2008-02-19

鳳凰(夜叉神峠~杖立峠)

15日に年休をとり、14日夜から17日まで夜行2泊3日で、鳳凰三山へ行った。
今回は、これまで、何度か一緒に登った二人の女性と、初めて登る二人の男性のパーティに急遽パーティに加えてもらっての参加である。テントの手配、食料など、色々迷惑をかけてしまい申し訳なかった。

今回は天候に恵まれ、大きく崩れることもなかった。
初めての冬季南アルプスで、かつパーティで用意してくれた食料の豪華さに眩暈を覚えた。
こんな山行に参加したら、私が単独で行く山は寂しいものだ。また一つ、山の楽しみを教えてもらった。

さて、行程である。
甲府駅で仮眠したのだが、ノッケからマットを忘れる失態を犯してしまった。
たまたま、銀マットを持参したメンバーから借りて、何とか二泊を過ごす事が出来た。
感謝感謝である。

15日(金)晴
甲府駅で車での参加のメンバーと合流し、芦安へ向かう。
既に、ゲートは閉まっていて、山の神からの林道歩きを強いられることは分かっていた。
南アルプス温泉ロッジに近い市営第三駐車場に車を停車し、朝食を済ませて準備をする。
山の神が良く分からず、そのまま林道を歩き、途中から旧道に入って夜叉神登山口を目指す。
2時間程して登山口にある小屋が見えて一休憩。
ここから、積雪も増えてくる。
夜叉神峠まで60分~80分とあるが、実際には2時間かかった。
理由の一つは荷物が重いことだろうが、寝不足も大きな要因だ。
何年も前のことだが、秋に縦走したときも寝不足で、歩きながら眠った記憶がある。

結構な急登もあり、夜叉神峠まで2時間かかった。
しかし、そこから見える景色は、疲れを忘れさせてくれるものだった。
雪を抱いた白根三山、南に赤石岳、悪沢、千枚岳を望むことができる。
やっと、持ってきたNIKON D40xと三脚の出番である。
(最近知ったのだが、D40xは生産終了)

しかし、ここからマダマダ長い。
夏道なら、杖立峠まで2時間なのだが、倍の4時間かかる。
途中、50歩ほど歩いて一呼吸、という状態だ。少々、バテも入ってきている。
杖立峠を過ぎて下り斜面に入ると、いっそう雪が深くなってきた。
時間も14:30を過ぎたあたりだったので、峠で切ることになった。

16日(土)晴
行ける所まで、ということで、1時間を目処に空荷で登る。
昨日は、持参したワカンを貸したのだが、今日は先頭を歩く。
雪は、膝下から脛の辺りだ。荷物があれば、それなりのラッセルだったろう。
7:30を過ぎて、先の方に明るい場所が見えたので、小休止する。
ここが火事場跡と思い、写真を撮影する。
メンバーの一人が、この先にもっと良い場所がある、と言うので、30分ほど登る。
なるほど、確かにここはいい。
後で分かったが、ここが火事場跡2,300m付近であった。

白根三山を堪能して、幕営地まで戻りテントを撤収し下り始める。
いつものことだが、下りは早い。
途中、男女のパーティとすれ違う。
夜叉神峠まで1時間で下る。このまま(車の場所まで)下れる時間だが、なんだかもったいない。
この峠でもう一泊を進言する。
正直、白根三山には雲がかかって、翌朝の朝焼けは期待できない。
峠には、先週も登山口から4時間かけて登ってきたという夫婦らしきパーティが写真と食事をとっていた。

しかし、折角である。
結局、リーダ判断で峠で泊まることになった。
酒が残り少ないので、16:00頃まで寝ることに。
それから大宴会となり、いつ戻り21:00頃に就寝。

17日(日)
朝から天気が悪い。
寝すぎで、腰も痛い。
朝食を済ませ、テントを撤収して下山を開始する。
旧道をぐんぐんと下る。
車を停めた南アルプスロッジで風呂に入る。
沸かし直しだが、アルカリ泉質で温度もちょうど良く気持ちがいい。
帰りに、山には温泉と蕎麦がつきもの、というメンバーが調べてきた瓢亭を探し当て(看板が無いので分かりにくい)、お目当ての蕎麦を食べる。
大盛はできない、といっていたが、奥からは大盛、という声が聞こえた。これは謎。
清里や八千穂平の帰りも寄りたい、美味しい蕎麦屋です。

15日:3:40起床4:30-5:30芦安市営第三駐車場6:15-8:30夜叉神登山口8:50-9:35休憩9:50-11:00夜叉神峠11:30-12:30(1,935m付近)12:40-14:50杖立峠

16日:4:30起床6:25-7:40休7:50-8:15火事場跡8:50-9:35杖立峠10:35-11:40夜叉神峠

17日:6:00起床8:20-8:50休8:55-9:10登山口9:40-10:30山の神

Webアルバムに公開。今回は透かしを入れてみました。