2015-10-09

紅葉山歩き...ついていない時は、ついていないもの

体育の日が、しなくてもよいハッピーマンデーになって3連休です。
10月10日が体育の日とされた理由の一つに、晴天率が高いことがあります。
なのに、ハッピーマンデーにしてしまったら...
でも今年の10日は土曜日なので、ハッピーマンデーの影響を受けずに運動会が開催されているようです。 午後は雲が多くなりそうですが、夕方までは雨は降らなさそうだし過ごしやすそうですね。
さて我が社は真面目な社員が多いのか、年次有給休暇の取得率向上のため金曜を年次有給休暇充当で強制休みにしているので4連休なんです。
貴重な平日休みですし、今年は紅葉の進み具合が全体に早いようなので、行ってみたかったところへ撮影に行きました。
どうやら雲も少ないようで、星も撮れそうです。
帰宅して慌ただしく準備をして出発し夜中に現地に到着すると、空にはオリオン座の周囲に多くの星が瞬いています。
風が強くて歩くのを躊躇しましたが、初めてラジオを点けながら音量いっぱい(といっても、それほどでもない)にして、熊除け鈴も鳴らしながら闇夜の山道をトボトボと歩いて行きました。
初めてのルートということもあり、途中でロストしましたが直ぐにルートへ戻り目的の場所へ着きました。
しかし...周囲にはガスが立ち込めていて、夜景は綺麗なのですがガスが横切るので撮影しても作品にはならないでしょう。
何より風が強くて、体を休めることが困難です。
下で気温2度程度だったので、体感は氷点下な感じです。
撮影は諦めて、少しでも仮眠して体を休めることにしました。
簡易テント(ツェルト)を設営しますが、風で飛ばされそうです。
マットは装備に入れていなかったので、横になると地面の冷たさがモロに伝わってきます。
夏用のビバーク用寝袋に潜り込みますが、横になるだけで精一杯です。

それでも、明け方まで30分ほど眠ったでしょうか。
朝になってもガスはとれず、日の出の撮影も諦め体を温めるために歩くことにしました。
途中、ガスが切れ始めて紅葉が進んでいる景色が目に飛び込んできました。
ガスがオレンジ色に周囲を照らし、不思議な感じです。
霧氷つく岩肌
オレンジ色の世界

撮影しながら急斜面を下りて行き、ガスが晴れて陽の光で体も温まって空腹をやっと感じられるようなりました。
良さそうなポイントで撮影して、そのまま朝食を食べていた時に一陣の風が斜面を下りて行きました。
まるでスローモーションのように、三脚とカメラが倒れていきます。
何もできないまま、「ガシャーン」という音が...
ボディは何とも無かったのですが、レンズが逝ってしまいました。
どうやらレンズ内のパーツが破損してしまった様です。
メインレンズだったのですが、サブレンズも同じ域なので撮影自体には問題がありません。
しかしショックです...はぁ...でも借用レンズでなくて何よりです。
寝不足で注意が足りていませんでした。
こういう時は、トラブルが続くものです。

立ち直れないまま、トボトボと歩きながら撮影を続けて、一旦ゆっくり休むことにしました。
朝食の続きをして、風のないところで休んでいたらウトウトして30分ほど眠ってしまいました。
こんなにノンビリとした山歩きは、初めてです。
黄色い絨毯
草紅葉に覆われる外輪

また歩きながら、色づいたカラマツの原生林の中を歩いて撮影を楽しみました。
平日ということもあってか、登山客は少なく、数えるほどのパーティしか会いませんでした。
それでも、高崎から来たという方、大阪弁のご夫婦など、言葉を交わしながら歩いていきます。
入山規制があるため、歩ける範囲は限られていますが十分楽しめました。
噴煙は見られず

途中、サブレンズのレンズキャップがないことに気が付きました。
『やっちまった・・・』
続く時は続きます。
こうなると、下山や帰りの運転も気をつけないといけません。
足の早い若いご夫婦に抜かれましたが、先で足を止めて何やら撮影しています。
声をかけるとカモシカが食事中とか。
覗きこんだらいました。
目があったので撮影の準備で目を話した時に、場所を移動してしまい撮影できませんでした。
こういう時にコンパクトカメラがあるといいですね。
やっぱり装備に入れておこう。

夕焼けがどうかな、と思いポイントで休んでいましたが、雲が厚くなり始めたため下山することにしました。
上りは真っ暗で分からなったルートも、確認しながら歩けました。
丁度、帰宅ラッシュにぶつかるため、要所要所でプチ渋滞に遭い、燃費が悪くなっていきます。
コレはよくないですし、何より眠い。
何度かヒヤリとすることもあったので、途中で横になり30分ほど寝るつもりが、起きたら1時間立っていました。
寝不足と疲れとショックだったのでしょう。

何事もなく、無事に帰宅できました。
連休のイベントは、コレで終わりです。
さてレンズをどうするか、考えないと。
なお、レンズキャップは落下防止の紐が付けられるものを注文しました。
山だと枝とかにぶつかって、紛失する恐れがありますから...
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