2007-12-24

ダイヤモンド富士

このブログが継続されるなら、今後このタイトルは何回か登場すると思う。
今回は、大変手ごろなダイヤモンド富士に挑戦した。
片道270円、バイクなら片道45分、登ること1時間ジャスト、という距離である。
もっとも、ケーブルカー470円を支払えば、30分足らずで登れてしまう。
そう、ミシュラン観光ガイドで三ツ星に輝いた高尾山である。
高尾山が“ミシュラン”三つ星観光地に
こちらに移住してから、丹沢山系から高尾山へ足慣らしのフィールドが移った。
百名山から一地方の低山であるが、それはそれ、楽しみ方も色々である。

さて、朝日新聞に紹介されたからか、ますます観光客が増えているそうだ。
それに輪をかけて、京王線がダイヤモンド富士の宣伝をしたものだから、大変である。
昨日は800人が山頂につめかけたそうだ。
しかし生憎の天気だったそうで、16:00過ぎに富士山がチョッとだけ顔を出したらしい。

実は、20日頃から風邪気味となって体調がおかしくなり、21日は一日寝込み、22日は終日安静、23日にやっと動きたくなるという感じで、病み上がりだった。
それでも、今日を外すとチャンスを逃しそうだったので、思い切って出かけてみた。

結局、今日のクリスマスイブが一番良かったみたいで、ギャラリーからは感嘆の声と共に、サンデーカメラマンの「前の人!しゃがんで!」、「三脚、気をつけて!」の怒号が山頂にこだました。
私も、おばさん数名に三脚を蹴られるわ、レンズ前をおじさんに塞がれるわ、ひどい目に遭いました。
やさしいオジサン(おじいさんかな)に、「撮るんなら午前中に来ないとね」と忠告を受けながら、色々とアドバイスを受けて収穫の多い一日でした。

しかも低山(どころか公園)とナメくさった私は、ヘッデンを持ってくることもすっかり忘れたため、暗闇をトボトボと月明かりと他人のヘッデンを頼りに歩く始末。
途中、負傷者の搬送車が通り過ぎ、「ヤバイ、ヤバイ」と自重しながら帰りました。
さらに電車に乗ってから、暗闇に慣れた目で携帯電話の文字を見たらピントが合わず、思わず”老眼かァッ!!!!!”と京王線車両内で叫びそうになった。(しばらくしたら、普通に戻って一安心)

ただ、思ったよりもダイヤモンド富士は感動的。
オンラインアルバムにて。

冬靴新調

一昨年の9月に長年愛用してきたSCARPA VEGAが、とうとう壊れてしまい廃棄処分となった。
その年の5月に蝶ヶ岳へ行った時にトドメをさしてしまったらしい。というか、壊れていたのに、気がつかずに歩いていたらしい。
既にインナーはボロボロで、上高地へ戻る途中の水溜りで浸水するなど、プラスチックブーツにあるまじき性能である。よくも10年以上も割れずに、もったものだと感心している。
直ぐに新しい靴が調達できなかった(し忘れた?)ため、1シーズン積雪期の山から足が遠のいていた。


破損した箇所壊れなければまだ使っていた?

で、カメラにも慣れてきたし、冬山撮影にも挑戦してみようと靴を新調することにした。
ただ、もう難しいルート、長いルートは無理だろう。となると、せいぜい2泊のピークハント、もしくはトレッキングに近いレベルで十分である。12本歯のワンタッチアイゼンがつけられる靴ならば、3~4万円クラスで良いのがあればと探していた。
安めでKaylandにしようかと思ったが、あいにくサイズが無かった(シーズン始めでないとサイズは直ぐに無くなる)。
Koflack Verticalも3万円だったので迷ったのだが、プラスチックブーツから一度離れてみようと思った(かつ、サイズも無かった)。

結局、サイズが残っていたAKU EIGARⅡ GTX926を購入した(AKUのHPには無い)。

足入れ感も良かったし、麻痺している左足先にも余裕を感じた。足首のホールド感も悪くない。
保温材は使っていないので、ラッセルが続くと厳しいだろう。だが、もうそういう山にも行くことは無いだろうと判断した。
ICI石井スポーツ西新宿店で、39,800円を10%割引で34,920円。
年明けに、足慣らしと冬山試撮をしに行く予定だ。
春(黄金連休)まで、月一ペースで行ければいいなぁ、と思っている。