冬季は,パーティで赤岳から硫黄岳の縦走,単独で硫黄岳から赤岳の縦走はしています.
単独で赤岳から硫黄岳の縦走をしていなかったので,ここ数年チャレンジしています.
今回,初めてスタッドレスタイヤを履いたことで,車でのアプローチとなり,時間的な制約がなくなりました.
走ってみて,雪道を安心して走れるのは感動です.
自宅から2時間30分程度で,登山口である美濃戸口へ到着できるのも楽です.
小淵沢ICを出て,道の駅こぶちざわで仮眠をとり,朝5:00前に出発,5:30前には美濃戸口に到着しました.
途中,道を横切る鹿の群れがいるので,ゆっくり走らないと危険です.今回も3回ほど遭遇しました.
到着しても周囲は暗く,結構寒いので,行こうかどうしようか迷いました.
結局,明るくなった6:00過ぎに準備を始め,ヘッドランプが要らなくなる6:30過ぎに駐車場を出発しました.
例年と比べて,若干雪が少ない気がします.
ゆっくり歩いて,11:00過ぎに行者小屋に到着しました.
早速,テントを設営し,軽い昼食をとり,撮影にでかけました.
まだ,稜線にはガスがかかっていて,条件が良くありません,
でも,徐々にガスが晴れてきている感じがしたので,中山展望台へ行きました.
この時,食料や調理道具など,何も持っていかなかったのは失敗でした.
中山展望台に到着すると,稜線のガスはスッカリとれて,逆に何もなくて面白くない感じです.
その分,霧氷が綺麗で,時々風で舞い上がる雪がアクセントを加えてくれました.
結局,中山展望台に2時間半居座りました.
横岳霧氷 2010.1.9-10 南八ヶ岳 |
テントに戻って,夕焼けを狙いましたが,どうやら阿弥陀岳の影になって色がでないようした.
それと,遅めの食事をして体が温まってくると眠くなってきて,日没前に寝てしまいました.
12時間近く横になった計算です.が,寒くて,3時間おき位に目が覚めてしまいましたが.
11日の朝から雪が降って,周囲もガスがかかっています.
スープでも飲もうと,湯を沸かそうとポリタンクを取り出すと,中がすっかり凍っていました.
そう言えば,近くのテントで「マイナス十二度...」という言葉が聞こえてきたような...
ただ,お茶やスポーツドリンクは凍っていませんでした.スポーツドリンクは温めても美味しくないので,残っていたペットボトルのお茶を温めて飲むことにしました.
口を開けて注ぐと,どんどんお茶が凍っていきます.
「おぉ!過冷却お茶になっている!」
と感動しましたが,昨年に続いて水を凍らせてしまい,大失敗です.
Thermosのお湯でご飯を作って,残りを行動のお湯にしました.
ところで,山屋は皆テルモスとドイツ語読みしますね.元々がドイツの会社なので,ドイツ語読みが定着している様です.
登山用具は,ドイツ語読みする物が多いですよね.
さて,天候が悪いので,さっさと帰ろうか迷いましたが,とりあえず登ってみることにしました.
歩くだけなら,少々天気が悪くても構わないのですが,写真撮影も兼ねているので,天候,特に視界が悪いと「もう,いいや」となってしまいます.
今回も,明るくなっても全く天候が回復する気配がないので,1時間ほど登って諦めて下りました.
それと,腰が冷えたのか,腰痛がひどくなって登るのが辛くなってきたこともあります.
赤岳や縦走に向かうパーティを見送り,行者小屋を後にしました.
帰り道,雪が振り続いて寒いので,美濃戸山荘でユックり休憩しました.世話になったので,野沢菜漬けを買って帰りました.
赤岳山荘前で,川越市ナンバーの小型スクータで来た登山客を見ました.これまで何度も来ていますが,バイクで来た人を見たのは初めて見ました.
駐車場に着いて,特に何も対策してこなかった車が心配でしたが,特に問題ありませんでした.
ですが,やっぱり,ワイパーを上げ,サイドブレーキをかけないでおくことは重要です.車輪止めがあるといいな,と思いました.
本来なら,ガソリンも現地で入れるのが良いのですが,深夜ですと営業しているところがありません.
今回は,水抜き剤を入れて対策しましたが,効果があるのかないのか...
帰り道,久しぶりにもみの湯に入って行きました.
この頃になると,空は晴れてきました.
帰り道,紅葉のカラマツ林のバックに八ヶ岳を入れられそうな撮影ポイントを見つけたので,秋に来ようと思います.
高速に入って,八ヶ岳PAでガスの晴れ具合を確認しましたが,まだ,稜線上はガスがかかっている感じでした.
ちょっと残念な山行ですが,安心して冬道を走れることが確認できたので,良しとしましょう.
【山行とは言えない記録】
1/8 自宅22:00-0:10道の駅こぶちざわ
1/9 4:30起床4:45-5:15美濃戸口6:40-7:40美濃戸山荘7:50-11:10行者小屋
1/10 4:45起床6:00-7:00文三郎尾根途中(テラス下)-7:30行者小屋7:50-9:40美濃戸山荘10:20-11:10美濃戸口
総走行距離:338.5Km/20.9L @16.2Km
【メモ】
・美濃戸口駐車料金: 500円/日 メモがワイパーに挟まっているので,駐車場プレハブで支払い.
・行者小屋テン場代:1,000円/人 初日の16:30~17:00頃に集金
・もみの湯 : 500円/人 17:00以降は300円.人気.
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