2017-05-31

プロフェッショナル: より高みを目指す

もう、かれこれ写真撮影をはじめて10年になります。
コンテストにも応募していますが、なかなか選ばれません。
コンテストの入選常連の方に伺うと「コンスタントに出し続けていれば、そのうち拾われる様になる」ということですが、一向に拾われる様子もなく毎回大手を振って返ってきます。
(私からすればコンテスト入選の常連者を含む) プロフェッショナルと、アマチュアとは何が違うのか、ちょうどSNSで紹介されたブログが気になったこともあり、その手の記事やブログを調べてみました。
取り上げたのは、以下の4つのブログや記事です。

[1] 佐藤 政樹, “劇団四季で学んだプロフェッショナルとアマチュアのほんの僅かな違い~生き残る人・消える人~11のポイント”, http://storys.jp/story/15595.
[2] The Change, “一目瞭然、プロとアマの違いとは? 成功と失敗を決める15の要素”, https://thechange.jp/pro-ama-3389.html.
[3] Happy Life Style,“アマチュアとプロの30の違い”, https://happylifestyle.com/5767.
[4] 熊本写真研究会: ”上手になる方法”, https://blogs.yahoo.co.jp/photo_egami/19193087.html

文献[3]の30は多すぎるし、各文献で共通している項目もありそうです。
多少抽象的になっても集約できないかと思い、文献[2]を中心に共通項を私見で抽出してみました。
あくまで私見なので、各文献の著者とは意図や思いが異なるかもしれませんが、ご容赦ください。

1. ストイックに基礎を疎かにせずに成長を目指す。

共通しているのが「ストイック」であることです。挙げられている項目には、「本気」「目の色が違う」「一生を捧げる」「明確な目標を持つ」「批判に耳を傾ける」「規則正しい生活」「健康につながる食事をする」などがあります。
「ストイック」であることから、お金のためになどの利益を得ることが目標とはなっていません。あくまで自己研鑽、目標のために無欲かつ貪欲に、しかし基本を忘れず忠実に行動します。

2. 自己基準を持ち、自己判断で行動する。

自分の基準、例えば「型」や「信念」「自信」「誇り」といった明確な支えみたいなものを持っているようです。このことから、何かを決める際も他人に頼らず自分で決めることも多いようです。こういう人は、「無言実行」タイプが多いと思います。
さらに、信念が強いことからブレないのでしょう。「ライバルを仲間」にしたり、「人が集まる」ことが多いようです。
私のように基準がないとブレて、話すことや行動に矛盾があるようなことがおき、周囲から見限られるということでしょうか。人徳にもつながっているのかもしれません。

3. 効率を優先し、時間を生み出す。

プロフェッショナルは、効率を優先し時間を有効に使うことが上手いようです。計画の立て方も効率を優先し、欲求は二の次ということでしょうか。このことから、まず全体を把握してから徐々に細かいことに入る、いわゆる「森を見て木を見る」タイプで、出会いを逃すことも少ないようです。

4. 言い訳せずに完成に近づける。

プロフェッショナルは、「天気」「場所」など条件が悪いことを理由にはしない、という特徴があるようです。このため常に「できる方法」「実践する方法」を考え、「粘り強く」「責任感」があるタイプのようです。完璧にできなくても完璧を目指す、挑戦し続けます。
こういう人は、条件が悪くなるとニヤニヤするようです。条件が悪くても、不調であっても、行動しながら修正し治していけます。
逆にアマチュアは、条件が悪いと言い訳をし、また条件が良いときしか行動しない (修羅場を知らない) ことが多いようです。このため、すぐに諦めてしまいます。

5. 未来の自分の姿を見据えている。

プロフェッショナルは、未来を起点に考え今と未来とを見て行動するようです。こういう人は、上手くいったら思いっきり喜びますが、切り替えも早いのが特徴です。
たとえ失敗し落ち込むことがあったとしても、取り組みながら元気になれる人です。
一方アマチュアな人は、余韻に浸り続けて過去の成功にしがみつきやすい特徴があります。

上記以外にも、プロフェッショナルは「一流品を長く使い」「挨拶の意味を知り」「仕事を仕事と思わない」ようです。逆にアマチュアな人は、「直ぐに新製品に飛びつく」「挨拶をしない」「仕事と割り切って行動する」タイプということでしょうか。