2012-05-10

プロカメラマンからの100のこと (100 Things I Have Learned About Photography)

ストリートカメラマンでワークショップも開催しているEric Kim氏が,自身のBlogで写真を撮る,というかカメラマンとしての心得100を紹介しています.
英語でのBlogなのですが,日本語訳したサイトがあります.
幾つかあるのですが,どうやらGIZMODEが元記事らしいようです.
ちょっと長いのですが,GIZMODEから引用・掲載します.
ストリートカメラマンの方の言葉なので,風景写真とは若干異なる部分もありますが,多くは当てはまると思います.
57)なんて,いかがですか.
写団薬師では,いつでも皆さんからの連絡を待っていますよ.

プロカメラマンから100のこと
(直訳すると「写真について学んだ100のこと」かな)

   1)高価な機材を使っているからと言って、腕のいいカメラマンとは限らない。
   2)常にRAWで撮影すること。
   3)単焦点レンズでの撮影は、腕磨きになる。
   4)写真編集はそれだけで、1つのアートだと言える。
   5)三分割法は99%の場合において効果的である。
   6)マクロ写真は誰でもできるわけではない。
   7)UVフィルターはレンズキャップの役割もある。
   8)写真フォーラムなんかに何時間も行くよりは、外に出て写真を撮った方がいい。
   9)平凡な日々の生活の中にある美しい一瞬を切り取ること。それが、入賞作品になる。
 10)フィルムがデジタルより良いというわけではない。
 11)デジタルがフィルムより良いというわけでもない。
 12)魔法のカメラやレンズなんてものは存在しない。
 13)良いレンズを使ったからと言って、良い写真が撮れるとは限らない。
 14)他の人の作品を見続けるよりも、自分の写真を撮りに行くこと。
 15)パーティーにデジタル一眼レフは持って行くな。
 16)女はカメラマンに弱い。
 17)写真を白黒にしたからといって、アーティスティックな感じになるわけではない。
 18)Photoshop使ったというと、なぜか人は急にあなたの写真の価値を下げる。
       こういう時は、「Photoshop」ではなく「デジタル暗室」という言い方をすること。
 19)何でもかんでも写真に撮れば良いというわけではない。
 20)少なくとも2つバックアップをとっておくこと。
        戦争での、2は1、1は0という考え方と同じ。
 21)ネックストラップはやめて、ハンドストラップを使うこと。
 22)被写体に近づくこと。大抵の場合、その方がいい写真が撮れる。
 23)撮影中はその場の一員となること。傍観者にはなるな。
 24)かがむ等して目線を下げて写真を撮ること。
       大抵の場合、その方がより面白い写真が撮れる。
 25)技術的な心配をするよりも、フレーミングや写真の構成に注視すること。
 26)機材にあるロゴを黒いテープ等で隠してしまうこと。
       これによって自分があまり目立たなくなる。
 27)明るい日中に撮影する場合は、常に露出少なめ、2/3程度で撮影すること。
 28)撮れば撮るほど、上手くなる。
 29)露出や、アングル、F値を変えて同じ場所で数枚撮影するのを恐れないこと。
 30)ベストの1枚だけを人に見せること。
 31)コンデジもカメラである。
 32)オンラインの写真フォーラムに参加してみること。
 33)他の人の作品を批評してみること。
 34)撮る前によく考えること。
 35)良い写真に説明はいらない。
       (しかし、時に背景にある情報が画に意味合いを持たせることはある。)
 36)お酒と写真の相性は良くない。
 37)他のカメラマンから影響を受けるのはいい。しかし、崇拝してはいけない。
 38)粒子は美しい。
 39)カメラ用バッグは捨てて、メッセンジャーバッグを使うこと。
       レンズやカメラが取り出しやすくなる。
 40)シンプルさが鍵。
 41)フォトグラフィーは、「光で描く」という意味。光を操ること。
 42)自分のスタイルを見つけて、貫くこと。
 43)セカンドモニターは便利。
 44)Silver EFEX Proは最適の白黒加工ツール。
 45)どこに行くにもカメラを持って行くこと。
 46)写真が人生を楽しむ障害になってしまってはいけない。
 47)カメラを過保護に扱ってはいけない。使い倒すこと。
 48)ストレートフォトグラフィーを撮ること。
 49)自信を持って撮影すること。
 50)写真と並列配置の相性は抜群。
 51)写真は大きくプリントすること。見てると嬉しくなる。
 52)写真を友人にプレゼントすること。
 53)写真を他人にもプレゼントすること。
 54)フレームに入れるのも忘れずに。
 55)コストコのプリントは安いけど、質が良い。
 56)友達と出掛けて写真を撮ること。
 57)写真クラブに参加すること、又は自分でクラブを始めること。
 58)写真は素敵なプレゼントになる。
 59)他人の写真を撮るのはスリルがある。
 60)自然体>ポーズとる。
 61)自然光は最高の照明。
 62)35mmはベストなウォークアラウンド焦点距離。
 63)必要があれば、ISOを上げるのを恐れないこと。
 64)どこにでも三脚を持って行く必要はない。
 65)露出高めよりも低めで撮影する方が良い。
 66)ホームレスの人を撮影すればアートっぽいと思っているのは、実に利己的だ。
 67)全く期待していない時ほど、シャッターチャンスはやってくるものだ。
 68)人間が写っている写真の方がより面白みがある。
 69)ダメな写真をいくらPhotoshopしたところで、いい画になるわけはない。
 70)最近では、誰でもかれでもカメラマンである。
 71)パリに行かないと良い写真が撮れない、なんてことはない。
       良い写真は裏庭でだって撮れる。
 72)デジタル一眼でポートレートを撮影する時に、
       グリップが下を向いている人は馬鹿みたいに見える。
 73)カメラは道具だ、オモチャではない。
 74)構成という点において、写真と絵画に大きな違いはない。
 75)写真は趣味ではない。ライフスタイルだ。
 76)言い訳はなし。
 77)オリジナルな写真を撮ること。他人のスタイルをマネしてはいけない。
 78)良い写真とは、見る人がもっと聞きたくなるようなストーリーを持っているものだ。
 79)黒以外のカメラは、人目を惹きすぎる。
 80)機材を多く持ち歩けば持ち歩く程、写真を楽しむ余裕がなくなる。
 81)上手い自画像を撮るのは、思っているよりも難しい。
 82)笑わせることで、モデルの人柄を引き出せる。
 83)撮影中に怪しい人と思われないように。周りの環境に馴染むこと。
 84)風景写真は飽きる。
 85)写真を撮っている時は、まず楽しむこと。
 86)撮った写真は消さないこと。
 87)人や場所を撮影する時は、敬意を表すること。
 88)路上で自然に人々を撮影する場合は、望遠レンズよりも広角レンズを使うこと。
 89)旅行と写真は、最高のカップル。
 90)ヒストグラムの読み方は知っておくこと。
 91)ノイズのある写真は、ボケ写真よりもマシである。
 92)雨の中で写真を撮ることを怖がらないこと。
 93)完璧な写真を撮ろうと必死になるよりも、その瞬間を楽しむこと。
 94)お腹がすいている時は、写真をとらないこと。
 95)写真を通して、自分を再発見することは多い。
 96)写真で得たインサイトを秘密にせずに、世界と共有すること。
 97)写真を撮るのをやめないこと。
 98)写真はただ単純に写真を撮るだけではない。人生における哲学である。
 99)決定的な瞬間を切り取ること。
100)自分自身の写真ティップスリストを書くこと。