夏季休暇を利用して、8月10日夜から8月15日に行ってみたかった西日本へ撮影旅に出かけました。
8月11日(木)
台風13号の影響で天気がよくなさそうですが、まだ11日は雲が少なそうと判断し一気に和歌山県串本町の橋杭岩を目指しました。
2:00頃に到着すると3人の方が撮影していて、空には雲がかかっています。
月明かりに照らされる夏雲 |
1時間もすると星が見え始め、ほぼ満月の月が沈む頃に照らされた雲が色づいて不思議な空の風景となりました。
そのまま朝を迎える頃、東の空が焼け始めて幸先の良い撮影旅となりました。
陽が昇りきると雲も出てきたので撮影を切り上げて、途中で見つけた24時間スーパーで食料の買い出しとガソリンの給油をして、大台ケ原に向かいました。
なかなか行く機会がなかった大台ケ原は、関西圏の手軽なハイキングスポットのようで、駐車場に車を停められず路駐となりました。
いくつかルートがあるようですが、日出ヶ岳から正木峠を巡るコースを歩いてみました。装備満載のカメラバッグを背負いヘロヘロになって、日出ヶ岳直下の階段を登ると、そこには雄大な景色が待っているはずでした。
ですが雨が多いことで有名な大台ケ原ですから、ガスが湧いて景色はあまり望めませんでした。
時折、晴れ間も見えてレインウェアが要らなかったのは、まだ良かったかもしれません。
ガス舞う大台ケ原 |
8月12日(金)
未明に雨が振り始め周囲は真っ白な状況となり、これでは撮影にならないなと下山することにして、Mさんに教えていただいた別の場所へ撮影に行ってみました。
途中までは良かったのですが、標高が上がると雲の中に入ってしまい、こちらも撮影にはならない状況に...
しばらく待とうかと思いましたが、台風のことを考えるとガスが薄くなることは無さそうと判断し、昨日の汗を流しに温泉に行くことにしました。
飛鳥方面で日帰り温泉は、軒並み700~1,500円のようで、探し当てた「やはた温泉」がリーズナブルな感じと勇んで移動したところ11:00からと、肝心な情報を見落としていました(その時点で9:30)。
明日香のお風呂「太子の湯」が450円(現在500円)で営業中なのを確認し、やっとお風呂に入れました。
その後で室生湖に行ってみたものの、特に撮影するポイントもなくウロウロしただけでした。
気を取り直して、稲渕の棚田へ行ってみました。
このあたりは棚田が多く、ユニークな形状の棚田があることで有名です。
ただ駐車スペースがないので、人が来ないような時期に確認しておこうと考えました。
実り待つ |
案の定、カメラマンは一人もおらず(それでも、すれ違いの車がありました)、ロケハンをして本日の撮影は終了となりました。
天気予報などを確認すると翌日の午前中は兵庫の天気が良さそうで、その後は曇りが続くようです。
兵庫の滝へ向かうのは先の予定だったのですが、変更して先に撮影することにしました。
夜、師匠の前川先生から着信があったので電話をすると、ついでに別の滝も撮影に行くと良いとアドバイスを貰いました。
その後、Mさんからも連絡があり、色々と滝撮影のアドバイスを貰うことができました。
8月13日(土)
未明に外を確認すると、雲はあるものの晴れそうな雰囲気です。
人気の滝ということもあり、駐車スペースが直ぐに埋まるということも聞いたので、早めに移動しました。
待つこと、1時間半くらいだったでしょうか。
東の空には雲があるのか、きれいに日がさすことが少なく光芒が強く出ることはありませんでした。
太陽の位置などを考えると、この時期はよく無さそうな印象があります。
それでも遠路はるばる来たので粘ってはみましたが、それほど良い感じには撮れませんでした。
光さす |
気分を変えて、もう一つの滝へ。
ここは洞窟の中にある有名な滝で、整備された道をひたすら下っていくことになります。
歩き始めて10分ほどで雨も降り始め、レインウェアを準備していなかったので雨なのか汗なのか分からないほど、全身ぐっしょりと濡れて現着となりました。
撮影をはじめて直ぐに犬を連れた家族がやってきたのですが、他人がいるのにリードを付けずに犬を遊ばせるので、水がはねたり私の近くによってきたりと、迷惑千万です。
その上、上部からの水滴や水しぶきでフィルタが濡れてしまい、思うように撮影できません。
やっと拭けたと思ったら、直撃弾をくらって再びタオルで拭き拭きする、ということを繰り返す始末です。
雨降りの滝 |
途中、出石の皿そばの存在を知り、豊岡駅前のそば福で皿そばをいただきました(1人前750円)。
初めての皿そばは、薬味にとろろ、そして生卵と味変が楽しめて美味しくいただきました。
そば福の皿そば |
8月14日(日)
舟屋の里公園で仮眠して、まだ暗いうちから舟屋の撮影を始めました。
この近辺は有料駐車場となっていて、8:00までは30分200円という料金設定となっています。
私は開放されている駐車スペースに停めて、カメラを首からぶら下げ小さめの予備三脚を持って、30分ほど集落の雰囲気を撮影しながら歩いていきました。
有料駐車場の入口脇に車を停めて釣りをする神戸ナンバーの猛者もいましたが、どうなのかなぁ...
あと数カット撮影して終了というところでバッテリが切れてしまい、てっきり予備バッテリを持ってきていると思いこんでいたのですが、ポケット他にはありません。
どうやら、車においてきてしまったようです。
再び車に戻りバッテリを交換し戻って撮影をするという、舟屋の街並みを2往復し日頃の運動不足を十二分に感じた朝でした。
舟屋にて |
かもめとの戯れ |
調べていた茶畑ポイントに向かったものの、初見ではポイントどころか車を止める場所も全くわかりません。
途中の茶畑での撮影を諦め、気になっていた和束町の茶畑へ行くことにしました。
ここは事前にMさんから撮影ができなっているかも、という話を伺っていました。
途中、面白そうな茶畑があって、撮影してから現地へ向かうとGoogleマップに記載が出ていた駐車スペースにはロープが張られて使えなくなっていました。
現地の農作業車の邪魔にならないよう、空スペースに車を停めて手持ち撮影で舗装がしてあるところから茶畑を撮影していきました。
茶畑の造形 |
車に戻ると、ちょうど作業に取り掛かる方がいたので、撮影中に茶畑で気になっていたことを伺ってみました。
快く質問に答えていただいただけでなく、お茶の生産についても教えていただき茶畑の見方が変わりました。
宇治茶の入手について伺うと、ご自宅でも販売されているとのことで、作業をやめてご自宅に連れて行っていただきました。
水出し茶をいただきながら、この和束町のお茶が宇治茶と伺いました。
宇治町のお茶がすべて宇治茶と思っていましたが、違ったんですね。
お話を伺うと、収穫した茶葉は 丸久小山園におろして販売しているとのことですので、みなさん美味しいお茶は丸久小山園にご注文を!
ご厚意でいただいた抹茶 |
8月15日(月)
道の駅で仮眠をして、予定していなかった赤目四十八滝へ行ってみようと準備を始めました。
ここでトラブル発生!
朝のお勤めを済ませたところ、ワイヤレスの温水洗浄便座が反応しません。
色々ボタンを触っていたらビデに反応して洗浄を開始してくれたので、慌てて体をずらし位置を合わせて、ここは難局を乗り越えられました。
ですが、今度は止めることができません。
どうしようか悩んでいたところ、操作パネルが外れることに気が付き、電池をいじったところ水を止められました。
夜明け前に赤目四十八滝に着いたのですが、少し撮影しようと考えていただけなので駐車場が800円は想定外でした。
車を停めて、帰りに支払うか悩みましたが、こういう思いつきで撮影に行くと後悔することが多いので、出直すことにして帰路につきました。
帰路は朝靄に囲まれ良い感じでしたが、あまり欲を出さずに、まだ車が少なく涼しい中を再び長時間の運転となりました。
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