン東京スペース1

なお、富士フォトコンの過去の受賞作、土門拳氏の子どもたちの作品も展示されています。
土門氏は、あの風貌から何故あの様な子どもたちの笑顔を引き出せるのか、そしてタイトルの付け方の妙といい、今さらながら素晴らしい写真家だと思います。

2014-10-12

赤城山:紅葉撮影と山歩き

何度か訪れているのですが、山頂へ行ったことが無いので山歩きを兼ねて紅葉を撮影に行ってきました。
とはいうものの、天候次第ではチョー寝不足での山歩きになりそうです。
到着して炭酸麦汁で一息ついて仮眠をしました。
一時間程して寒さで起き、外に出ると満天の星空です。
寒いけど・・・こりゃ撮らないと...
で、結局明け方まで撮影し、ほとんど眠らないまま朝を迎えました。
放射冷却と風とで体感温度が低く、地元のカメラマンは皆さん冬の装いです。
そんな中、海外っぽい人のズボンは膝から下が露出しています。
こいつらに戦争しかけた日本人は、バカです。
いや、この寒さの中、半ズボンで鼻歌を歌いながら撮影している彼がバカなのか...
夜明け前
閑話休題。

あいにくきれいな朝焼けにはならず、諦めて覚満淵へ移動しました。
既に多くのカメラマンが撮影しています。
冷え込んだためか、朝霧が出ていました。
しまった!こっちにしとおけば良かった!と後悔しても遅いのですが...
日が高くなり、ちょっと条件が悪かったのですが、草紅葉が綺麗なのと風がなく水面が穏やかだったので、いい感じになりました。
湖畔に佇む
草紅葉
今回はいつものカメラに、先日山に行った際に残っているポジ、それに借りているカメラの3台と、忙しい撮影を強いられました。
ひと通り撮影し終わり、意外と眠くないので天気が安定している内に登ってしまおうと、登山口へ向かいました。
赤城山は、複数の山が集まっているのですが、最高峰は黒檜山(くろびやま)です。
あまり眺望が良くないらしいので、歩きメインで行けそうです。
赤城神社
急登をたらりんこと登って行くと、ひょっこり山頂に出ました。
色々なマップでは、2時間程度とありましたが、1時間半で行けるようです。
ただし急登が続くので、高尾山1号路と同じ感覚で行くと泣きを見ます。

山頂から2分程行くと、眺望が良い場所に出ます。
みなさん、ここで昼食をとるようです。
快晴の中、浅間山、谷川岳、燧ヶ岳、奥白根、男体山が見えました...見えたようです。
(燧ヶ岳まではわかりましたが、あとはさっぱり...)
ここからは稜線上の歩きなので、さほどの辛さはありません。
電気の路(一応11-12月号テーマを意識した・・・つもり)
1時間ほどで駒ケ岳に到着します。
ここは眺望があまり良くないので、大沼までさっさと下ってしまいたい気分になります。
下りは、狭い階段があるためすれ違いができません。
一度、下りてしまってから登ってくる人に気が付き、登り返す羽目にあいました。
40分程で”おのこ駐車場”に到着です。

時刻にしてお昼すぎ、飲むには良い時間です。
車の運転はできなくなるので、また覚満淵の近くへ移動し、ツマミを作りながら飲み始めました。
やはり寝不足と疲れからか、いつの間にか寝てしまい夕焼けを見損ないました。
もっとも、雲ひとつ無い天気でしたしたから、あまり期待できなかったと思います。と思いたいです。

少し雲が出てきて不安になりましたが、星が出る頃には雲ひとつ無い晴天となりました。
早速、鹿の鳴き声と何やら唸る様な獣の声が響く中、一人寂しく星景撮影を始めました。
このまま終わるまでいるか迷いましたが、さすがに耐え切れず一旦車に戻り、アルコール飲料で体を暖めながら待ちました。
再びカメラの場所へ戻ると、何故かISO感度が超高感度設定になっています。
『やってもうた~』
この後は、雲が出る予想なので撮り直しはできません。
しかも、風がなかったためレンズも曇っていました。
落胆しながら車に戻り、やけ酒して寝てしまいした。
電池切れの失敗作(この後も失敗作)
翌朝、どんよりした天気でしたが、ガスがいい感じで降りてきてました。
昨日撮っていることもあり、ポイントで撮影して、小沼へ移動しました。
標高が高いため、駐車場に着くと周囲は真っ白です。
湖畔は、さらに真っ白でどうしようもありません。
適当にお茶を濁して帰ることにしました。
錦繍の織絵
白い世界
今回は、覚満淵の草紅葉を撮影でき、初めて赤城山へ登ったということで良しとしましょう。
山ブームと言われているようですが、山の基本である登り優先を意識していない人や、平気で荷物を接触させてすれ違う人が多い気がします。
いずれ事故が起きる気がしてなりません。
ショップは、売るだけでなく最低限のマナーやルールも教えるべきと思いますが、教えられる人もいなのでしょう。
山に登ったことがないカタログ売りの店員が多いですから。
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2014-10-08

皆既月食: Total (Lunar) Eclipse

10月8日は、南東の夜空を見上げた人が多かったと思います。
2011年12月10日以来、約3年ぶりとなった皆既月食は、九州の一部を除き日本のほぼ全国で観測できたようです。
今回の皆既月食は、テトラッド (tetrad) と呼ばれる珍しい現象の一環です。
テトラッドとは、世界で皆既月食が約半年毎に4回連続する現象で、過去2000年では8回起きたそうです[*1]。
今回は、2014年4月15日にアメリカで皆既月食があり、2回目となります。なお、今回は4回ともアメリカ (といっても広いですが) で見られる特別なテトラッドだそうです。
残り2回は、2015年4月4日(土)、9月28日(月)です。残念ながら、4回目の9月28日は、日本では観測できません。

さて、今回の皆既月食は皆既月食の始まりから終わるまでが約1時間と長く、部分食の始まりから終わりまでは約3時間20分と長いことが特徴です。
こんなチャンスは生きている間に、そうはないだろうと1ヶ月前あたりから撮影地の選択、天気の状況等を調べ、この日を迎えました。
あいにく業務があるため休みを取ることは叶わなかったため、業務終了後に出来るだけ早く移動できることも条件です。
本当は、職場があるビルの屋上や近くのビルの屋上が良かったのですが、そんな場所へ入ることが許されるわけもなく、色々と検討して決めたのがスカイツリーの見える場所です。
食が始まる時間の月の位置、スカイツリーや周囲の建物の配置、撮影できる十分な広さ、ポイントまでの移動時間等を考慮し、隅田公園にしました。
職場からだと約45分で、皆既月食が始まる前に撮影ができそうです。
当日の日中は、スカイツリーの上空に雲があって撮影が難しいかなと思ったのですが、夕方になって雲一つない天気となりました。三脚をもう一つ準備すれば良かった (理由は後述) と思いましたが、それよりもさっさと業務を終わらせて、少しでも早く移動することが大切です。

既に公園には大勢の人が、月食を楽しんでいました。
半分以上欠けた月が、スカイツリーの横あたりに浮かんでいます。
良さそうな場所は既に三脚が並んでいるのですが、月の移動を考慮して少し外れた場所に三脚を設置し、早速撮影を開始しました。
ちょうど食が半分程度から撮影開始(この撮影は難しい)
そして、先日フォトコンからお借りしたSONY α7 で撮影です (残念ながら、スタッフからの説明会には業務のため参加できませんでした)。
三脚がないため、欄干やお座布を使っての撮影となりました。
高感度撮影
今回は、操作に慣れることと高感度撮影を試すことが目的です。
三脚のカメラは、セッティングすれば放置プレイなので、色々と移動したりレンズを交換したり、試し撮りを楽しみました。
こちらは慣れたカメラ
ちょっとピンが甘い
食が最大なのに、もう (月食は) 終わりとつぶやくカメラマンには、少々苦笑いといったところでしょうか。食が最大となった19:55頃を過ぎた頃に雲が出てきてしまい、予定していた時間よりも1時間ほど早く撤収となりました。

次回は4月4日土曜日ということで、何もなければ朝から晩まで撮影が楽しめそうです。
ちょうど桜の季節ですし、夜桜と絡める人も多いのではと思います。
結構、隅田公園は広いですし次回も隅田公園で撮影しようかと考えています。
ただ、食の時間が短いので観察できるのは僅かかもしれません。

最後に、これからの月食情報です。
2015年4月4日 皆既月食(食始19:15/皆既始20:53/最大21:00/皆既終21:06/食終22:45)
2017年8月8日 部分月食
2018年1月31日 皆既月食(約1時間17分)
2018年7月28日 皆既月食(約1時間44分、月没帯食(*2))

*1: 162-163年, 795-796年, 842-843年, 860-861年, 1493-1494年, 1949-1950年, 1967-1968年, 2014-2015年
*2: 月が欠けた状態で地平線に沈むこと。一方10月8日の月食では、石垣島以西では月が欠けた状態で昇る月出帯食となった。

2014-10-04

高尾山散歩と永田京子写真展「樹々として~」

久しぶりに、高尾山へ遊びに行きました。
何か採るものがあるかな、と思いカメラ思って行ったのですが、結局に何も撮らず
お昼に高尾蕎麦を食べて帰りました。
ただ、気になったのは舗装工事や施設の増築・改築が進んでいたことです。
特に、薬王院の奥の院から山頂まで、以前は木道と土の道だったのですが、
木道が整備(これは問題ありません)され、土の路はコンクリートで舗装されていました。
これでは積雪があった場合、とても危険です。
考えていないんでしょうねぇ。
もう撮るものがないので、薬王院までも行くことはないかもしれませんが。
ちなみに、紅葉の高尾山頂は足の踏みがないほど混雑し、ダイヤモンド富士の時は
怒号が飛び交うほど混雑します。

さて下山して汗を流してから、永田京子さんの写真展に行きました。
お人柄が出て、私には到底撮れない様な作品ばかりで、とても参考になりました。
プリントも三輪薫氏の指導のもと、紙が使い分けられており、こちらも参考になりました。
細やかなお心遣いが嬉しく、帰り道はとても気分よく帰ることができました。
お勧めです。
永田京子写真展「樹々として~」
期間:2014年10月3日~10月9日
場所:ギャラリー・アートグラフ(写真弘社)
         銀座2-9-14 銀座ビル1F