2014-05-17

初夏の薫り

緑が濃く初夏の装いとなり、久しぶりに低山歩きをしながらの撮影に出かけました。
正直、この時期はミツバツツジは終わり、春の花も多くが散り始め、ヤマツツジはこれから、という季節の変わり目になります。花もスミレ等の小さな花から、夏の大型の花にかわる頃なのです。

日の出近くに歩き始めた頃は、少し肌寒い(正直寒い)感じでしたが、歩き始めて太陽が出ると暑さを肌で感じられるようになりました。
さすがに、この時間に歩いている人は皆無で、撮影している人なんていません。つまり、季節的にはハズレ、ということです。
通ならわかる?
園芸種のツツジは満開ですが、他の花々は散り始めて撮影に耐えられるものは見当たりません。
それでも、日照の関係か勢いのある花を撮影しながら、新緑を楽しみながら歩きました。
ここだけヤマツツジが開花
テーマはキラキラ
ちょうどヒメレンゲが見頃な筈なのですが、あまり花が多くありません。
以前、撮影した群生地も全く花が見られませんでした。
雪のせいか、それとも終わってしまったのか、ちょっと分かりません。
これから、まだまだ花の季節は続くので、また歩きに行きたいと思います。
小さな流れの前のヒメレンゲ
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2014-05-11

植物図鑑にならないように

近所の公園に、絶滅危惧II類(VU: Vulneable) に指定されている金蘭が群生しているということで、撮影に行ってきました。なんと!標高100mに満たない都会の山です。
少々遅さを感じていましたが、丁度これまた禅庭花のムサシノキスゲが咲き始めている頃で、まぁ何かあるだろうと久しぶりに出かけました。なお、このムサシノキスゲは、いわゆるニッコウキスゲと同じ仲間なのですが、私の住んでいる地元の公園でしか咲かない希少品種だそうです。写友のS氏やE氏に情報をもらい、数年ぶりの公園となりました。ありがとうございます。
少々日差しが強く、撮影条件としてはあまり良くありませんでしたが、花を撮るにあたり植物図鑑にならないように気をつけました。
金蘭
 ムサシノキスゲは、あちらこちらに咲いているのですが、金蘭は見当たりません。どうやら時期が遅かったようです。詳しい人によれば、金蘭や銀蘭が終わるとキスゲが咲き出すそうです。
それでも、ポツポツと金蘭が咲いていて、形の良さそうなのを選んで撮影してみました。
キスゲの向こうに
 ムサシノキスゲは、カメラを始めた頃に行ったのと比べると、少々株が少ない気がしました。
丁度、祭りをやっていて係の人に伺ったのですが、保存のための枝打ちとかをしているのですが、徐々に減ってきている様です。まぁ、近くに大きな道路が走っていますし、難しい面もあるかと思います。
初夏を待つ
2時間程でしたが、あらためて近くの公園にも新たな発見を見つけ、楽しい日曜日を過ごせました。
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2014-05-10

春の撮影ドライブ

何気なくタイトルを決めてしまったのですが、後1回位は同じタイトルでブログをアップしそうです。
さて、週末の金曜日は都心で雹が降り、雷が通過していきました。
夕立のような形になり、その後こんな光景が窓から見られました。
スカイツリーに虹
あいにく、気がついたのが遅く消えかかる直前でしたが、綺麗な弧を描く虹が見られました。
金曜日は懇親会が入っていましたが、この夕立で明日の朝は期待できそうと、家内の運転で撮影に出かけました。おかげで、少々寝不足気味だったのですが、助手席でゆっくり出来ました。

夜半に現地に到着し、数時間の仮眠の後、まだ眠い目をこすって周囲を見渡すとヤマツツジが満開です。早速準備をして、陽があたる前に下見に出かけました。
東の空が朝焼けで良い感じなのですが、雑木林が邪魔をしてしまいました。ですが、ヤマツツジは綺麗に輝き始め、カメラを担いでアチラコチラへと移動しながら撮影を楽しみました。
満開のヤマツツジ
左に入っていけないものが...
朝食前に動きまわったため、空腹で予定していた時間よりも前に車に戻り朝食を食べて次の場所へ移動することにしました。
ところが、探しても場所が見つからず、ガソリンも無駄には出来ないため、別の場所へと移動しました。ここは、写真家 佐藤氏も撮影に訪れた集落で一度訪れてみたかった所です。
大雪で孤立した集落
空を目指して
春から初夏へ
まだ、少し桜が残っていて、陽気は初夏のようでしたが、まだまだ春の香りが残っていました。
ウロウロしている間にお昼近くになってしまったため、これまた佐藤氏のワークショップで話題になった”わらじトンカツ丼”のお店に行くことにしました。お昼を少し過ぎていましたが、行列はなかったためお店を見つけるのに手間取りましたが、直ぐにテーブルについて注文が出来ました。
私は2枚でしたが、家内は1枚。1枚だと結構大きなわらじトンカツが乗っかっています。
かかっているタレが甘辛くて美味しく、あっという間に平らげてしまいました。ポスターによれば、1枚は酒の摘みに、ということです。
わらじトンカツ丼(二枚)
食事を済ませて、次の場所へ移動しました。
単なる公園ですが、ツツジが満開だろうと行ってみたのですが、午後ということもあり日差しが強すぎて絵になりません。
むしろ、園道脇に咲いているシャガが綺麗で、あちこちに群生していました。
シャガの群生
さすがに疲れてきたので、車に戻る途中で綺麗なたんぽぽを見つけました。
旅立ちはいつでも

家に帰ると、さすがに疲れたのか、早々に寝てしまいました。
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2014-05-05

雪のない春山

山にも行く風景写真家の佐藤氏に触発され、黄金週間(といっても現職では普通の4連休ですが)に白毛門へ行くことにしました。
過去、冬にパーティでピストンし、その後は春に単独で馬蹄形の縦走を天神平から、白毛門から、西黒尾根から、と3回行っています。冬の単独も2回試みましたが、こちらは敢え無く撤退となりました。

さて今回は、あまりピークに固執せず、良い場所があればジックリ狙ってみようと考えていました。
家内とは別行動でしたが、途中まで大渋滞の関越道を移動して渋川駅で下ろしてもらい、JRで移動となりました。渋川駅ではSLが待機していたのですが、気がつくのが遅く撮影のチャンスを逃しました。
水上への列車は混雑していて、更に水上駅での乗り換えはラッシュの様でした。また、土合駅では降りる人が私以外にいた、というか、結構多かったことは驚きでした。
どうも、モグラ駅というのが有名らしく、興味本位で降りてみたものの487の階段を登る途中で後悔し、改札を出て本数の少なさに更に後悔する事態になっている家族が少なくありませんでした。

いそいそと準備をして歩き始めますが、新緑と満開の桜が眩しく、思わず三脚を出して撮影したくなる欲求にかられました。ここで時間をとると、後が怖い...
でも、結局登山口でザックを下ろして三脚を出し、30分以上撮影してしまいました。
高圧線がど真ん中
歩き始めて1時間もしないうちに、肩に荷物が食い込んで、足が前に進みません。
思えば、冬も歩いていないので、半年以上ブランクが空いてしまっていました。ペースは上がらず、予定していた松ノ木沢の頭までも到達できない雰囲気です。
更に悪いことに、雲行きが怪しくなってきて、風も出てきました。
これでは、山頂や稜線上での幕営は避けた方が良いです。ということは、撮影のチャンスを減らす事にもなります。
何より、水が得られないと話になりません。
雪が出てくるところまで何とか歩いて、暗くなる前に設営を終え、雪で冷やしたビールで一人乾杯して体を休めていたら、本降りの雨が降ってきました。風も強かった様ですが、設営した場所が良かったのか、風の影響は殆どありませんでした。ただ、寝返り1回転は厳禁な状況でしたが...

朝、空を見ると満天の星です。
これはしまった!
さっさと出発準備を済ませますが、日はどんどん高くなり、松ノ木沢の頭に到着する頃には、すっかり明るくなってしまいました。
白毛門を見ると、雪がありません...
雪のない白毛門
今年の一ノ倉沢雪渓も消えてしまうのか?!
これでは、狙っていた風景は撮れそうもなく、登る気力をすっかり失っていました...というか、ほとんどペースが上がらず、登りたくなかった、というのが本音ですが...
根開きの山肌
ルートの邪魔にならない所に設営して横になると、寝不足気味だったのか直ぐに寝てしまいました。
昼過ぎに、ボーっとした頭で外を見ると、高曇りな状況です。
結局、夕焼けもパッとせず、その後、晴れるものの直ぐに雲が出てしまい、星を撮影することも出来ず、何をしに来たのかと自問自答しながら、お酒だけが消費されていきました。
パッとしない夕焼け
ピントが合わず...
北極星と白毛門 北極星はど~こだ?
翌朝、空には分厚い雲がかかり、谷川岳山頂にも雲がかかっています。
日の出まで粘りましたが、全く絵にならないため、さっさと下りることにしました。
後で知りましたが、どうやらこの時に地震があったようです。お酒が残っていたわけではなく安心しました。

登って来る時は、疲れていて気が付かなかったところもありますが、新緑や花々が咲いていて目を楽しませくれました。
ザックを下ろしては撮影して、をしながらだったので、全く先に進めず、2時間弱で下りられるところを、たっぷり3時間半かけて下山しました。
イワウチワが群生
なお土合駅ですが、駅員が常駐しておらずSUICA端末も無いため、乗車証明書を持って乗らないと後の精算が大変なことになります。また、ICカード精算よりも現金精算の方が安くなりました。乗車証明書は、記念に持ち帰っても良いかもしれません。
土合駅乗車証明書

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2014-05-02

前川彰一写真展「美写炯然(びしゃけいぜん) 自然の瞬間(とき)」&出版記念パーティ

写団薬師主宰の前川彰一氏の個展が、富士フォトサロン東京スペースIで開催されています。
前川彰一写真展「美写炯然(びしゃけいぜん) 自然の瞬間(とき)」
http://fujifilmsquare.jp/photosalon/tokyo/s1/14050201.html

黄金週間も残り一日となりましたが、7日まで開催されていますのでお時間のある方は、是非足を運んでいただければと思います。
また、開催初日に写真集の出版記念パーティが開催されました。

作品を作るのに妥協を許さない、そういう職人気質な一面を見ました。
会場には、写真出版業界の方々、風景写真家の方々が参加されていました。
普段はFBでしかコミニュケーションがとれない方と、リアルにお話する機会が得られたのは貴重でした。
残念ながら、翌日は早朝から撮影山歩きに行くため、二次会は欠席しました。

なお、写団薬師・多摩教室のHP<http://yakushi-tama.jimdo.com/>にも案内を出していますが、

  • 5/30-6/5       富士フィルムフォトサロン名古屋
  • 6/19-6/24     富士フィルムフォトサロン仙台
  • 7/4-7/17       富士フィルムフォトサロン福岡
  • 9/26-10/2     富士フィルムフォトサロン大阪
  • 10/17-10/22   富士フィルムフォトサロン札幌

にて全国を巡る予定です。