2019-05-12

マルチコントロールパック MF-28操作方法

ニコンプラザ新宿スタッフの方に、MF-28の操作方法を教えてもらいましたので、ここにメモします。
マニュアルはSCでは扱っておらず、中古のものを購入するしかないようです。
インターバル撮影とかしないので、基本的なデータの焼き込み方法です。
設定は、NIKON F5のメインコマンドダイヤル(背面左上の露光時間を設定するダイヤル)で行います。
電池は、CR2025を2個使います。
本体の電源が入っている(十分な電圧が確保されている)とき以外に、MF=28の電源から給電されます。

  • データの写し込み濃度
    フィルムの販売が中止となり、ほとんどがISO50かISO100だと思います。
    ISO感度が64までは[L]、80~160は[M]が設定濃度となります。
  1. (SEL)を押しながら[メインコマンドダイヤル]を回して|をフィルム感度表示モード(液晶画面の左上)に移動させます。
  2. (SEL)を押しながら[メインコマンドダイヤル]を回し、光量レベルを設定します。
    レベルは、L→M→H1→H2→A→L・・・と変わります。
    Aにすれば、カメラ本体側のISO感度設定に合わせた光量レベルになるので、通常はAで良いと思います。
    ただしPROVIA100/400は、Aでは写し込めないので、M(ISO100)またはH1(ISO400)にしてください。
  • 日付と時刻の設定方法
  1. (FNC)を押しながら[メインコマンドダイヤル]を回して、|の表示をDATA(液晶表示外)の位置に移動します。
  2. (MOD)を押しながら[メインコマンドダイヤル]を回して、[年月日時分秒]を表示します。
  3. (SEL)を押しながら[メインコマンドダイヤル]を回して[年]を点滅させます。
    さらに(ADJ)を押しながら[メインコマンドダイヤル]を回して、数値を変えて「2019」にします。
  4. 以下、同様の手順で[月][日][時][分][秒]を設定します。
    なおMF-28は24時間表示なので、12時以降は13~23時となります。
  5. 日付、時刻の設定を終えたら、(SEL)を押しながら[メインコマンドダイヤル]を回し[年][月][日][時][分][秒]の点滅を止めれば設定は完了です。
  • データの写し込みの設定方法(FNC)を押しながら[メインコマンドダイヤル]を回して、|の表示をDATA(液晶表示外)の位置に移動します。
    ここでコマ内かコマ間の、どちらに写し込みかで|の位置が変わります。
    【コマ間に写し込む場合】
  1. (MOD)を押しながら[メインコマンドダイヤル]を回して写し込みたいデータを選択します。選択は液晶左側下部のコマ間の[DATA]から、左に伸びている線の位置に|を移動します。
    データには以下がありますが、年月日時分秒または任意文字列の場合は、あらかじめ設定(年月日時分秒は上記参照)しておく必要があります。
    - 年月日時分秒
    - 年月日時分秒+任意文字8桁
    - 月日時分+任意文字列8桁
    - 日時分秒+任意文字列8桁
    - 任意文字列22桁
    - フィルムカウント数値
    - 露出値
    - オートブラケティング適正値(BKT設定時)
    - 任意文字列18桁+西暦年
  2. (S/R)を押して|の左で(<の向きの)▲が表示されれば設定完了です。
    [PRINT]がコマ間表示されれば、写し込まれます。

      【コマ内に写し込む場合】
  1. (MOD)を押しながら[メインコマンドダイヤル]を回して写し込みたいデータを選択します。選択は液晶左側下部のコマ内の[DATA]から、左に伸びている線の位置に|を移動します (一番下です)。
    写し込むデータは、上記を参照してください。
  2. (S/R)を押して|の左で(<の向きの)▲が表示されれば設定完了です。
    [PRINT]がコマ間表示されれば、写し込まれます。
コマ間、コマ内の両方にデータを移し込めるようですが、ニーズはないと思いますので説明は省略します。

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