ビバークハイキング・・・とは、1日で歩ききれないコースのため、途中で野営 (ビバーク) して1泊するハイキングです。
もちろん、私の勝手な造語です。
そもそも、ビバークが必要なハイキングって...
もっとも、私の場合はあえてビバークして呑んでいるだけ、かもしれません。
さて、東京にも山深いところがあります。
奥多摩は、比較的手軽に行けるところで、新緑から花の季節を迎えようとしています。
もちろん日帰りもできますが、荷物が増えても一泊するという強い意志のもと、早朝に出かけていきました。
そうそう、平日なのですが仕事がオフィシャルにお休みだったのです。
天気は晴れから徐々に曇り始め、お昼近くなると怪しい感じになってきました。
それでも、富士山がよく見えます。
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山並みの向こうに |
既に、3時間以上歩いていますが、富士の姿を見て少し元気になりました。
ここからは稜線沿いにアップダウンの少ないルートになります。
しばらくして、ヤマツツジがあちこちに咲いている所に出ました。
既に終わりかけという感じですが、まだ元気に咲いている株もあり、目を楽しませてくれました。
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ツツジ咲く山道 |
ツツジエリアを抜けると、ひたすら歩くだけです。
歩くのにも飽き、しかもポツポツと雨が落ちてきた頃、今夜のビバーク地が見えてきました。
ここは、トイレも屋根もあるので、ビバークするには最適です。
寝る準備をして、キンキンに冷えた (まだシャーベットが残っている) 炭酸麦汁を飲みながら横になっていると雨が降ってきました。
朝が早く疲れもあるのか、飲み終えるとそのまま寝てしまいました。
夜中、目が覚めると周囲は全く視界がなく、ひどい雨になっています。
明け方には止むと推測しているのですが、一向にその様子がありません。
少し出発を遅らせようかなぁ、と考えてい内に、また眠っていました。
明け方、物音と人の話し声て目が冷めました。
なんでも雨の中、夜中じゅう歩いて来たそうです。
雨はまだ降っていましたが、かなり弱くなっているので止みそうです。
いそいそと準備をして、持ってきた食料を空にして準備を整え出発です。
見晴らしの良いピークに着く頃には、雨もすっかり上がっていました。
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雨上がり |
時間はあるので、のんびり撮影して駅に向かって歩き始めました。
昨日の雨が太陽で暖められ、ガスに覆われて写欲が湧いてきます。
その度に、荷物を降ろしてセットして、を繰り返していると全然前に進みません。
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靄に差す光芒 |
足も疲れてきてペースも落ち始め、残り2時間は泣きながらの下山となりました。
ちょうど、コンビニの横に出たので、つめた~い炭酸麦汁とおつまみを購入して駅で身支度を整えて (といってもシャツを着替えただけですが) 帰路につきました。
帰り道を利用して、写団薬師 町田教室の写真展に行くのです。
でなければ、身支度なんか整えません。
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写団薬師町田教室写真展:ときのながれ |
会場では、東京教室のH氏がいてお話しました。
来月、個展をするそうです。DMが届き詳細がわかりましたら、ご案内したいと思います。
多摩教室の写友、N氏も駆けつけ、町田教室の方々を交えて写真談義をしていたら長居をしてしまいました。
すみませんでした...
写真展は、6月7日(日)17:00までです。
近場から遠くまで日本の四季をとらえた力作揃いで、写欲が湧いてきました。
明日、体が動くようなら撮影に行こうかな...その前に片付けを済ませないと...