2017-08-14

向日葵、そして久しぶりの山歩き

今年のお盆は天気が良くなく、ちょうど夏季休暇の一週間は傘マークが続きます。
久しぶりに山歩きをしようと少しでも天候の良い日程で組んだのですが、やはり駄目でした。
まずは久しぶりの向日葵撮影です。
雨の中、目指すは花の都公園です。
こちらは、百日草や向日葵の時期は5:00から駐車場が使えます。
先日の台風5号(ノルー)で向日葵が倒れてしまい、スタッフが一本一本起こしたそうです。
こんな雨では、カメラマンはいないだろうなぁと思っていたら1名先客がいました。
周囲の向日葵は起こされていますが、真ん中の向日葵は倒れたままでした。
それでも、ここまでよく立て直したものです。
百日草も、かなり傷みが見られるものの、向日葵とのコラボレーションで雨の中でも楽しく撮影できました。
雨も強くなってきたので、撮影を切り上げて明野の向日葵畑に移動しました。
途中、コスモスが咲いているところがあり、季節は確実に秋に向かっているだなと感じました。
雨の中
移ろう季節
トンネルを幾つか抜けると、なんと青空が見えるではないですか。
駐車場に着くと、すでに多くの観光客が向日葵畑で記念撮影していました。
こちらの会場の駐車場はお昼前から待ち渋滞となるので早めに入るか、東の会場の駐車場に入れて歩くのが得策です。
向日葵、ヒマワリ、ひまわり
ここでも、コスモスが咲いていて蜂達が花粉を一生懸命集めていました。
「お、おもい...」
太陽に向かって咲く向日葵は若いものだけで、年をとると種を成長させるため向きを固定させるそうです。
多くは、露などを早く乾燥させるために東向きになるそうです。
それでも「ひねくれ者」はいるもので、某ワークショップの記念撮影でも後ろで違う方向を向いて自撮りしている人がいるなぁ...
一人だけ記念撮影
車に戻ってお昼を食べおわったら夕立があり、車から出られなくなりました。
1時間半ほどでしょか。
丁度よいので、お昼寝してから再度撮影に向かいました。
雲間から光芒がさして、フォトジェニックな感じです。
夕方になって、何やら玄人っぽい人が来たなぁ、と思ったら、なんとハチマキ王子ことTさんでした(ハチマキしていなかったので最初気が付かなかった)。
夕焼けを期待したのですが、西の地平線近くに厚い雲が出てしまい焼けることはありませんでした。

Tさんから、素晴らしいプレゼントをいただき、山歩きからの帰宅途中に観たのですが、運転に集中できませんでした (早朝で車が少なかったのが何よりでした)。
さてTさんとわかれ、山歩きのために近くの道の駅に移動です。
途中、地元のスーパーに立ち寄り夕食とツマミを仕入れ、道の駅で一人宴会して早々に寝ました。
翌朝、雨は小降りでしたがガスが濃く撮影は期待できそうもないなと思い、ビバーク予定を止めて日帰りにし、軽めの撮影に切り替えました(念のためビバーク装備はそのまま)。
久しぶりの山歩きです。
これまで八ヶ岳は色々なルートで歩いているのですが、今まで歩いたことがない杣添尾根からのアプローチです。
登っていくすべての人に抜かれ、やっとの思いで稜線に上がると世界は乳白色でした。
ちょうど、ミヤマシオガマ(でしょうか)やタカノツメクサ、イチヨウラン(と思われる)、ヒメシャジンなどが咲いていました。
横岳から硫黄岳途中にコマクサが咲いているようなのですが、完全にガスに覆われてしまっていたので行く気力が失せました。
岩稜の彩り(ミヤマシオガマ) (クロップ)
一方南は時折ガスが晴れて、一瞬ですが赤岳を望むことができました。
ガス晴れる
ビバークするか迷いましたが、とてもガスが取れて晴れるようには思えなかったので下山することにしました。
左足に麻痺があるので、下山は慎重です。
コースタイムよりも1.5倍程度かかりましたが、なんとか車にたどり着けました。
走り始めてすぐに雨になり、ギリギリのタイミングでした。
このまま帰宅すると夜中になってしまうので、昨晩寄ったスーパーでお弁当、そして今晩車中泊する道の駅近くのディスカウントストア(爆安!)で炭酸麦芽飲料を調達し、道の駅で疲れを癒やしながら寝て、夜明け前に帰宅の途につきました。