一夜明けて、外は快晴です。
早々に、カメラマンが小屋のテラスに三脚を並べて準備しています。
私たちも、寒いのでテントから顔だけ出して、三脚を立てて撮影しますが、やっぱりうまく撮影できません。外に出て撮影しようと、撤収もそこそこに氷点下の中、小屋の前に三脚を立てました。
夜明け前 2009.10.9-12 奥穂高岳 & 高ボッチ |
久しぶりの御来光は、とても眩しく、なかなかいい感じで撮影させてくれません。
穂高岳山荘前にて(トリミング) 2009.10.9-12 奥穂高岳 & 高ボッチ |
昨晩は、これからの下山が心配で眠れなかったのですが、そんなこともすっ飛んで、シャッターを押し続けます。
アルプスの夜明け 2009.10.9-12 奥穂高岳 & 高ボッチ |
日が昇りきって、撤収を開始しました。
小屋の人達も、早々に下山を始めました。
ビッチリと雪がついたザイテングラードを、慎重に下りていきます。
まさか、こんなに雪が降ると思っていなかったので、アイゼンなんかありません。
中には12本歯をつけている人もいましたが、中途半端な雪のつき方なので、逆に爪を引っ掛けて危険かもしれませんね。
とにかく慎重に下山し、ザイテングラードを抜けたときは、正直ホッとしました。
もっとも、思ったほど危険な箇所はなく、滑っても転げ落ちることはなさそうだったのですが...
それよりも、下る人と登ってくる人が交差する方が、とても危険でした。
穂高に沈む月 2009.10.9-12 奥穂高岳 & 高ボッチ |
涸沢に行く手前で、紅葉を再び撮影しました。
どうもプロカメラマンらしい人がいて、話を聞くと、今年は10年に一度の悪さ、だそうです。
また、来年も来る事になりそうです。
紅葉と涸沢槍 2009.10.9-12 奥穂高岳 & 高ボッチ |
撮影でゆっくりしたので、涸沢ヒュッテは通りすぎます。
本谷橋に着く頃には、家内も結構バテがきたようで、徳沢で切るか迷いました。
横尾でゆっくり休んで、徳沢に着くと、まだ歩けそうな感じです。
分担していた装備をもらい、残り二時間を歩きます。
暗くなる前に小梨平に着く事ができ、早々にテントを設営して、小梨平食堂で買い物をしました。
いつか、ここの食堂で夕食を食べながら打ち上げをしたいと思いました。
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