2010-07-18

白馬岳二日目

興奮して眠れないまま,朝(2:45!)を迎えました.
夏用シュラフの家内は,寒くて眠れず,実はガスでテント内を30分ほど暖めたりもしていたのです.
ですが,朝になって体調を崩してしまったようです.
熱はないようですが,喉が痛いと言います.
行けるようなので,ゆっくり準備して白馬山頂を目指しました.

既に多くの人が山頂を目指して歩いていきます.
山頂に向かう途中で日の出が撮れる場所を確保し,日の出を待ちました.
劔・立山連峰も,朝焼けで色がつくのを確認しながら撮影していきました.
2010.7.18 白馬岳

撮影後,山頂を踏んで,朝日岳方面へ少しだけ下りましたが,花が少なく昨年よりも状況は良くありません.
しばらく撮影して,テントへ戻りました.
撤収して,出発しますが,小屋下のお花畑は,昨日よりも花が多い気がします.
さすが,快晴の下では印象が大きく変わります.
岩室に倍以上の時間をかけて下り,休憩しました.
昨日は,あれだけ感動的だった岩室のお花畑が,今日は少々さびしい印象です.

小雪渓のトラバースは,昨日はアイゼンをつけましたが,外して下りました.
コケられない,と思うと,少々緊張してしまいます.
中には,下りている(上っている)人がいるのに,ルート上で記念撮影している人がいます.
お願いですから,危険地帯で遊ぶのは止めてください.

大雪渓へ入る途中で天狗菱をバックに撮影して,座る場所をやっと探してアイゼンを装着して大雪渓に入ります.
夏の雪は,四ツ爪程度ではアイゼンが効かず,トレースから外れると滑ってしまいます.
下からはドンドン人が上がってきます.
何とか下りていきますが,体調が悪い家内とは離れて行ってしまいました.
初心者ではない家内の事ですから,無理はしないし,時間がかかっても下りてくるでしょうし,私もイッパイイッパイです.
とにかく,白馬尻で待つことにしました.

ところで,白馬尻に着く直前に,ルートを外れて雪渓の中へ入って記念撮影している”バカ”がいて,思わず怒鳴ってしまいました.
雪渓を踏み抜いて落ちれば,まず助かりません.
大雪渓なら見つからないでしょう.
当事者だけが死ぬならまだしも,そのために(一時的にも)ルートが使えなくなるなんてことになれば,大変なことになります.
監視員も立てないといけないでしょうし,村には対策費がかかります.
なんだか,”旅の恥はかき捨て”な登山者が,中年(40~50代)に多い気がします.
こういう人を若い人が見て,手本にしてもらいたくないものです.

やっとの思いで白馬尻に着き,家内を待つと30分ほどして下りてきました.
やっぱり,アイゼンが効かないのと,登ってくる人を避けて待っていて時間がかかったとのこと.
足はボロボロで,ちょっとした段差がきつい感じです.
残り1時間半ほどですが,ゆっくり下りていきました.

車について,温泉に入って帰ろうと思いましたが,体調が悪い家内は,どこかに寄るならその後に入りたい,というので,前回は行ったみみずくの湯を止めて美ケ原・霧ヶ峰へ行きました.
霧ヶ峰へ行き,昨年ニッコウキスゲを撮影に行きましたが,今年は全然咲いていません.
2009.7.18 霧ヶ峰
これは,昨年の様子.

いえ,咲いてはいるのですが,チョボチョボなんです.
一体どうしたというのでしょうか.
お店は閉店で,土産も買えず食事もできないまま,中央道は大渋滞でSA/PAにも入れない状況で,やっとの思いで帰宅しました.

あまり,欲張りすぎない方が良いのかもしれません.

【記録】
7/16
国立府中IC 22:00 -> 12:00 豊科IC -> 1:20 猿倉P
7/17
4:50起床5:50 -> 7:00 白馬尻小屋 7:15 -> 8:20 休憩(1,800m付近) 8:30 -> 9:30 大雪渓終端 9:50 -> 10:25 小雪渓 10:40 -> 12:30 村営小屋
7/18
2:45 起床 4:00 ・・・山頂撮影 -> 6:20 幕営場 7:30 -> 8:45 岩室 9:05 -> 9:55 大雪渓終端 10:10 -> 11:50 白馬尻小屋 13:00 -> 14:20 猿倉P

村営小屋幕営料:500円/人
ビール(500ml) :700円
ビール(350ml) :550円
ペットボトル :550円

幕営場とトイレ近く,トイレ前に水タンクあり.

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