2007-09-24

燕岳

9月22日からの三連休を利用し、21日(金)夜に出発して燕岳へ行った。
天候は今ひとつ、という感じだったが、雨が降ることは無いだろうと思って、ツーリングがてらR20をひた走った。

9月21日(金)曇
暖かい。とても9月下旬に入ろうという感じではない。
R20は大垂峠への上りが始まると渋滞となり、先週同様に相模湖ICまで車がつながった。
それでも、前回よりはましな感じだ。
甲府で遅めの夕飯を「すき屋」でとる。さすがにTシャツでは寒くなってきたので、ジャケットを着る。
甲府からは、比較的スムーズに豊科まで行けた。
前回、餓鬼岳から燕岳を縦走した際に、メンバーと集合した豊科駅で寝られると思ったのだが、勘違いだったか。扉が閉まっていて寝られそうに無い。穂高駅の間違いだったかな。
豊科警察署の前のローソンで朝食などを調達して、中房温泉まで行ってしまうことにした。
既に0:00を回っているが、他に思いつくところが無い。
途中、宮城野ゲートあたりで軽四駆に抜かされる。必死で追いかけるが、道慣れしているのか全く追いつけなかった。
1:00を過ぎそうなところで、中房温泉の駐車場へ到着。
早々にテントを張り、30分ほどで横になる。しかし、次々と来る車のライトに照らされ、なかなか寝付けなかった。

自宅19:05-1:00中房温泉(245Km)

9月22日(土) 晴 後 曇
駐車場に停められず、ウロウロする車で起こされる。
寝不足だなぁと感じつつ、体を起こす。
とても秋とは思えないほど、寝苦しい夜だった。途中、一度外に出た時は、満天の星空だった。
やや雲が出ているものの、まずまずの天気である。
バイクを移動して車を停めさせて欲しいという、ランクルの若いグループのためにバイクを移動し出発する。
登山口は整備され、日帰り入浴施設が出来ていた。
丁度、穂高駅からのバスが着いて、トイレは大渋滞。登山届けを書いている間に、さらに渋滞は延びていた。
結局20分ほどして出発した。
確か、第一ベンチまで鉄の階段やら渡し板で補強されていたと思ったが、全て撤去されていた。
ちょっと歩きにくいのは登山口から第一ベンチまで。そこから先は、歩きやすい非常に整備された道である。
第一ベンチや第二ベンチまでは、多くの登山客が「これなら登れる」という声が聞こえた。
それも富士見ベンチに着く頃には少なくなり、皆やっとの思いで合戦小屋に辿り着く。ここから、寝不足の影響がジワリジワリとやってくる。
雲行きが怪しくなってきたので、合戦沢ノ頭まで休むことにしようと思ったが、何を勘違いしたのか行過ぎてしまい、ガスが出てきた2,500m付近で休むことに。
そこから少し登れば、小屋が確認できる。そうしたら、テン場まで一登りだ。
途中、生樽を荷揚げする小屋の人達に追い越され、必ず減らしに行くことを約束する。
予定では11:00過ぎかな、と思っていたが、ほぼコースタイム通りに到着できた。
到着して、早速燕岳へ行こうと思ったが、生憎のガスで行く気がそがれた。
減らすと約束した生ビールで喉を潤し、一息ついた辺りでガスが晴れて裏銀座が見えてきた。
弓折、三俣、鷲羽、水晶が良く見える。
カメラと三脚を持って山頂へ行く。途中、少し日が出て暑い。水を持ってこればよかったと後悔する。
急いで降りてもすることが無いので、山頂で酔い覚ましをして、14:00頃に小屋に戻る。
途中、イルカ岩を知る。これまで知らなかった。
イルカ岩周辺は、コマクサの株がちらほらと復活しつつあるが、イルカ岩で記念写真を撮るのだろうか、足跡が多く見られた。

小屋に戻って、やっぱりビールが呑みたくなり、缶を購入。
小屋の前で飲んでいたら、山頂から戻ってくる途中ですれ違った若い兄ちゃんが、「ダメだ、だめだ」と戻ってきた。
どうやら写真を撮りにきたのだが、生憎の天気で撮影できなかった、ということだ。
二人連れで、もう一人としばらく話をする。彼らは、当初新穂高へ行ったが、駐車場が一杯で断念。上高地もダメで、流れ流れて中房まで来たそうだ。
写真が撮れないし、明日は雨という予報を聞いて下山するという。
こっちは、テント張っちゃったし...ま、朝の様子でサッサと下山しよう。
夕方、多少ガスが晴れたが、まったくいい写真は取れなかった。
つまみを忘れたため、ひたすら呑むしかなく、持ってきた焼酎を全て空けてしまった。

5:15起床6:05-6:15登山口6:35-7:10第一ベンチ-7:30第二ベンチ7:45-8:45富士見ベンチ9:00-10:00休2,520m10:10-10:45燕山荘幕営場


夜中の1時に到着。やや紅葉。ガスで視界が悪い。


とりあえず生。800円也。時々ガスが晴れて姿を現す燕岳。


左に鷲羽、水晶が見える。4回目かな。頂上。



ダケカンバの実イルカ岩




今日の寝床


9月23日(日) 晴 後 曇 時々 雨
未明、トイレに目覚めると満天の星空に有明の夜景が綺麗に見える。
バルブ撮影しようかなぁ、と思うが、眠気に勝てず寝てしまった。
再び起きると、既に白みかけて高曇り。しかも雲海で夜景も見えず。
しかも、昨晩挑戦した"めし袋"で炊いた米は糠が取りきれず、しかも芯飯状態で量も多い。
我慢して全て平らげたが、次回からは75gでいいだろう。
撤収を急いで、小屋横の展望台から日の出を待つ。
生憎の天気だが、表銀座から裏銀座を一望できたのは、まずまずと言って良いだろう。
小屋で幕営手形を返し、熊除け鈴の小さいのを購入する。
最近、何処の山に行っても熊出没注意とあるので、そろそろ用意しようと思っていたので丁度良い。
ほんとは付けたくないのだが、チリンチリンという音に慣れようと我慢する。
当初は、もっと時間がかかると思っていのだが、下山もほぼコースタイム通りだった。
途中、2~3回足首を捻りそうになるが、何とか踏ん張る。
だんだん疲れてくるので、注意しながら第一ベンチからの下りは、ゆっくり目に下る。
登山口に荷物をデポして、先にバイクを回収する。登山口下の日帰り入浴用駐車場にバイクを停め、荷物を仕分けしてバイクに固定し、中房温泉に入る。
温泉に入った途端に、体がスベスベして心地よい。
下山途中で知り合った長野市の男性と意気投合する。
この男性、単独で餓鬼から縦走し、どうやら奥さんに迎えに来てもらい車を回収するということだ。羨ましい。
蕎麦を食べに行こうか迷ったが、天候が悪くなりそうなので帰りを急ぐ。
案の定、笹子トンネル辺りで雨に遭うが、我慢して走りぬけると上野原辺りで雨が上がった。
相模湖IC手前から渋滞がひどくなり、慎重にすり抜けながら、帰りも6時間で戻ってこれた。
これで燕岳は、一応春夏秋冬を制覇、かな。
(冬は山荘までしか行っていないんだけど)

日の出前陽が出た。


大天井岳と槍~穂高有明山と日の出


燕岳紅葉と燕岳


登山口に昨年出来た日帰り温泉綺麗で気持ちが良い。


ローソン信州フェアのサーモン押し寿司同じくお茶


4:00起床5:00-発6:30-7:00合戦沢ノ頭-7:10合戦小屋-7:30富士見ベンチ7:45-8:45第一ベンチ9:00-9:25登山口10:55-16:50自宅

197.2Km/6.00L@137円:塩尻市広丘野村1369-15 太陽鉱油19号線塩尻
382.9Km/5.58L@136円:20号甲府・双葉SS
469.0Km/4.04L@139円:府中市美好町2-3 ユニオン石油(株) 府中ウェストSS