3時頃に目が覚めて、外を見ると星が出ています。
風は時々強く吹いていたが、ガスが取れたようでした。
山頂までのトレースが分からないので、明るくなってから登ることにしました。
ということで、30分ほど横になってから、お湯を沸かし始めます。
4:30過ぎに外に出ると、月と街の明かりが綺麗でした。
バルブ撮影と思いましたが、とてもそんな余裕はありません。
やるならば、小屋泊にするべきと反省。
三脚を出す余裕も無く、手持ちで日の出を撮影しました。
五竜山荘まえから |
撤収して山頂へのアタックを開始します。
いつも持って行くストックではなく、ピッケルを持って行ったのは失敗でした。
柔らかい雪で足元が不安定で、神経を使います。
結局、倍近い時間をかけて山頂に上りました。
こんなに遠かったかな、という印象でした。
それでも快晴の山頂は360度の大パノラマを堪能できました。
五竜岳の途中から |
早々に写真を撮って引き上げます。
下りは足首に力が入らないので、もっと大変です。
滑落しないよう慎重に下り、小屋に着く頃にはヘロヘロになって、とても唐松を経由して八方尾根を下山する気力は無くなっていました。
食料をもう一食分担いでこれば良かったと後悔しますが、後の祭りです。
時間もあるので、水を作って体を休めていると、不帰Ⅰ峰、Ⅱ峰だかをアタックした若い男女がやってきました。
なんでも、アタック中の雪の状態が悪いため、ビバークしている八方尾根から五竜登頂に切り替えたとか。
下界は行楽日和でも、山は崩落日和です。
ゆっくり休んで、湿って重くなったテント一式を担いで、下山を開始しました。
白岳から中遠見まで、崩落が進んでかなり足元が不安定です。
途中、白岳沢が雪崩ました。
気温はグングン上昇していきます。
登ってくる人も増えてきました。
まだ山荘前にテントを張れる場所が少ないのに、大丈夫なんだろうか。
中には、五竜の風を嫌って、尾根に幕営して空荷でピストンする人もいました。
遠見尾根から鹿島槍、五竜、白馬三山 |
小遠見手前になると、キャンパーたちが宴会を始めています。
小遠見をパスして、馬の背に出ます。
ここからも鹿島などの眺めがよく、妙高、雨飾もよく見えました。
写真が目的なら、ここでビバークしても良いかもしれません。
ここから、そろそろガタがきた足を引きずって、ゲレンデへ向かって下ります。
ボチボチ飽き始めた頃に展望台に到着し、残り15分をゲレンデのスノーボーダやスキーヤに迷惑をかけながらテレキャビンへ向かいます。
ゴンドラにそそくさと乗り込んで、バイクへ向かいました。
駐車場は車で満杯で、春スキーには不似合いなバイクが一台停まっています。
疲れた体に鞭打って、荷物の詰め替えをします。
さぁ、ここからはツーリングです。
3:30起床5:25-7:05五竜岳山頂7:10-8:20五竜山荘9:30-12:30慰霊碑12:50-14:00展望台14:10-14:25アルプス平駅14:30-14:40駐車場
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