2013-03-10

写真展巡り

昨晩一緒に懇親で一緒だった写友のT氏を誘い、写真展巡りに出かけました。
まずは、富士フォトサロン東京で開催されている"絶対風景 絶景でつづる日本風景"です。
企画写真展ということで、ちょうど会場に着いたら風景写真出版の石川編集長が解説をしていました。
確かに、良い作品が多く有名な撮影地での綺麗な風景が多く展示されていました。
ただ、何が"絶対"なのか、その定義が曖昧で、企画としては今ひとつかな、という気がしました。
作品自体も、必ずしも原風景というわけでもなく、電線や電柱があったり、人工物や人が写っているなど、作品への拘りみたいなものが感じられないのも、絶対風景という定義を曖昧にさせている一因かと思いました。
評判は良いようですが、今後継続するのかな、と思うと疑問がありますし、図録 (写真集) も中途半端な印象が拭えませんでした。
こちらは、3月13日(水)までです。


次に、ヒルトピア アートスクエア (ヒルトン東京で開催されている山岳写真集団四季による展示です。
こんな所に来て良いのだろうかと思いつつ、小さなショートケーキが1,000円以上するコーナを抜けて、地下に降りて会場へ向かいました。
何をトチ狂ったのか、逆コースでモノクロ写真から見て行きました。これは好き嫌いが分かれるかな。
ただ、モノクロの味が出る風景を知り、勉強になりました。
また、厳冬期の厳しい条件での僅かな時間で光を捉えた作品など、とても参考になりました。
こちらは、組写真も展示されていて、ボリュームがありました。3月12日(火)までの展示です。

最後に少々疲れていましたが、PENTAX FORUMで開催している林 利宏氏の"ヒカリノキセキ From Dusk to Dawn"と、"PENTAX K-5Ⅱsの世界"に行きました。林氏の作品は綺麗で一般受けしそうな作品が多く、また良いタイミングを捉えているなと思いました。ただ、構図が単調なのと、何だかどこかで見た作品の焼き直しという印象も拭えませんでした。
一方、K-5Ⅱsの世界はローパスフィルターレスということで、そのシャープな絵はとても魅力的です。かなり引き伸ばしてもシャープさが保たれています。これでフルサイズなら乗り換えているかもしれません。
こちらは3月11日(月)まででした。