2013-03-26

開いた口が塞がらない・・・とは、このこと?

先月,撮影に関する残念な話で,しなの鉄道(株)が自社敷地内の線路脇に桜の木を植樹したのですが,やっと今年花をつけるというところで誰かが切ってしまった,というお話を掲載しました.もっぱら,撮り鉄と呼ばれる鉄道写真マニアによる犯行 (はっきり言います.犯罪行為です) と推測されますが,人為的伐採と言う事以外,はっきりしたことは分かりません.

この件と同じ頃に,動画サイトに鉄道イベントで撮影を邪魔されたとして子供を抱え,母親が土下座して謝罪するシーンがアップされ,話題になりました.どうやら,撮影の邪魔をされたとして,子供を取り上げた様です.
週刊プレイボーイ14号「真性鉄オタ覆面座談会 俺たちは“鉄クズ”じゃない!!」,鉄道マニアと称する方のインタビューが掲載されているそうです.
それによれば...

  • 浅間山をバックに電車の編成写真が撮影できる貴重なスポットで,木を切りたくなる気持ちは分かる.
    ここでは足回りを撮影するために,雑草を刈ったりしている.これは,本来鉄道会社がすることで,我々は無償で鉄道会社を手助けしている.
  • 鉄道 (車両) を撮影したいんであって,余計なもの (人や樹木等) が入ることを嫌う.このため,撮影中にカメラの前にたった一般の親子にカチンときて子供を取り上げた.
    我々は,撮影のために車両との間にスペースを空けている.そこに入るのはマナー違反だ.
そもそも勝手に敷地内に侵入すること自体がマナー違反で犯罪行為です.もちろん,(雑草を刈るために敷地内に入ることを) 鉄道会社に許可を得ているなら問題ありません.また記事中にも書かれていますが,一般の方が何処を歩こうが自由であり,それをマナー違反と言い切るのはどうかと思います.
風景写真では,そんなことしょっちゅうあります.そんな時には,声をかけてご協力いただくなどしています.
なお,他にも駅員と怒鳴りあう鉄道写真マニアの様子を撮影した動画がアップされていました.何故,この様な感情になってしまうのか,不思議です.
ごく一部のマニアだけだと思うのですが,ぜひ考え方を改め写真家の品位を高めてもらいたいものです.