2011-01-23

冬の滝風景

家内がネタ切れになってしまい悩んでいたので,夜から朝にかけて撮影できる手近な場所を探しました.
ですが,近所には雪が降った場所もなく,霜もおりない状況で,冬景色を撮影するのは困難です.

家内の知り合いと,私が所属する写団薬師・多摩の方とから聞いた,両方で共通した滝へ撮影に行くことにしました.
毎年,氷結の度合いをクイズに(以前は完全氷結日を予想)している有名な滝です.

朝撮影に行くと一日潰れてしまうので,夜から朝にかけて撮影することにしました.
案の定,撮影に来ているのは我々二人だけです.
氷結具合が80%(現地では75%)だったので,いい感じです.
撮影を開始しますが,まずピント合わせに四苦八苦です.
一生懸命ライトで照らしますがダメなので,滝までの凡その距離と同じくらい離れ,お互いのライトでピントを確認し撮影に望みました.
冬月の滝 2011.1.23 冬の滝風景

撮影していたら,いきなり「どぉ~ッン!」という音が響き,目の前で氷瀑が崩れました.
向かって左下の部分の氷が下に溜まっているのがわかると思います.

その後,右下が崩れました.
確かに,夜中だというのに手袋をしなくても耐えられるんです.
そして,バルブ撮影に入ってしばらくしたら,今度は上が崩れました.
これで氷結率は,50%以下になってしまったのではないかと思います.
氷は崩れてしまうし,ピントも合っているかわからない状況と,そろそろ眠くなってきたので戻りました.

家内が寝袋を忘れてしまったため,私の冬用を貸し,私は夏用で我慢しました.
車の窓の目隠しなどして,仮眠していると,どんどん気温が下がってきました.
朝になって,駐車場は直ぐに埋まってしまいました.

どうせ陽も当たらない内に撮りに行っても仕方が無いので,朝食を食べて,体を温めてから撮影に向かいました.
既に滝の周辺には大勢のカメラマンが三脚を立てていました.
ですが,崩れてしまったのを知っているので,何となく滝を撮影する気にはなりません.
崩れた際の破片 2011.1.23 冬の滝風景

それでも何枚か撮影した後,冬の表情を撮影にウロウロして,結局それ程広くない所に2時間も滞在していました.
小さな冬 2011.1.23 冬の滝風景

この後,近くの渓谷で撮影できるポイントがないかウロウロしましたが,撮影意欲も徐々に薄れ,そのまま帰りました.
そうそう,滝の近くの豆腐屋さんに寄って,家内は買う予定がなかった豆腐を買って滝を後にしました.
豆乳を飲みましたが,市販のものより濃くて飲みやすかったです.

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