2016-08-27

嵐の予感

迷走台風10号 (ライオン・ロック: 香港の山の名前) が近づきつつあり、またまた週末の天気はぐずついてしまいました。
どうしようか悩みましたが、そろそろ秋海棠が良さそうとの情報が入り、また写友からも咲き揃ってきたとの情報をもらったので、ダメ元で星景撮影と秋海棠撮影に行ってきました。
星景撮影は初めての場所でしたが、写団薬師Tsu氏が付き合ってくれました。
出発する頃は星も見えていましたが、ポイントに着くと天頂以外は雲に覆われてしまい、星景撮影を止めて雲に切り替えました。
街明かりに照らされた雲は怪しく、かつ雲間から星が見えて、これはこれでアリかな?という風景です。
嵐の予感
ここで軽く酒でも飲みながら、というプランは崩壊し、音は聞こえないものの雷雲も近づいてきたため撤収して秋海棠の撮影ポイントへ移動しました。
帰り道、麻痺した足がもつれ転んでしまい、膝が敗れてしまいました。
また、NIKONワッペンで補修となりそうです。
到着して仮眠していると、土砂降りの雨が降ったりやんだりを繰り返し朝を迎えました。
蒸し暑いので時折ドアを開けたのですが、さすがに朝は寒くなってドアを閉めました。
秋が近づいてきていますね。
ポイントへ行くと先客が1名いましたが、程なくして我々だけに。
のんびり撮影していると、ポツポツとカメラマンがやって来ました。
でも雨が強くなってきたのと、教室もあるので2時間ほどで撤収しました。
小雨の朝
ピンクの絨毯

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2016-08-21

今シーズン最後のレンゲショウマ撮影

ちょっとした用事もあり、今シーズン最後のレンゲショウマを撮影に行きました。
朝がいいかな、と思いましたが、なんとなく天気が冴えない気がしたので明るくなり始める頃に出発しました。
走り始めて雲が見え始めると、焼けそうないい感じです。
これで太陽が顔を出したらバッチリだろうなぁ、外したなぁ、と思って、どこか広い場所で撮影しようと空の様子をうかがいながら走っている内に日の出が終わり、あまり焼けることなく明るくなってしまいました。
あらら、残念。
途中で朝食を準備して腹ごしらえをしてから山歩きをして現地に着くと、ちょうどケーブルカーが到着したところでした。
ところが、カメラマンは一人も下りてきません。
ポイントへ向かうと、2人だけです。
おそらく、昨晩から泊まっていたのではないかと思います。
先週から開花も進んでいなくて、今年は不作の年だったのでしょうか。
それでもガスに覆われたり、いつもならカメラマンが多くてポジションが取れない時間帯に撮影できたりしました。
天気が良くなった9時頃に、人が増え始めました。
撮影がしづらくなって来たので、今シーズのレンゲショウマの撮影は終わりにして、また来年です。
来年は、お盆の時期は晴れることを祈りたいですね。
ちなみに、8月8日は部分月食、ペルセウス座流星群は月齢20.7とチョー明るいので、目視による観測は難しいかもしれません。
いいんです。
呑めれば...
暑い夏は続く
朧げ

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2016-08-20

写真展3つ観覧:高砂淳二氏 / 富士フォトギャラリー銀座 / 菊池哲男氏

日曜の予定でしたが、土曜の天気が悪すぎて何もできなさそうなので写真展を観覧することにしました。
とはいうものの、出かけるときは土砂降りの雨で、膝下がぐっしょり濡れてしまいました。
なんとなく気持ち悪い状態のまま、新宿で昼食をとりKONICA MINOLTA PLAZAへ向かいました。
ここは、あのフルーツで有名な高野本店があります。
懐と時間に余裕があれば、ゆっくりしていきたいところですが、あいにくどちらも余裕がありません。
さっさとエレベータに乗って、4階を目指します。
高砂氏は在廊していて、早速気になっていたことを聞いてみました。
気さくに答えてくれましたが、私には到底できないだろうなぁ、と思いました。
作品は世界の有名なポイントでの撮影で、私もいつか撮影に行ってみたいところばかりでした。
コニカミノルタのギャラリーですが、機材は全てニコンでした。

  • 高砂淳二 写真展: Dear Earth
    会場: KONICA MINOLTA PLAZA
    会期: 2016年8月16日~9月5日 
続いて、新しく銀座にできた富士フォトギャラリー銀座のオープニング写真展です。
名だたる写真家が作品をよせていて、先ほど見た高砂氏の作品も同じものがありました。
あれがお気に入りなのかなぁ...確かに良い作品です。
先週見に行った山形豪氏の作品(かわいいです)、これから見に行く菊池哲男氏の作品、色々お世話になっている佐藤尚氏の作品と、風景写真だけでもバリエーションに富んでいて、楽しい会場になっていました。

最後に、富士フォトサロン東京で菊池哲男氏の写真展へ行きました。
確か全倍、いやそれ以上の大きさの作品ばかりで、圧倒されるばかりです。
先日、私も流星群の撮影をして難しさを知っているのですが、火球が入った作品が2点あり、運の強さも味方しています。
まだオープンしたばかりで、会場がドタバタしていて、菊池氏も走り回っていて忙しそうだったため、お声掛けせずに帰宅しました。
とにかく圧巻の作品でした。
でも、真似する人増えるんじゃないのかなぁ...
夜の山歩きはとても危険で、私は山岳会にいたころから夜歩くトレーニングをしてきたのですが、いきなりやるとルートを失うなど事故の恐れがあります。
夜のため、発見が遅れるということもあり、慎重な行動と経験が求められます。
もしやるのであれば、小屋や幕営地の近くがいいですね。

2016-08-14

純正インクか非純正インクか?

いまさら私が実験するまでもなく、検索すれば試した報告を調べられます。
なぜ、わざわざブログに残したかというと、撮影中に、こんなことがあったからです。
撮影中、純正インクか非純正インクか、で話し合っている男性二人がいました。
どうやら、年金暮らしの写真を趣味にしている方の様です。
割って入る必要もないんだけど、ちょっと話が怪しいので口を挟んでしまいました。
私「非純正インクは安いけど、それなり。色あせも早いし、トラブルも多い。試し刷りなど割り切りが必要」
男性A「私はE社に技術指導もしていたから知っているけど、純正と非純正で差はない。そういうデータもない。だから、そういう(感覚的な)話は信用しない」
私が、あるプロ写真家の名前を出すと、その方もよ~く知っているとか何とか。
私も、そんなにプロ写真家を知っているわけではありませんが、何人かFBつながりの方など数名の名前を出して、経験を交えながら話をしていたら、その場を離れて行きました。
男性Bの方は、熱心にどうしたら良いかを聞いてこられて、個人的には純正インクの方が効率が良いのではないか、またE社から大容量インクのプリンタも出ているので、そういうのを使われてはどうか、と提案しました。
実は、私も安い非純正インクを使っていました。
詰め替えたりもしていました。
でも、トラブルや発色が良くない(数ヶ月の変化を実験している報告もあります)ので、純正のみにしました。
調べてみると、トラブルとか考えると純正の方が効率が良いそうです。
幾つか、参考までに。

【評判通り?】インク革命の互換インクと純正品を比較してみた
http://photobook-report.com/printer/inkrevolution-hikaku/

実は損してる?正しいプリンターインクの知識
http://matome.naver.jp/odai/2135482097913909501

ちゃんとしたデータではないのですが、個人的に安いインク、安い紙は、やはり安かろう、という傾向があります。
残したい作品作りには、モニタ、ソフト、プリンタといった環境を整え、インクや紙にもコストをかけないといけない、ということですね。

写真展巡り: 梅本隆写真展 / 山形豪写真展 / 林幸恵写真展

今日は、天気にかかわらず写真展巡りと決めていました。
行くは、西新宿と六本木です。
お昼と絡めて、どういう経路で行くか悩みましたが、オーソドックスに新宿に行ってから六本木に行くことにしました。
歩いていくことも考えましたが、汗だくになりそうな気がしたので公共機関を使いました。
新宿は、写団薬師講師の大津さんから紹介があった梅本隆氏の個展です。
いつか撮影に行きたい奥吉野をテーマにした作品の展示です。
西日本は詳しくないのですが、本当に取材に行ってみたいと強く思える作品が展示されていました。
中には6年越の作品もあり、自分もそろそろテーマを決めた撮影取材を始めないといけないな、と痛感しました。
梅本隆写真展: 奥吉野~自然崇拝~
梅本 隆  写真展
奥吉野~自然崇拝~
会期: 2016年8月10日(水)~8月22日 (月)
会場: RICOH IMAGING SQUARE SHINJUKU

続いて、六本木の富士フィルムフォトサロンへ移動しました。
山形豪氏が在廊していて、夏休みらしく小学生向けの動物当てクイズが行われていました。
参加してみたかったけど、さすがに...
山形さんからは、アフリカの動物の素晴らしさや撮影の苦労など色々とお話を伺うことができました。
特に印象深かったのは、動物園の動物の表情は死んでいる、ということです。
明らかに表情が違うそうです。
その違いを感じられる人はごく僅かですし、それがわかるから撮影ツアーのリピータも多いのでしょう。
山形豪写真展: Go Wild !
山形豪  写真展
Go Wild ! ~南部アフリカ 動物たちの最驚楽園
会期: 2016年8月5日(金)~8月18日 (水)
会場: 富士フィルムフォトサロン東京 スペース2

最後に、林幸恵さんの個展です。
9年ぶりだそうで、前川先生の事務所で季刊 風景写真で過去の作品を見ていた時、林さんはコンテストの常連でした。
素晴らしい感性を持った写真作家の一人です。
今回、林さんの知り合いで写団薬師多摩教室に在籍した方からの推薦もあり、観に行きました。
私の頭はいつもお花畑ですが、作品を見て心もお花畑の様にキュンとなるような、その中にもクスッと笑みがこぼれるような作品が展示されていました。
ギャラリートークもあり、一つ一つの作品の思いを聞くことも出来て、とても勉強になりました。
ここでもテーマを持つことの強さ、意味を感じました。
林幸恵写真展: とっておきの時間
林幸恵  写真展
とっておきの時間
会期: 2016年8月12日(金)~8月18日(木)
会場: 富士フィルムフォトサロン東京 スペース1

2016-08-13

星おちる夜

ペルセウス座流星群の極大日とレンゲショウマの撮影とを合わせて、夏休みの課題をしに撮影に行ってきました。
昨年は嵐の夜になり、大変な一晩を過ごしました
早朝、曇り空の下で合歓の木が起き始める時間帯に行ったのですが、花は散ってしまったみたいで、今シーズンは残念な結果となりました。
また来年に期待すると共に、合歓の木について勉強しておこうと思います。
朝を迎える
曇天ということもあり、陽射しが期待できないので少し早いのですがレンゲショウマを撮影に行くことにしました。
「少し早い」は、「もう少し早く行けばよかった」に変わってしまいました。
到着すると、辺りは靄に包まれフォトジェニックな感じです。
光も柔らかく、撮影には好条件と言ってよいでしょう。
ですが到着が遅く、靄とレンゲショウマを絡めた構図が選べないまま、靄は消えてしまいました。
光こぼれる中で
それでもお昼まで撮影して、さすがに空腹を感じたので大休止して、冷やしてきたビールと枝豆で休んでいたら、いつの間にかウトウトしてしまう始末...
風も出てきたので、日が傾くまで休むことにしました。
もしかしたら写友が来るかなと思いましたが、天候不順や都合つかないということで、私一人でバルブ撮影になりそうです。
少し休んだおかげで、気力が戻ってきました。
ケーブルカーの終電が近づく中、5~6名の集団がやって来ました。
レンゲショウマ撮影で売出中の前野勝美氏です。
私も、以前講習会に参加させていただきましたが、来週講習会があるそうです。
ケーブルカーの終電が終わった頃、大きなザックを背負った方がやって来ました。
聞けば、千葉から来たそうで、レンゲショウマの撮影にも何回か来ているようです。
寂しい夜を過ごすことになるかと思いましたが、楽しい夜に変わりました。

肝心の東の空は曇っていましたが、天空は晴れていて月が見える夜となりました。
やっぱり、星空撮影は難しか、と諦め、話し込んでいたら一条の光が東の空を流れました。
???
火球です。
気がついたら、雲が取れてカシオペア座が綺麗に見えています。
おいおい。
慌てて撮影準備をして撮影しましたが、デジタルはただの星景撮影になりました。
しかも、二条の飛行機ライン付きです。
所々、軌跡が消えているのは雲のためです。
風が無くなると、レンズが曇ってしまい最後はダメダメになってしまいました。
まだまだ星景撮影には、学ぶところが多いです。
それでも、肉眼で4時間で5~6個、内2個は火球を観ることができました。
星おちる夜
翌朝、目が覚めると周囲は真っ白です。
予想はしていましたが、靄で霞んだレンゲショウマが撮れそうです。
朝食を済ませると、すでに前野氏一行は撮影に来ていました。
肝心の靄はなくなってしまいましたが、柔らかい光と昨日ロケハンしたことで、効率よく撮影できました。
時折、周囲が靄に包まれてフォトジェニックな感じになり、一通り撮影を終えた頃にケーブルカーの始発が出る音が聞こえてきました。
人が増え始めたので、少し休んでいたらウトウトしてしまいます。
流石に疲れているな、と思い、帰りはスタンプラリーをしながら山歩きを楽しんで帰りました。
夏の妖精たち
朝靄に立つ
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2016-08-06

暑い夏の日

梅雨が明けて、酷暑の日々がやって来ました。
先週に引き続き、またまた都内車中泊をやってしまいました。
寝苦しい夜、少しドアを開けて寝ていたのですが、赤色灯らしい光が近づいてくるのを感じました。
職質です。
車内は蒸し暑くて、汗臭かったかも...
免許証照会して終了でした。
風景の撮影で早起きが辛いから (車で飲みたいから...とは言えない)、と言ったら納得してくれましたが、『こんなところで撮るとこあるの?』と思われたようでした。

その後、ぐっすり寝たのですが、夜明け前に起きたので、それほど寝た感じはありません。
少し眠さを感じましたが、まだ寝ているかもしれない合歓の木を撮影していたら目が覚めてきました。
やっと花が開いてきた印象がありますが、花つきが悪い感じがします。
目覚め
ガスが出てきそうな感じだったのですが、結局モヤ~っとしただけだったので、次の場所へ移動しました。
先週は諦めて朝食を食べたためにチャンスを逃した感があったので、今回は早めに朝食をとってポイントへ移動すると光芒が現れ始めました。
ですが、モヤモヤ~とした感じです。
陽射しが強くなるタイミングを待ちながら、光芒が見える角度に移動しつつ、構図を考えて撮影していきます。
嵐の後
最後に、気になっていたレンゲショウマを確認しに移動しました。
もう陽射しも高いですし、何より『昼には帰宅する』と宣言してしまったため、撮影時間は僅かしかありません。
小一時間ほどでしたが、ロケハン+αくらいの撮影をして帰路につきました。
光に遊ぶ
みなさん、わかっているのでしょうね。
カメラマンが少なかった印象があります。
それでも、某社Professionalストラップをつけた方がロープ内に三脚を入れて撮影していました。
注意したら、直ぐに対応してくれたのは幸いです。
プロの方にしては撮影が雑だったので調べてみたら、ストラップが市販されているんですね。
納得です。

なお調べてみたところ、レンゲショウマは、キンポウゲ科の日本固有種なのですが、家庭でも栽培できる品種みたいです。
柔らかい落葉の下から芽を出して伸びるということなので、土は柔らかくないと根がはらないと思われます。
足や三脚で根を傷めないよう、注意が必要です。

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2016-08-02

写団薬師総合写真展「ときのながれ」

6月にFUJI フォトサロン東京で開催した写団薬師総合写真展を、9月に開催します。
ぜひ、足を運んでいただければと思います。
私は、9/3(土)と9/4(日)に在廊しようと考えています。
写団薬師総合写真展「ときのながれ」
http://www.fujifilm.co.jp/photogallery/

  • 会期: 2016年9月2日(金)~9月14日(水)
            平日    10:00~18:00
            土日祭 11:00~17:00
            (最終日15:00まで)
  • 会場: 富士フォトギャラリー調布