2008-01-30

宮崎からの帰り

思い出したことが一つ。
東京方面の人達は、当然のことながら飛行機で帰るとばかり思っていた。
会場からの帰りに、バス停で会ったM氏は寝台列車で帰ると言う。
鉄ちゃんではないので詳しくないが、大分<-->東京間を結ぶ、現在最も長い寝台列車「富士」なのだろう。
17時間...
空路とそんなに値段は変わらないそうだ。
予想外な帰り方、というか、そういう楽しみ方もあったのか。
しかし、その経路で交通費を出す会社も羨ましい。次回、試してみようか...

2008-01-28

完熟金柑たまたま と かるかん

宮崎からお土産で購入した完熟金柑たまたまかぼちゃかるかんを食べてみました。
私は見ていませんが、千秋楽で宮崎県知事が宣伝したということも頷けます。
金柑のピリピリ感がありません。
糖度が16度までが完熟金柑まるかじり、18度がたまたまということです。
空港では、完熟金柑まるかじりを試食しました。それでも、これが金柑?と思えるほど甘かったです。
また、お菓子のかぼちゃかるかんですが、レンジか蒸すなどして暖めてから食べた方が、パサパサ感が無くて良いかも知れません。こちらも美味しいお菓子です。
どちらも、新宿みやざき館 KONNEで購入できるようです。

2008-01-26

SCIS2008 その4

宮崎での、もといSCIS2008の最終日。
昨晩、そんなに飲んだつもりが無いのに、体がだるい。
ビミョーに頭も痛い。
そういえば、今朝は冷え込んだ、とタクシーの運ちゃんも言っていたっけ。
風邪引いたかなぁ。

シンポジウムは午前で終わるため、午後は自由行動となります。
例年、疲れて帰ってしまうのだけど、今回は飛行機が最終に近い19:45のため、折角訪れた宮崎を観光して帰ることにしました。
ということで、当初は高千穂へ行きたかったのですが、ちょっと遠すぎるようで断念することにしました。
配布された観光マップを見ていて、青島には確実に行けそう。
テレビ番組でやっていた鵜戸神宮へはどうだろうか。

ということで、JR九州と宮交バスの時刻表検索を駆使して、出発時刻までに宮崎空港へ戻るための計画を立ててみました。
何かの情報で、鵜戸神宮までだと半日コースとあったのですが、この際モアイ像はパスします。
で、立てた計画は以下の感じです。

宮崎駅14:07-(JR)-14:35青島15:33-16:08鵜戸神宮参道入口17:21-18:19宮崎空港

おぉ!完璧だぁ!
宮崎駅近くのお店で、懇親会で河野副知事が宣伝していた完熟金柑たまたまを1Kg購入する。
なんでも、入荷がまだ少ないのに宣伝ばっかりするものだから、お店の人も困っているそうです。
お昼は、食べ損ねたおぐらのチキン南蛮にしました。
ここのだけ食べていたら判らなかったけど、ぶうぶとは、当然ながら味が違います。
肉は歯応えがあり、ライス付で950円はボリューム感たっぷりです。
なお、ぶうぶも、ボリュームがあって美味しいですよ。

切符を買って青島までの電車を待っている間に、観光案内へ行くと宮崎駅から青島へ行くバスがあることがわかりました。しかも、ダラダラしていた間に出発してしまった様子。
電車よりも早い時間に出発するバスもあったのですが、到着時間が電車よりも遅いので、電車の時間を待ちます。
同じく青島へ行くといっていたO氏が現れ無かったのが、ちょっと不安です
やっときた電車に乗り込みます。無人駅が多くてワンマンなので、無人駅では先頭車両(運転席)の近くのドアしか開きません。
そこで運賃のやり取りを、運転士の方とするわけです。バスと同じですね。

青島では、鬼の洗濯岩を見て1周20分くらい、とあったので余裕だろうと思っていたら、青島神社を見て、写真(やっとズーム一眼の出番だ!)を撮っていたら、あっという間にバスの時間が近づいてしまいました。
慌ててバス停へ行きました。荷物が重く(そりゃそうだ)、周りはコートにマフラーしている人ばかりなのに汗が噴き出してきます。
すれ違いに、O氏がやっていました。話もそこそこに別れます。

ほぼ定刻にバスが来て、鵜戸神宮へ向かいます。
日がだいぶ傾き始めた頃、バスは鵜戸神宮参道入口へ到着しました。
降りたものの、勝手がわかりません。道路の青看板に従ってみます。
5分ほど歩くと、駐車場が見えてきました。
あぁ、ここから海岸へ下るのかな?と思っていたら、下る階段が見つかりません。
一山越えるという事実を理解するのに数分を要しました。
旧参道を歩く気力も無く、神宮まで15分の看板に従って、若者達と一緒に歩きます。
(私の荷物を見て、どう思っていたのでしょうか)

やっと社が見え始めたと思ったら、長い階段を下ります。
あぁ、これが本殿かぁ。
でも帰りを考えたら、あんまりのんびり出来ません。
団体客に混じり、参拝して御乳岩や撫でうさぎを見て回ります。
そして、メインイベントの運玉投げです。
100円で5つの運玉を、下にある岩の穴に投げ入れます。
男性は左手(ラッキーなことに利き手)、女性は右手で投げ入れます。
思ったよりも運玉が軽く、強めに投げ入れないと届きもしません。
何とか八投目(!?)に入りました。

団体客が少なくなったところで、本殿を撮影し直して急いでバス停へ向かいます。
どうやら、旧参道の方が距離が短い様なので旧参道を歩くことにしました。
いやぁ、荷物が重いし、結構疲れました。
ヘロヘロになってバス停に着きましたが、バスが来る気配がありません。
大丈夫かなぁ、と不安になった頃に、観光バスの様な路線バスがやってきました。
サンメッセ日南のバス停近くにモアイ像があったので撮影を試みました。
が、バスの運転手は、そんな私の気持ちを無視して、心地よいスピードでバス停を通り過ぎていきました。

日もすっかり落ちて、木花に入る頃にはR220も渋滞です。
1時間以上あるので搭乗時間には間に合うでしょうが、土産とか物色する時間が不安になります。
結局5分ほどの遅れで空港に到着しました。

S大N先生のグループが、ミーティングをしていて残っていたと聞いて驚きました。
N先生とは、お昼に一度お話できたのでよかったのですが、結局夜の部はご一緒できず申し訳ないなぁ、と後悔しきりです。
空港でO氏と再会し、青島での一件を説明すると、向こうも色々トラブルがあったそうで一緒に回れなかったのは残念でした。

ということで、空港でお菓子系のお土産を調達し、ヘロヘロで帰宅しました。
買ってきた金柑たまたまとお菓子の味を確認することが、諸事情でできないのが残念ですが、新宿にある宮崎物産館もありますし、機会はあるでしょう。
ちなみに、金柑たまたまは5個630円の小袋でも売られていました。

今回、撮影は色々工夫してみましたが、一応こちらのアルバムにアップしました。
パス付です。
なお、一部肖像権に引っかかりそうな画像はサムネイルだけにしています。
必要な方がいましたら、連絡ください。
公開Webアルバムはこちらからです。

SCIS2008 その3

あまり書くこと無いかなぁ...
発表した人に聞いていたけど、ライトが眩しくて聞いている人の表情が良くわからない。
仕込んだネタに反応があったんだけど、失笑っぽく聞こえてきて、テンションが落ちてきました。
ただ、慰めでも聴講した何人の方達から、ITベンダーの研究者の心を代弁している、という言葉をもらえたのは、良かったかな。

あと、ある発表で的外れな質問しちゃってKY状態になり、さらに落ち込みました。
セッション終了後に懇親会で知り合った方からフォローしてもらいましたが、ちょっと脳内がの文字で溢れそうです。
まぁ、発表者の方と個別に話をして、私の真意が伝わった(と思えた)のが唯一の救いですが...

さて、今日はナイトセッションです。
いわゆる研究コミュニティにおける学芸会みたいなものです。
ですが、その発表はほとんど聞かず、懇親会で話が出来なかった方と色々とお話して終わってしまいました。
D大Y先生から色々助言をもらったり、話が盛り上がったのですが、またまたバスの時刻が来てしまい慌てて帰りました。
また、3月の研究会でお話できればと思っています。

で、このナイトセッション、食事は軽めの物が用意されているのですが、やっぱり足りない。
ということで、初日に気になっていた雑炊のお店に行きました。
お通という雑炊専門店です。
メニューは失念してしまいましたが、7~8種類くらいあったのではないでしょうか。
帰京して判った事ですが、宮崎が本店、鹿児島、中洲に支店を出しています。
塩鍋と雑炊の専門店で、塩鍋は要予約です。
私は鳥雑炊を注文しましたが、大変美味しくて、何より我が家で使っているのと同じ茶碗が出てきたのにはビックリしました。(全員、異なる茶碗なのに、です)
フリーペーパにあるクーポンを使うこともすっかり忘れ、宮崎の最後の夜を楽しむことが出来ました。

なお、10月に開催予定のCSS2008(Computer Security Symposium 2008)は、沖縄で開催されることが決まったようです。
幹事は、どこがやるんだろう...

最終日へ続く

SCIS2008 その2

SCIS2008二日目の1月23日。
昨日の雨はあがり、雲が東へ流れていきます。
最近、早起きして観光していたのですが、なにせ明るくなるのが7時頃。
暖かいのは助かったのですが、暗くては出歩く気もしません。

しかも、今回は正月休みで使った標準ズームレンズの修理が間に合わず、ズームレンズしか持ってきていません。コンパクトは今一つだし...
ということで、早めにホテルを出て、近くを散策していくことにしました。

で、訪れたのが、ホテル近くの宮崎県庁。
今や、宮崎県の人気観光スポットということで、出庁する人達に混じって発表のネタを仕込むために撮影します。
この日、9月に県庁内で全裸撮影した人が捕まったという報道を聞いて、ビックリ!
(結局、仕込んだネタに気がついた人は少なかったみたいです。残念!)

県庁自体の建物は歴史があるらしく、見学コースも用意されていました。
(都庁すら見ていないのに)見ていきたかったのですが、セッションがあるので駅へ向かいます。

セッションが終わり、懇親会まで1時間半ほどあります。
最初、長いなぁ、と思ったのですが、色々な人と話をしていたら意外と短く感じました。
例年、懇親会の料理は最初の1時間で全て食べつくされるものですが、今回は最後まで残っていました。
気になるカレーを食べられなかったのは、ちょっと残念でしたが...

今回、参加者、発表数、共に過去最高、というのは、ちょっと驚きです。
来年は、大津での開催だそうです。
幹事は、三菱電機さん。
大変だと思いますが、よろしくお願いします。

そうそう。
学生さんで、幹事会社がスポンサーと思っている人がいるようです。
幹事会社はとりまとめするだけ(が大変なのですが)で、運営費は参加する皆さんの参加費と協賛金や助成金で賄っています。
今回、幹事をされたNECさんが予算を出しているわけではありません。
もちろん、持ち出している人や必要な機材の費用は、とても大きな金額だと思いますが。

懇親会もそこそこに、三日目に発表するメンバーが多いので、駅へ向かう最終バスへ走り、そのままホテルで資料を見直して就寝。

第三夜につづく

2008-01-23

SCIS2008 その1・・・というか第一夜

2008年 暗号と情報セキュリティシンポジウムのこと。
昨日1月22日から、1月25日まで宮崎フェニックスリゾートで開催されている国内最大の情報セキュリティに関するシンポジウムです。
宮崎は初めてなのですが、入県した日は生憎の雨で市内観光をする気にもならず、しかも市内が結構だだっ広い。
橘通二丁目近くのホテル・メリージュに宿泊したんですが、駅から結構歩きます。
それでも着いて早々、お昼におぐらのチキン南蛮を食べようと向かったら、本日休業の看板が!
仕方なく、ぶうぶというお店で食べました。
でも、老夫婦が出してくれたチキン南蛮定食(1,000円)は美味しかったですよ。
他にも冷汁定食とか、気になりました。

お昼を食べて満足したところで、宮崎駅に向かってバスで会場に行こうとバス停に行くと、これまた30分以上待つことに。
シンポジウムに参加する学生だろうか、タクシーにするか悩んでいる様子。
こちらも悩んでいたのだが、H大I先生とお会いでき、相談の結果タクシーで向かうことにしました。
先生助かりました。ありがとうございます。

シンポジウムの最初は、基調講演から。
Paul Kocher氏による"Countermeasure Design and Validation Strategies for Power Analysis and Related Attacks"という講演です。
基礎的なことから応用と宣伝まで交えた内容でした。

この日は、フェニックスリゾートに宿泊している人も、夕飯のために多くの人がバスで宮崎駅方面へ移動します。
あまりに参加人数が多いため、他の組織の方と一緒に動くことが難しく、社のメンバーと行動を共にすることに。
行きのタクシーで、運ちゃんから仕入れた田舎料理 蒸気屋へ行くことに。
会場から移動する前に電話すると、入れそうな雰囲気。
もしだめなら、ぐんけい隠蔵を候補に考えていた。

みんなバラバラのホテルだったし、しとしと降る雨で駅で別れてから再集合まで30~40分。
お店に入れるか心配だったけど、無事入れました。
声をかけていた他組織の方達も、それぞれに食事を楽しんだようでした。

さて、お店は宮崎地鶏の地頭鶏(じどっこ)のえびの地頭鶏牧場から直接仕入れ、絞めているとのこと。
このため、モモなどの刺身だけでなく、心臓やレバ刺も堪能できます。
焼酎も、宮崎県内外の焼酎が数多く楽しめ、しかも予想よりも安く上がりました。

第二夜へ続く

2008-01-12

三浦海岸出張

10日から一泊二日で、三浦海岸へ出張しました。
宿泊したのは、マホロバマインズ三浦というオーシャン・リゾートホテルです。
三浦海岸駅に降りるのは初めてでした。

これまで、鷹取山へクライミングのトレーニングに行ったりして、追浜駅は何度か利用したことがあります。
まだ、あるかわかりませんが、駅前に地酒を500円で飲ませてくれる店がありました。
また、駅前通りをしばらく歩いた左に、ビール・サワーが100円だった(日もある)居酒屋がありました。
確か2日連続で行った事があります。
また、YRP野比駅へも2回ほど仕事で行ったことがあります。

横浜から先へは、ほとんど行った事が無いので新鮮でした。
というか、太平洋を見ること自体、久しぶりです。

集合はお昼だったのですが、各自で昼食をとることになっていたので、有志で待ち合わせをして三崎名物のマグロらーめんを食べに行きました。
場所は、色々探したのですがネットで評判が良かった福の家です。
昼食に選んだ福の家まぐろらーめんとマグロたたき丼のセット

ランチは680円~で、たしかマグロ丼だったかと思います。
本当は鮪尾~めんを食べたかったのですが、16:30~のメニューなので、お昼メニューのまぐろらーめんのセットにしました。結構お得感があります。
10種類ほど、三崎のマグロらーめんがあるようですが、その内2種類が福の家さんで提供されます。
多少ちぢれた麺で、鰹粉を好みに合わせてスープに加えながら食べます。
たたき丼も美味しかったです。

このお店で出す三浦大根焼酎が気になって尋ねてみると、近くの酒屋で入手できるとのこと。
折角来たのだからと、海岸を少し歩きながら酒屋に向かいます。
三浦海岸でパチリ三浦大根を干していました

酒屋ねもとさんで、三浦大根焼酎と薦められた焼芋焼酎”農家の嫁”を購入します。
他にも、昨年から販売している三浦かぼちゃ焼酎も気になりましたが、ハズすと大変なのでリスクを1本だけにしておきます。
ねもとさんによれば、三浦大根焼酎はスーパーでは入手できず、セブンイレブンとうちだけ、ということでした。
マホロバマインズ三浦の目の前にセブンイレブンがあるのですが、100円ほど高かったです。

三浦海岸駅に集合して、少しの距離でしたがホテルのバスで移動します。
多少、旅行気分が残るなか、会議を進めました。
別館入口にある意味不明な像本館入口に展示してあるマグロバ君

一日目の会議が終了して、宿泊する本館へチェックインします。
リゾートホテルというだけあって、イルミネーションが綺麗です。
本館入口のイルミネーション本館全体

頭を使いすぎたのか空腹で、お風呂に行かずにセブンイレブンで買出しして、さっさと食事へ行きます。
夕食、朝食共にバイキング形式で、飲み放題が1,029円とお得です。
生ビールが525円だったと思いましたから、2杯飲めば元が取れます。
ですが、バイキングで結構ガッツリ食べてしまうと、2杯か3杯も飲めば十分です。
ここのウメサワーは、ぜひ試してもらいたい一品です。
口直しに、ユズ酒サワーか、みかん酒サワーをお薦めします。
料理は、刺身からマグロ茶漬けなど鮪料理もあれば、ザンギ(北海道鳥唐揚げ)やビーフシチューなど盛りだくさんです。
結構、満足のいく料理でした。
おかげで、買出ししたものが余ってしまいましたが...
バイキング1回戦今宵の宴

翌朝、天気が悪く水平線からの日の出は見られませんでした。
というか、寝てしまっていました。
しばらく経ってからですが、一枚撮影してみました。
二日目の朝日

ちなみに、鮪の冊はお得感が無く、お土産として購入するのはどうかなぁ、という印象でした。
Webアルバムにも何枚か大きいものをアップしました。

2008-01-10

CAPTCHAを使ったSPAMメール防止のテスト

CAPTCHAという画像認証を使ったメールアドレスの保護です。
どういう場合に使うかというと、SPAMメールの多くが機械が勝手にメールアドレスを生成して、メッセージを送りつけてくるものです。
このため、人間が画像に現れた文字を入力しないとメールアドレスが出てこないようにすれば、SPAMメールが防げます。
画像の文字を認識することはプログラムは苦手なので、人間が判断するしかありません。
そういう特性を使って、Blogのトラックバックやコメントを送る際に使うことが多い認証方式です。

take...@gmail.com

いかがですか?
文字が読みにくいときは、リサイクルのマークアイコンをクリックすると更新されます。
面白いですね。

ちなみに、このサービスを行っているのは
ReCAPTCHA(TM)
というサイトです。

2008-01-06

白毛門岳

白毛門(しらがもん)岳。
湯桧曽川を挟んで、谷川岳の東に位置する1700m程の山である。
特に難しいところも無く、日帰りが可能な冬山ということで足慣らしに登る人も多い。

2005年2月28日に、白毛門に単独挑戦をした。
その時も、終日前に大雪が降ったため、相当なラッセルを強いられることが予想された。
このため、行ける所までと割り切って登った。
前日夜に現地入りし、ご好意でテントを張らずに横になれた。
5時半頃に登山口へとっついたが、道路脇は雪の壁で登るのも一苦労。
1,500m付近の松木沢ノ頭までは2時間ほどで登っている。
そこから1,680m付近の大斜面手前で力尽き、撤退を決意した。
それでも4時間で500m弱を登っているので、ペーストしては悪くない。
しかし、天気がよくなり重い雪の中で腰下ラッセルが続いて、完全にばててしまった。
1,650m付近に荷物をデポしたが状況は変わらず、15:32の電車に間に合うか心配になり下山したのだ。
ただ、下山は早く2時間程で登山口に着いた。

そのリベンジを果たすべく、今回は途中ビバークをして距離を稼ぐことにした。
今回は、新しく購入した靴の調子、久しぶりに歩く冬山の感触、テント泊、そしてカメラと色々と試してみたいことがあった。

今回も前回と同様、年末年始で相当な降雪がありラッセルが予想された。
正月山行で入山したパーティが少なかったのか、トレースはあるものの800m付近から既に消えかかっていた。
前回は2時間程で松木沢ノ頭へ着けたので、今回もそこ位までと思ったのだが、斜面に取り付くなり膝下ラッセルが続いて結局950m付近でタイムアップとなった。
簡単な整地をして、テントを設営する。
久しぶりからか、水を作っている最中にコッフェルをひっくり返す失態をしてしまい、テント内は洪水。
しかも、なぜか体が冷えて眠れず、睡眠不足のまま朝を迎えてしまった。
それでも、1時間半で撤収を完了し、ワカンなどの装着を終えて出発した。
2時間ほど登ったがペースが上がらず、4、5歩を歩いて一休みする始末。
しかも、立ちながら眠ってしまう位になっていた。

精神的にはまだいけそうなんだが、日が出てきて雪が重くなりそうで下りのことを考えると不安になってきた。
このまま行っても、体力が持つのは松木沢ノ頭までだろうと判断し、少々早かったが撤退を決意した。
駅に着くと、上りの電車が出た直後だった。
バスで帰るか、と思ったら臨時列車が1時間ちょっとで出ることに気がついた。
余った食料を駅で消化し、デポしたビールで喉を潤しながら片づけをする。

私と入れ違いで、若い単独登山者が白毛門に登るという。
雲はすっかり取れ、駅からも白毛門がクッキリと見えた。
途中まで、ばっちりトレースつけといたから、と言って別れた。
ピークまで行けると良いのだが。

写真はほとんど撮れなかった。
それでも幾つかをWebアルバムにアップした。”アルバムの場所”で、白毛門の位置が確認できると思う。
今回、帰宅してカメラを手入れしていたら、ズームレンズがロックして故障してしまった。
保証期間が3月で切れるので、早めに修理に出そう。

2005年2月の記録
2月27日 19:36土合駅19:55-20:15寝処
2月28日 4:30起床5:25-5:35白毛門登山口-7:40松木沢ノ頭付近7:50-8:45休8:55-10:15大斜面手前[1,640m]10:25-11:25撤退[1,650~60m?]-12:25休12:40-13:35登山口-13:40土合駅

2007年1月の記録
1月4日 13:55土合駅14:15-14:30登山口-16:15[950m]付近
1月5日 3:00起床4:45-5:40[1,080m]5:55-6:40[1,150m]6:50-8:30登山口-8:45土合駅10:19-自宅
なお、高度計を合わさずに入山したので、高度は合っていないかもしれない。
最終ポイントは、天神平ロープウェー駅の高さに近かった気がする。

2008-01-02

昭和記念公園 Winter Vista Illumination2008

年が明けて、再び昭和記念公園のイルミネーションを観に行った。
さすがに昨年訪れた時と大違いで人が少なく、撮影がしやすかった。
2回目ということもあり、前回撮っとけば良かったなぁ、というアングルで再挑戦。
Webアルバムにアップしたのだが、どうだろうか?

槍ヶ岳雪崩事故

1日未明に発生した槍平小屋付近の雪崩で、死者が出ました。
残念なことです。
年末年始にかけて、降雪が予想されていただけに「今年も事故が起きるかな」と思っていましたが、予想通りの結果になってしまいました。
亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。

さて昔は(今でもそうですが)、冬槍は中崎尾根からのアプローチで、中崎尾根にベースキャンプを設営するのが通例でした。
私も、1度ですが以前所属していた会で冬槍を登らせてもらった事があり、その時も中崎尾根にテントを設営しました。
ですが、状況が報道されるに従って、かなり予測不能な事態になっていたことが推測されます。

当初、(積雪量が多い中)槍平に幕営するなんて無謀だなぁ、と思っていました。
しかし、どうやら奥丸山(中崎尾根へ登るルートにある小ピーク)からの雪崩により事故が発生したようです。
だとすると、中崎尾根へ上がるのは危険だったかもしれません。

私が登った当時も、中崎尾根へのルートは崩壊が激しく、中日新聞によれば、「斜面が夏の崩壊で地形が変わった可能性がある」と報じています。
このニュースを聞いたとき、中崎尾根へ上がっていれば助かったかもと思いましたが、それは現地に入った者しかわからない事です。

春に登ったときも、すれ違った登山者が「ここは雪崩が起きないから、冬スキーが楽しめる」と言っていました。
ですが、この考え方は間違いだと再認識しました。
なお、冬スキーといっても4月の事であり、厳冬期ではありません。その登山家も、そのつもりだと思います。冬槍にスキーを担いで登るのは危険です。

私に山を教えてくれた方の一人が、口を酸っぱくして言っていた事があります。

「斜面があれば雪崩は起きる」

確かに、斜面に挟まれているものの槍平小屋付近の斜面で、倒れている木が少ないと思いました。
雪崩は起きないんだろうなぁ、と思いました。
だからといって、この斜面で雪崩が絶対起きない、とは言えません。
起こるかもしれない(事故の)可能性を少しでも小さくできなければ、事故を防ぐことは出来ないでしょう。

年末年始の入山者が予想の1/3強の268人だったという読売新聞の報道もあります。
「降雪があったから、雪崩が起きやすい状況だった。計画変更も視野に入れるべきだった」とのコメントも見られました。
ですが、山へ行くのをおいそれと中止しろと言うのは難しいことです。
多くの山岳会が該当すると思いますが、年末年始の山行を目標にトレーニングしてきていると思います。
荒れる気圧配置だろうと、まずは入山することが多いと思います。
今回は、そういう状況での悲しい事故だったのではないかと思います。

また一方で、道具が進歩して安易に難しいルートに挑戦する人も多いように見受けられます。
今後も、こういう事故が増えるのではないかと心配です。
私自身も、気をつけて臨みたいと思います。

合掌

2008-01-01

2008年最初のBlog

明けましておめでとうございます。
新年は、酒の話でスタートです。
家内のお母さんが、お酒を持ってきてくれました。
なんでも、生協で抽選で購入できるお酒とのこと。
いつも申し込んでも、当たる(といっても購入権がもらえるだけ)ことが少ないそうです。

今回は、盛岡のお酒、あさ開です。
盛岡には3度ほど行ったことがありますが、知りませんでした。
ありがたく、いただきます。

こちらは純米大吟醸記念酒”藤尾”こちらはコンテスト金賞受賞酒です